3 # このファイルの一番最後は実際に使用できる設定ファイルの具体例になって
4 # います。このファイルを 'picktype.prf' という名前で
5 # lib\user\picktype.prf か ~/.angband/Hengband/picktype.prf としてコピー
6 # すれば、そのまま自動拾いファイルとして使用することができます。
7 # (Unix の場合は ~/.angband/Hengband/ のみが使用可能。Windows等、Unix以
8 # 外の場合は、lib\user\ のみが使用可能です。)
12 # プレイ中に'_'コマンドを実行すると設定を編集するエディターに入り
13 # ます。このエディターを使って1行に1つのアイテムの名前を書くと、
14 # そのアイテムは自動的に拾います。基本の操作は vi に似ていて、い
15 # くつかの emacs と同じコマンドも使えます。必要なコマンドは全て一
19 # 'a' と 'i' と ^Q : コマンドモードから入力モードに移ります。
20 # ESC と ^Q : 入力モードからコマンドモードに戻ります。
21 # 'q' : エディターを終了します。(コマンドモードのみ)
22 # 'hjkl2468' : カーソルを移動します。(コマンドモードのみ)
23 # ^B ^N ^P ^F : カーソルを移動します。(いつでも使えます)
24 # ^I : 持ち物/装備からアイテムを選んでその名前を挿入します。
25 # ^S : カーソル位置のアイテムの 拾う/破壊/放置 の切り換え
26 # ^U : 未鑑定/未判明/鑑定済み/*鑑定*済み の制限の切り換え
27 # ^L : 最後に自動破壊したアイテムの名前を挿入。
28 # '/' : 検索。続けて ^I か ^L を押すと直接指定したアイテムを検索します。
29 # 'n' : 次にマッチする行を検索。(条件分岐を考慮しません)
30 # 'N' : 前にマッチする行を検索。(条件分岐を考慮しません)
32 # 設定は全て変愚蛮怒ディレクトリの中の lib\user\ の下か
33 # ~/.angband/Hengband/ の下に「picktype-(名前).prf」 という名前の
34 # ファイルで記録されるので、これをメモ帳等の適当なエディタで編集
35 # して、'$'コマンドで読み込み直すこともできます。このファイルはプ
36 # レイヤーキャラクターの名前が「(名前)」であるときに使用されます
37 # が、内蔵のエディタを使わない場合は「picktype.prf」という名前の
38 # ファイルを作っておけば、どんな名前のキャラでプレイするときでも
41 # 両方ある場合は、起動時に両方読み込みますが、「picktype-(名前).
42 # prf」の内容のほうが「picktype.prf」より優先されます。
43 # (「picktype.prf」「picktype-(名前).prf」合わせて)最大1009個まで
44 # 登録できます。頭が#の行や空行は無視されます。
46 # 以下は実際のpicktype.prfの内容の例です。
78 # 基本的に、名前の一部にファイルに書いた文字列が含まれていれば、
79 # そのアイテムを自動的に拾います。ただし頭に…、
81 # ・「!」がついている場合はそのアイテムを自動的に破壊します。
82 # ・「~」がついている場合は拾いも破壊もせずに床に残します。
83 # ・「;」がついている場合は拾う前に確認メッセージが出ます。
85 # さらに、これらに加えて、「(」を付け加える事でマップコマンド中で
86 # のそのアイテムの表示を抑止する事ができます。(以下のTipsを参照し
89 # (注意! always_pickup オプションが有効の時は !と書いたアイテムで
92 # picktype.prf の先頭から順番に優先的に評価するので、不要なものの
93 # 破壊の設定の下にその他のアイテムを拾う設定を書いたり、高級なア
94 # イテムを拾う設定の下にその他の低質なアイテムを破壊する設定を書
98 # ☆ マップコマンド('M'キー)の使用中にさらに 'M','N','K'や'D'を押
99 # ☆ すことで、それぞれ自動的に拾うアイテム、床に放置するアイテム、
100 # ☆ 破壊するアイテムを表示する事が出来ます。'D'は'M'と'N'を両方
101 # ☆ 押すのと同じです。ただし、アイテム名の先頭に'('を付けて登録
105 # 以下のようなキーワードで始まるものは特別扱いになります。
106 # ・すべての~ : すべてのアイテムが対象になります。
107 # ・収集中の~ : 既に同じ種類の物を持っているアイテムが対象になります。
108 # ・未判明の~ : 効果の分からないアイテムが対象になります。
109 # ・未鑑定の~ : 鑑定されていないアイテムが対象になります。
110 # