1 <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
3 <title>フィルタの使用<indexterm>
4 <primary>filters</primary>
6 <seealso>file filters</seealso>
8 <seealso>file masks</seealso>
10 <seealso>line filters</seealso>
12 <seealso>substitution filters</seealso>
16 ファイルやフォルダ比較の際、比較範囲を限定するためにファイルフィルタを使用することができます。
17 これは、比較結果から、あなたが興味のない差異を取り除きたい場合に便利です。
19 WinMerge は、ポピュラーな PCRE (Perl Compatible Regular Expressions) 正規表現エンジンを使用しています。<indexterm>
20 <primary>regular expressions</primary>
22 <secondary>supported engine</secondary>
23 </indexterm><indexterm>
24 <primary>PCRE regular expression engine</primary>
25 </indexterm><indexterm>
26 <primary>regexp</primary>
28 <see>regular expressions</see>
32 <!-- TODO: ちょっと自信ない-->フィルタの基本機能はシンプルです。
33 通常比較されるであろう、それぞれのアイテム(フォルダ、ファイル、ファイル中の行)を評価し、
34 対象のアイテムがフィルタ式にマッチした場合、フィルタを適用します。
35 フィルタタイプにより、アイテムは、比較に含められるか、除外されるかのどちらかです。</para>
37 <para>フォルダ比較用とファイル比較用の異なる WinMerge
42 <term>フォルダ比較: ファイルマスクとファイルフィルタ<indexterm>
43 <primary>comparing folders</primary>
45 <secondary>filtering</secondary>
50 <!-- TODO:ちょっと複雑すぎる気がする-->
51 単純なファイルマスク、または、より複雑なフィルタにより、
52 ファイルフィルタ中で指定された複数の規則を適用することで、
53 フォルダ比較中に含めるファイルを指定することができます。
54 ファイルマスクとファイルフィルタの両方を、同一の操作中で適用することができます。</para>
57 フィルタされるファイルやフォルダは、デフォルトで隠されます。
58 それは、典型的にあなたが望むものでしょう。フィルタされたアイテムを表示するには、
61 <guimenuitem>スキップされた項目の表示</guimenuitem>
62 </menuchoice>をクリックしてください。
63 しかし、フォルダ比較ウィンドウは、それらについて最小限の情報しか表示しません。
64 例えば、あなたは、スキップされたファイルがテキストファイルかバイナリファイルか判らないでしょう。</para>
69 <term>ファイル比較: 行フィルタと置換フィルタ<indexterm>
70 <primary>comparing files</primary>
72 <secondary>filtering</secondary>
77 行フィルタは、ファイル比較操作のみに適用されます。
78 それにより、単一行の差異を無視することができます。</para>
79 <para>置換フィルタは、ファイル比較操作のみに適用されます。
80 置換フィルタは、diffブロック内の文字列を指定された文字列に置換して比較し、
81 結果が一致する場合はそのdiffブロックを無視します。
82 これは、興味のない多数の変更を無視するのに役立ちます。
88 <section id="Filters_Mask">
89 <title>ファイルマスクの使用<indexterm>
90 <primary>file masks</primary>
91 </indexterm><indexterm>
92 <primary>filters</primary>
94 <secondary>file masks</secondary>
95 </indexterm><indexterm>
96 <primary>filters</primary>
98 <secondary>in folder comparisons</secondary>
101 <para>フォルダ比較中に含める拡張子を指定する、1つか複数の
102 <glossterm>ファイルマスク</glossterm>を使用することができます。
103 その他すべてのファイルは、選択から省かれます。</para>
105 <section id="Filters_MaskApply">
106 <title>ファイルマスクと定義と適用<indexterm>
107 <primary>コマンドライン</primary>
109 <secondary>ファイルマスクの適用</secondary>
113 フォルダ比較操作を実行時に、ファイルマスクを定義し適用する:</para>
118 ファイルまたはフォルダの選択ダイアログを使用しているなら、
119 <guilabel>1(左)</guilabel>と
120 <guilabel>2(右)</guilabel>のフォルダ選択後、
121 <guilabel>フィルタ</guilabel>フィールドへ、
122 1つか複数のファイルマスクを入力してください。
123 マスクは、フォルダ比較操作を開始した時に適用されます。</para>
127 <para>WinMergeのコマンドラインを使用している場合は、ファイルマスクを指定する
129 <!-- TODO: /f の誤り? -f でもいける? -->
130 <option>-f</option>フラグ(次のセクションの例を参照)を使用してください。</para>
135 フィールドやコマンドラインで、ファイルマスクとファイルフィルタの、
136 両方を指定することはできないことを憶えておいてください。</para>
139 <section id="Filters_MaskSyntax">
140 <title>ファイルマスクの文法と例<indexterm>
141 <primary>rules</primary>
143 <secondary>file masks</secondary>
144 </indexterm><indexterm>
145 <primary>filters</primary>
147 <secondary>file masks</secondary>
148 </indexterm><indexterm>
149 <primary>regular expressions</primary>
151 <secondary>in file masks</secondary>
154 <para>このシンタックスは、ファイルマスク用です:</para>
156 <synopsis>*.[<replaceable>拡張子</replaceable>][<replaceable>区切り文字</replaceable>*.<replaceable>拡張子</replaceable>...]</synopsis>
158 <para>有効な区切り文字はスペース、カンマ、コロン、セミコロンです。</para>
160 <para>拡張子なしのマスク(<filename>*.</filename>)は、
162 <filename>README</filename>
163 </filename>の様な、拡張子なしのファイルを選択します。</para>
166 <title>ファイルマスク</title>
169 このコマンドラインの例では、フォルダ比較操作は、拡張子
170 <filename>xml</filename>か
171 <filename>txt</filename>のファイルのみを含みます。
172 その他すべてのファイルは省かれます:</para>
175 <userinput>WinMergeU c:\project\docs c:\temp /f *.xml;*.txt</userinput>
181 <section id="Filters_FileFilter">
182 <title>ファイルフィルタの使用<indexterm>
183 <primary>filters</primary>
185 <secondary>file filters</secondary>
186 </indexterm><indexterm>
187 <primary>filters</primary>
189 <secondary>in folder comparisons</secondary>
193 <glossterm>ファイルフィルタ</glossterm>は、拡張子
194 <filename>flt</filename>のテキストファイルです。
195 これらは、フォルダ比較用の複数のフィルタルールを適用することを可能にします。
196 <!-- FIXME: いい訳思いつかず-->
197 ファイルマスクと異なり、ファイルフィルタは、含むか除外、どちらかにマッチすることができます。</para>
200 <primary>file filters</primary>
202 <secondary>template</secondary>
204 WinMergeは、たくさんの定義済ファイルフィルタをインストールします。
205 もし、必要なフィルタが、これらのファイルフィルタで提供されていなかったら、
207 タスクをもっと簡単にするために、WinMergeは、
208 <filename>FileFilter.tmpl</filename>という名前のテンプレートも提供しています。
209 このセクションは、比較にファイルフィルタを適用する方法と、ファイルフィルタの文法を説明します。
211 <xref linkend="Filters_dlg" />では、フィルタの追加、編集、管理方法について説明します。</para>
213 <section id="Filters_FileFilterLoc">
214 <title>ファイルフィルタの場所<indexterm>
215 <primary>Filters folders</primary>
217 <secondary>locations</secondary>
218 </indexterm><indexterm>
219 <primary>file filters</primary>
221 <secondary>locations</secondary>
224 <para>WinMergeは、次の場所のファイルフィルタを自動的に検出します:</para>
227 <term>WinMerge インストールフォルダのFilters フォルダ</term>
231 ここには、定義済ファイルフィルタがインストールされています。例えば、
232 <filename>C:\Program Files\WinMerge\Filters</filename>。
233 システム上のすべてのユーザーに有効にするために、
234 ここにファイルフィルタを作成、または、コピーすることができます。</para>
237 新しいファイルフィルタを作る前に、定義済フィルタに必要なものが含まれているか確認してください。
238 含まれていない場合、定義済ファイルの中から役立つルールが見つかるかもしれません。</para>
243 <term>デフォルトプライベートフィルタフォルダ</term>
245 <para>このフォルダの場所は、WinMerge
246 オプションの、システムページで定義されています。
247 デフォルトでは、あなたのユーザプロファイルフォルダのサブフォルダとして指定されています
248 (Windows 10なら、<filename>Documents\WinMerge\Filters</filename>)。
249 通常、ここに作成、または、コピーされたフィルタは、
251 新しいファイルフィルタを作成したら、それらをプライベートにするために、
252 ここにコピーすることができます。</para>
258 その他のフォルダにあるファイルフィルタを適用する前に、
259 それらをインストールしなければなりません。</para>
262 <section id="Filters_FileFilterApply">
263 <title>ファイルフィルタの適用<indexterm>
264 <primary>ファイルフィルタ</primary>
266 <secondary>適用</secondary>
270 次のいくつかの方法で、ファイルフィルタを適用することができます:</para>
274 ファイルまたはフォルダの選択ダイアログから、フォルダ比較を起動した時:</para>
279 <guilabel>1(左)</guilabel>と
280 <guilabel>2(右)</guilabel>のフォルダ選択後、
281 <guilabel>フィルタ</guilabel>フィールドの隣にある
282 <guibutton>選択</guibutton>ボタンをクリックしてください。</para>
287 フィルタダイアログで、ファイルフィルタを選択し、
288 <guilabel>フィルタ</guilabel>フィールドへロードするには、ファイルフィルタタブを使用します。</para>
292 ファイルフィルタが有効になっている(訳注:
293 何れかのファイルフィルタが選択されている状態)場合、選択されたファイルフィルタは、
294 <guilabel>フィルタ</guilabel>フィールドへ既にロードされています。</para>
301 比較操作を続けてください。操作を開始した時、
302 <guilabel>フィルタ</guilabel>フィールドのファイルが適用されます。</para>
309 フォルダ比較操作起動後(違うフィルタを適用した、
310 または、フィルタを無効にしてしまった時など)にファイルフィルタを変更するには:</para>
315 <guimenu>ツール</guimenu>
316 <guimenuitem>フィルタ</guimenuitem>
317 </menuchoice>をクリックしてください。</para>
322 フィルタダイアログで、新しいフィルタを設定し、
323 <guibutton>OK</guibutton>をクリックしてください。</para>
328 フィルタダイアログを閉じた時、新しいフィルタは自動では適用されません:
329 フォルダ比較ウィンドウ中で新しい結果を見るには、
330 <keycap>F5</keycap>を押下してください。</para>
337 <primary>command line</primary>
339 <secondary>applying file filters</secondary>
340 </indexterm>WinMerge コマンドラインから、
341 フォルダ比較起動時にファイルフィルタを指定するには、
343 <!-- TODO: /f の誤り? -->
344 <option>-f</option>フラグを使用してください。</para>
350 ファイルマスクとファイルフィルタの両方を指定する
351 ことはできないことを思い出してください。</para>
354 <section id="Filters_FileFilterSyntax">
355 <title>ファイルフィルタの文法<indexterm>
356 <primary>rules</primary>
358 <secondary>file filter</secondary>
359 </indexterm><indexterm>
360 <primary>file filters</primary>
362 <secondary>syntax</secondary>
365 <para>このセクションは、WinMerge
366 ファイルフィルタの文法と、記述のためのガイドラインの提供について説明します。</para>
370 コメント記号の後にある、行内のすべての文字は無視されます。
371 WinMergeは、ルール中のほとんどの空白文字を無視します。
372 しかしながら、通常は、コメントの前に1つか複数の空白文字(スペースかタブ)が置かれるでしょう。
374 <code>##</code>を文字列として使用するには、後ろの空白文字を取り除いてください。</para>
376 <para>ファイルフィルタで、まずはじめに必要な2行は:</para>
384 ファイルダイアログに表示されるフィルタ名です</para>
393 適用されるフィルタタイプです。次の値のうち、1つを指定してください:</para>
401 指定されたルールにマッチしたアイテム以外はすべて含めます。</para>
410 指定されたルールにマッチしたアイテム以外はすべて除外します。</para>
413 メソッドを選択した時は、サブフォルダを指定する
414 <guilabel>d</guilabel>(ディレクトリ)ルールも追加しなければなりません。
415 このように、すべてのサブフォルダを指定するのは、通常良いアイデアです:</para>
417 <screen>d: \\*$ ## Subfolders</screen>
424 これらの用語で混乱しないでください。ファイルフィルタの
426 <guilabel>include</guilabel>ルールは、「何を含めるか」を指定するわけではありません。
427 「何を<emphasis>含めない</emphasis>」かを指定します。
428 同様に、<guilabel>exclude</guilabel>ルールは、「何を除外する」かを指定するわけではありません。
429 「何を除外しないか」を指定します。</para>
436 次に、フィルタファイルは、1つ以上のフィルタルールを含むべきです。
437 あなたは、たくさんのルールを好きなだけ追加できます。
438 1行には1つのルールがあるべきで、それぞれのルールは、
439 それぞれ1行にあるべきです(ルール中での改行は許可されません)。
440 (訳注: 回りくどいですが、「ルールは1行で記述してください」ということです。)
443 <guilabel>f:</guilabel>か
444 <guilabel>d:</guilabel>を含み、その後に、正規表現が続きます:</para>
448 <term>f: <replaceable>regexp</replaceable></term>
451 <para>ファイルにマッチ、または、</para>
456 <term>d: <replaceable>regexp</replaceable></term>
459 <para>フォルダにマッチ</para>
465 多くの正規表現の特殊文字の中で、次の文字は、ファイルフィルタでは特に重要です:
467 <primary>regular expressions</primary>
469 <secondary>special characters in filters</secondary>
470 </indexterm><indexterm>
471 <primary>regular expressions</primary>
473 <secondary>in file filters</secondary>
482 ルールが正しく動作するために頻繁に必要になります。</para>
491 ルールが正しく動作するために頻繁に必要になります。例えば:</para>
494 <filename>c</filename>のファイルのみにマッチします。
495 \.c ## <filename>cpp</filename>や
496 <filename>com</filename>のような、拡張子が
497 <filename>c</filename>で始まるファイルにマッチします。</screen>
502 <term>\ (エスケープ)</term>
506 通常の文字を、特殊文字にマッチさせるために使います。
508 フォルダ区切り文字のバックスラッシュの前に、
509 バックスラッシュを置きます(<code>\\</code>)。
511 バックスラッシュを指定し、その後にドットを置きます(<code>\.</code>)。</para>
516 <para>特殊文字やワイルドカードは、ファイル名とマッチさせるためには、使用されません。
517 ある型のすべてのファイル名にマッチするためには、単にファイル名を省略します。</para>
519 <para>ルールは、大文字・小文字を区別しません。例えば、
520 <code>f: \.bat$</code>は、
521 <filename>winmerge.bat</filename>と
522 <filename>compare.BAT</filename>にマッチします。</para>
525 <title>ファイルフィルタルールの例</title>
527 <para>シンプルなファイルフィルタルール:</para>
529 <screen>f: \.cpp$ ## <filename>*.cpp</filename>ファイルにマッチ
530 f: \.h$ ## <filename>*.h</filename>ファイルにマッチ
531 f: ^My ## <filename>My*.*</filename>ファイルにマッチ
532 f: Dlg\. ## <filename>*Dlg.*</filename>ファイルにマッチ
533 d: \\test$ ## <filename>test</filename>フォルダにマッチ
534 d: ^\\Build$ ## <filename>Build</filename>フォルダマッチ
535 d: Temp$ ## <filename>*Temp</filename>フォルダにマッチ (例:<filename>FirstTemp</filename>)
536 d: Src ## <filename>*Src*</filename>フォルダにマッチ</screen>
539 いくつかのルールは、もっと複雑な正規表現です:</para>
541 <screen format="linespecific">
542 f: ^\.#.*$ ## <filename>.#filename.version</filename>ファイル
543 f: Dlg\.c(pp)?$ ## <filename>*Dlg.c</filename>と<filename>*Dlg.cpp</filename>ファイル
544 f: ^I.*\.h$ ## <filename>I*.h</filename>ファイル
545 f: Srv[1-9]\.def$ ## <filename>*Srv1.def</filename> から <filename>*Srv9.def</filename>ファイル
546 f: ^[h,k,m] ## <filename>h*.*</filename>d、<filename>k*.*</filename>、<filename>m*.*</filename>ファイル</screen>
551 <section id="Filters_LineFilter">
552 <title>行フィルタの使用<indexterm>
553 <primary>フィルタ</primary>
555 <secondary>行</secondary>
556 </indexterm><indexterm>
557 <primary>フィルタ</primary>
559 <secondary>in file comparisons</secondary>
563 ファイル比較で単一行を無視するために、行フィルタを使用することができます。
564 例えば、コメント、生成されたコードの決まった型や、
565 バージョン管理システムのタイムスタンプの様なものを無視するために、
566 行フィルタを使うかもしれません。各行フィルタは1つのルールです。
567 ファイル比較のために、たくさんの行フィルタを使用することができます。</para>
569 <para>フィルタの追加、編集、管理については、
570 <!-- TODO: リンク切れ? --><xref linkend="Filters_dlg" />を参照してください。</para>
572 <section id="Filters_LineFilterApply">
573 <title>行フィルタの適用</title>
576 次の方法で、行フィルタを適用することができます:</para>
580 ファイルまたはフォルダの選択ダイアログから、
586 <guilabel>1(左)</guilabel>と
587 <guilabel>2(右)</guilabel>のファイル選択後、
588 <guilabel>フィルタ</guilabel>フィールドの隣の
589 <guibutton>選択</guibutton>をクリックしてください。</para>
593 <para>フィルタダイアログで、使用したい行フィルタを有効化するため、
594 また、現在どの行フィルタが有効かを確認するには、行フィルタタブを使います。</para>
598 <guilabel>フィルタ</guilabel>フィールドは、
599 どの行フィルタが有効化されているかを表示しません。</para>
607 操作を開始した時に、有効化された行フィルタが適用されます。</para>
615 (違うフィルタを適用した、または、フィルタを無効にしてしまった時など)は、</para>
620 <guimenu>ツール</guimenu>
622 <guimenuitem>フィルタ</guimenuitem>
623 </menuchoice>をクリックしてください。</para>
628 ファイルフィルタタブを開いてください。</para>
633 あなたが適用したい行フィルタの行にチェックしてください。
634 また、適用したくないフィルタは、チェックを外してください。</para>
637 <guibutton>新規</guibutton>、
638 <guibutton>編集</guibutton>、
639 <guibutton>削除</guibutton>ボタンを使用して、
640 フィルタを追加、編集、削除することもできます。</para>
644 <para>行フィルタ機能を有効にするには、
645 <guilabel>行フィルタを有効にする</guilabel>にチェックしてください。
646 行フィルタ機能を無効にするには、チェックを外してください。</para>
651 <guibutton>OK</guibutton>をクリックして、
652 ファイルフィルタダイアログを閉じてください。</para>
657 <keycap>F5</keycap>を押下して変更を適用し、
658 ファイル比較ウィンドウをリフレッシュしてください。</para>
665 <section id="Filters_LineFilterSyntax">
666 <title>行フィルタの文法<indexterm>
667 <primary>rules</primary>
669 <secondary>line filter</secondary>
670 </indexterm><indexterm>
671 <primary>filters</primary>
673 <secondary>line</secondary>
674 </indexterm><indexterm>
675 <primary>regular expressions</primary>
677 <secondary>in line filters</secondary>
681 <!-- TODO: わかりにく。。。-->行フィルタは、行フィルタルールが有効化されている場合、
682 比較ファイル中の単一行の差異毎に評価されるルールです。
683 単一行の差異にルールがマッチした時、その差異は無視されます。</para>
685 <para>無視された差異は、ファイル比較ウィンドウ中では、
686 <guilabel>無視された差異</guilabel>の色(WinMergeオプションの色ページで定義されている)
688 これは、その他のタイプと無視された差異を区別できるようにします。
689 しかし、無視された差異は、選択やマージすることができません。</para>
692 行フィルタマッチは、2つの考えに基づいて記述されるかもしれません:</para>
697 ルールが、行のある部分にマッチした時、差異全体が無視されます。
698 つまり、行の一部だけをフィルタすることはできません。
699 例えば、2つのファイルに、次の単一行の差異があると仮定した場合:</para>
701 <title>File1:</title>
704 <screen># Jean Sibelius</screen>
709 <title>File2:</title>
712 <screen># Janne Sibelius</screen>
717 フィルタなしの場合、行は差異として検出されます。
719 <code>^#</code>の式とともに適用する場合、その行は同一であると評価されます。
720 なぜなら、式は、両方のファイルにマッチする最初の文字のみを指定しているからです。</para>
725 ルールは、すべての行にマッチした場合に、複数行差異に適用されます。
726 例えば、次の2行の差異を考えてみてください:</para>
729 <title>File1:</title>
732 <screen># Jean Sibelius
733 # Pekka Himanen</screen>
738 <title>File2:</title>
741 <screen># Janne Sibelius
742 Pekka Himanen</screen>
747 <code>^#</code>ルールは、1行目にマッチしますが、2行目にはマッチしません。
748 したがって、差異は無視されません。</para>
753 <para>パターンの正確さを制御するために、
754 行頭(<code>^</code>)と行末(<code>$</code>)
755 <!-- NOTE: 原文では、'&' となっているが、おそらく間違い-->
756 記号を使用することは、大抵、良い習慣です。
757 <!-- TODO: イマイチ-->なぜなら、式が、行のある部分にマッチした場合に、
758 ルールが適用されるからです。</para>
762 <title>行フィルタサンプル</title>
764 <screen format="linespecific">^MYTAG$</screen>
767 <literal>MYTAG</literal>にマッチする行をフィルタします</para>
769 <screen format="linespecific">^::</screen>
771 <literal>::</literal>で始まる行をフィルタします</para>
772 <screen format="linespecific">^/\*.*\*/$</screen>
775 <literal><constant>/*</constant></literal>で始まり、
776 <literal>*/</literal>で終わる行をフィルタします</para>
777 <screen format="linespecific">^[1-5]00</screen>
779 <para>数字の、100、200、300、400、500
784 <title>CVS の Id 行にマッチする行フィルタルール</title>
786 <para>CVS の Id 行は、次の様なものです:</para>
788 <screen>// $Id: Filters.xml 7591 2013-01-20 15:47:42Z christianlist $</screen>
791 そしてこれは、次のルールでフィルタできます:</para>
793 <screen>^// \WId: .*\$</screen>
797 <title>poファイルの行コメントフィルタ</title>
799 <para>poファイルの行コメントは、次の様なものです:</para>
801 <screen>#: src/filename.c:766</screen>
804 そしてこれは、次のルールでフィルタできます:</para>
811 <section id="Filters_SubstitutionFilter">
812 <title>Using substitution filters<indexterm>
813 <primary>filters</primary>
815 <secondary>substitution</secondary>
816 </indexterm><indexterm>
817 <primary>filters</primary>
819 <secondary>in file comparisons</secondary>
825 <section id="Filters_dlg">
826 <title>フィルタダイアログの使用<indexterm>
827 <primary>Filters dialog</primary>
828 </indexterm><indexterm>
829 <primary>filters</primary>
831 <secondary>managing and enabling</secondary>
835 このセクションは、ファイルフィルタと行フィルタの作成・管理機能を提供する、
836 フィルタダイアログの説明をします。</para>
839 フィルタダイアログを開くには、次の何れかの方法を使用してください:</para>
843 <para>ファイルまたはフォルダの選択ダイアログで、
844 <guibutton>フィルタ</guibutton>フィールドの右にある、
845 <guilabel>選択</guilabel>ボタンをクリックしてください。
846 フォルダ比較用のファイルフィルタを適用したい時は、方法を使用してください。</para>
852 <guimenu>ツール</guimenu>
853 <guimenuitem>フィルタ</guimenuitem>
854 </menuchoice>をクリックしてください。
855 この方法は、ファイルまたはフォルダの選択ダイアログを開いている時以外に使用可能です。</para>
859 <para>フィルタダイアログには、それぞれの
860 WinMergeフィルタ用のタブがあります:</para>
864 <term>ファイルフィルタ</term>
868 フォルダ比較用のファイルフィルタを設定するには、このタブを選択してください。</para>
873 <term>Line Filters</term>
877 ファイル比較用の行フィルタを設定するには、こちらのタブを使用してください。</para>
882 <term>Substitution Filters</term>
885 <para>Choose this tab to work with substitution filters for file compare
891 <section id="Filters_FileFiltersTab">
892 <title>ファイルフィルタタブの使用<indexterm>
893 <primary>file filters</primary>
895 <secondary>enabling</secondary>
899 このタブの主要部分は、フォルダ比較用に利用可能なファイルフィルタの一覧です。
900 このリストは、共有、個人、そして、<!-- TODO: リンク切れ? -->
901 <xref linkend="Filters_FileFilterLoc" />で説明されている、
902 WinMergeが知り得るインストール済みのファイルフィルタを含んでいます。</para>
904 <section id="Filters_FileFilterEnabling">
905 <title>ファイルフィルタの有効化と無効化</title>
908 <!-- FIXME:言わんとしとることが全くわからん-->
909 ファイルフィルタが、フォルダ比較操作で、それを有効にすること、
911 現在のフィルタを止めるために無効にすることを可能にしなければなりません:</para>
916 まだ、フィルタダイアログを開いていない場合は、開いてください</para>
921 ファイルフィルタを選択、もしくは、リストから
923 <なし></guimenuitem>を選択しくてださい。</para>
928 <guibutton> OK</guibutton>をクリックして、
929 フィルタダイアログを閉じてください。</para>
934 ファイルフィルタを有効にした後でそれらを適用する方法が、いくつかあります。
935 詳細は、<!-- TODO: リンク切れ? -->
936 <xref linkend="Filters_FileFilterApply" />を参照してください。</para>
939 <section id="Filters_FileFilterCfg">
940 <title>ファイルフィルタの設定</title>
943 <guilabel>ファイルフィルタ</guilabel>リストの管理と
944 フィルタの新規作成には、これらのボタンを使用してください:</para>
952 フィルタがどのように動作するか素早く確認するには、
954 <guibutton>テスト</guibutton>をクリックしてください。
955 詳細は、<!-- TODO: リンク切れ? -->
956 <xref linkend="Filters_TestingDlg" />を参照してください。</para>
965 ファイルフィルタを配置し、フィルタリストへ追加することができます。
966 ファイルフィルタは、それらをインストールしない限り、
967 共有フォルダ、デフォルトのプライベートフォルダのどちらでも検出されません。</para>
976 共有フォルダかプライベートフィルタフォルダのどちらかに、
977 ファイルテンプレートの新しいコピーを作成します。
978 <xref linkend="Filters_CreatingFile" />で説明されているように、
979 テンプレートを編集、ルールの追加を行ってください。</para>
988 デフォルトエディタでファイルを開くには、リスト中のファイルフィルタを選択し、
989 <guibutton>編集</guibutton>をクリックしてください。</para>
1000 <guibutton>削除</guibutton>をクリックしてください。
1001 これで、本当にファイルは削除されました。</para>
1007 <guibutton>OK</guibutton>をクリックして、
1008 フィルタダイアログを閉じた時、変更は保存されます。
1009 行フィルタは、Windowsのレジストリに保存されます。</para>
1012 <section id="Filters_CreatingFile">
1013 <title>ファイルフィルタの作成</title>
1015 <para>WinMergeにインストール済のファイルフィルタが、
1016 お望みのフィルタを提供していないなら、あなた自身で作成することができます:</para>
1022 <guimenu>ツール</guimenu>
1023 <guimenuitem>フィルタ</guimenuitem>
1024 </menuchoice>をクリックしてください。
1025 または、ファイルまたはフォルダの選択ダイアログから、
1026 <guibutton>フィルタ</guibutton>フィールドの右にある、
1027 <guilabel>選択</guilabel>ボタンをクリックしてください。</para>
1030 <listitem id="Filters_New_step">
1032 フィルタダイアログのファイルフィルタタブの、
1033 <guibutton>新規</guibutton>ボタンをクリックしてください。</para>
1037 <para>共有/プライベートフィルタダイアログで、
1038 <guilabel>共有フィルタ</guilabel>、または、
1039 <guilabel>プライベートフィルタ</guilabel>
1040 (これらを何に使用するかは、<!-- TODO: リンク切れ? -->
1041 <xref linkend="Filters_FileFilterLoc" />を参照してください)を選択し、
1042 <keycap>OK</keycap>をクリックしてください。</para>
1045 お使いのシステムの共有、または、プライベートフォルダが、
1046 「新しいフィルタのファイル名を指定してください」ダイアログに開きます
1047 (プライベートフォルダが存在しない場合は、WinMergeが作成します)。</para>
1052 「新しいフィルタのファイル名を指定してください」ダイアログで、
1054 <guibutton>保存</guibutton>をクリックしてください。</para>
1057 <para>既存のファイル名を選ばないでください:
1059 <xref linkend="Filters_New_step" />に戻って、
1060 「新規」の代わりに、「編集」をクリックしてください。</para>
1063 <para>WinMergeは、新しいファイルを、テンプレート:
1064 <filename>FileFilter.tmpl</filename>を用いて作成し、
1065 デフォルトのテキストエディタでそれを開きます。</para>
1070 テンプレートの編集は、テンプレートの指示に従って、
1072 <xref linkend="Filters_FileFilterSyntax" />で説明されている、
1074 テキストエディタでファイルを保存してください。</para>
1078 あなたが作成中のルールを、素早くテストしたい場合は、
1079 フィルタダイアログの「テスト」ボタンをクリックしてみてください。
1080 詳細は、<xref linkend="Filters_TestingDlg" />を参照してください。</para>
1087 <filename>フィルタ</filename>フォルダに
1088 、ファイルフィルタを作成したにも関わらず、
1089 フィルタダイアログがその新しいファイルフィルタを表示しない場合は、
1090 一度、<guibutton>OK</guibutton>をクリックしてダイアログを閉じてください。
1093 <guimenu>ツール</guimenu>
1094 <guimenuitem>フィルタ</guimenuitem>
1095 </menuchoice>をクリックし、再度ダイアログを開いてください。
1096 <guilabel>ファイルフィルタ</guilabel>リストは、
1097 新しいファイルフィルタを含んでいるでしょう。</para>
1100 お使いのシステム上の、別の場所にファイルを保存した場合、
1101 あなたがインストールしない限り、WinMergeは、それを検出することができません。
1102 システム上のどこかにあるファイルフィルタを検出させるには:</para>
1104 <orderedlist numeration="loweralpha">
1107 <guibutton>インストール</guibutton>をクリックしてください。</para>
1112 「インストールするファイルフィルタの位置」ダイアログで、システム上の
1114 <filename>flt</filename>ファイルを選択し、
1115 <guibutton>開く</guibutton>をクリックしてください。
1116 ファイルフィルタリストは、インストールされたファイルフィルタを含んでいるでしょう。</para>
1123 <section id="Filters_TestingDlg">
1124 <title>ファイルフィルタのテスト<indexterm>
1125 <primary>file filters</primary>
1127 <secondary>testing</secondary>
1128 </indexterm><indexterm>
1129 <primary>testing file filters</primary>
1130 </indexterm></title>
1133 新しいルール作成や既存のルールの理解を補助するため、
1134 サンプルデータに対し素早くファイルフィルタをテストするには、
1135 テストフィルタダイアログを使用してください。
1136 それは、フルで比較操作を走らせるより簡単です。</para>
1138 <para>フィルタダイアログから始めます:</para>
1143 ファイルフィルタタブで、テストしたいファイルフィルタを選択してください。</para>
1147 <para>テストするルールを確認したい場合は、
1148 <guibutton>編集</guibutton>をクリックしてください。
1149 ファイルが開き、次のステップの間、内容を確認することができます。</para>
1154 <guibutton>テスト</guibutton>をクリックしてください。</para>
1159 フィルタのテストダイアログで、テストするルールの型を選択してください:</para>
1165 <guilabel>f:</guilabel>をテストするには、
1166 <guilabel>フォルダ名</guilabel>オプションのチェックを外してください。</para>
1171 <guilabel>d:</guilabel>をテストするには、
1172 <guilabel>フォルダ名</guilabel>オプションにチェックを入れてください。</para>
1179 テスト用のテキストを入力してください。</para>
1182 テキストは、テストするルールの型に適したものであるべきです。
1183 例えば、<guilabel>フォルダ名</guilabel>オプションをチェックした場合、
1184 あなたは「\temp」の様なフォルダ名を入力したいでしょう。</para>
1187 <guilabel>結果</guilabel>欄は、入力したテキストを、
1188 次のどちらかのステータスと共に表示します:
1190 <computeroutput>passed</computeroutput>、または、
1191 <computeroutput>failed</computeroutput>。</para>
1197 <section id="Filters_LineFiltersTab">
1198 <title>行フィルタタブの使用<indexterm>
1199 <primary>line filters</primary>
1201 <secondary>enabling</secondary>
1202 </indexterm></title>
1205 ファイル比較用の行フィルタの設定と有効化には、このタブを使用してください。
1206 タブは、ルールの一覧を持っています。それぞれのルールは、1つの正規表現を含みます。
1207 ファイル比較用に、リストから複数のルールを組み合わせて適用することができます。</para>
1209 <section id="Filters_LineFilterCfg">
1210 <title>行フィルタの設定</title>
1213 <guilabel>正規表現</guilabel>リストには、
1214 いつでもルールの追加、編集、削除に使うことのできる、編集欄とボタンがあります。</para>
1215 <para>新しいルールを追加するには:</para>
1220 <guibutton>新規</guibutton>ボタンをクリックしてください。
1221 カーソルが自動的に編集欄へ移動します。</para>
1226 <guilabel>正規表現</guilabel>リストの下にある、編集欄に式を入力してください。</para>
1231 <guibutton>保存</guibutton>をクリックし、リストへ式を読み込んでください。</para>
1235 <para>既存のルールを編集するには:</para>
1240 <guibutton>編集</guibutton>をクリックしてください。</para>
1245 編集欄の式を編集してください。</para>
1250 <guibutton>保存</guibutton>をクリックしてください。
1251 <!-- TODO: このボタンはゴミ? -->
1252 <guibutton> </guibutton>
1257 <para>ルールを削除するには、ルールを選択(チェック)し、
1258 <guibutton>削除</guibutton>ボタンをクリックしてください。</para>
1261 <section id="Filters_LineFilterEnabling">
1262 <title>行フィルタの有効化と無効化<indexterm>
1263 <primary>line filters</primary>
1265 <secondary>list of available</secondary>
1266 </indexterm></title>
1271 <guilabel>正規表現</guilabel>リストで、
1272 適用したいフィルタにチェックを入れ、適用したくないフィルタはチェックを外すだけです。</para>
1277 <guilabel>行フィルタを有効にする</guilabel>オプションに
1280 <guilabel>正規表現</guilabel>リストで、現在チェックされているすべてのルールが使用されます。
1281 行フィルタを無効にした場合、たとえそれらがチェックされていても、ルールは使用されません。</para>
1286 <guibutton>OK</guibutton>をクリックして、フィルタダイアログを閉じ、設定を保存してください。</para>
1291 それらを有効にした後にファイルフィルタを適用する、いくつかの方法があります。
1292 詳細は、<!-- TODO: リンク切れ? -->
1293 <xref linkend="Filters_LineFilterApply" />を参照してください。</para>
1297 <section id="Filters_SubstitutionFiltersTab">
1298 <title>Using the Substitution Filters tab<indexterm>
1299 <primary>substitution filters</primary>
1301 <secondary>enabling</secondary>
1302 </indexterm></title>
1306 <section id="Filters_SubstitutionFilterCfg">
1307 <title>Configuring substitution filters</title>
1313 <section id="Filters_SubstitutionFilterEnabling">
1314 <title>Enabling and disabling substitution filters<indexterm>
1315 <primary>substitution filters</primary>
1317 <secondary>list of available</secondary>
1318 </indexterm></title>
1325 <section id="AboutFilters_regexp">
1326 <title>正規表現のヘルプ<indexterm>
1327 <primary>regular expressions</primary>
1329 <secondary>getting help</secondary>
1330 </indexterm></title>
1332 <para>正規表現は、非常に複雑になり得ます。幸い、WinMerge
1333 のほとんどのファイルフィルタは、このトピックの例からもわかるように、シンプルな範囲の表現です。
1334 WinMergeと共にインストールされるフィルタファイルは、多くの役に立つ例を含んでいます。</para>
1336 <para>最後に、Web上には、正規表現を手助けする、これらのサイトを含むたくさんの情報源があります:</para>
1340 <term>Good site devoted to regexps:</term>
1344 url="https://www.regular-expressions.info/">https://www.regular-expressions.info/</ulink></simpara>
1349 <term>Tutorial:</term>
1353 url="http://www.zvon.org/comp/r/tut-Regexp.html">http://www.zvon.org/comp/r/tut-Regexp.html</ulink></simpara>
1358 <term>PDF quick reference:</term>
1362 url="https://github.com/GordonMcKinney/gist-assets/raw/master/regex.pdf">
1363 https://github.com/GordonMcKinney/gist-assets/raw/master/regex.pdf</ulink></simpara>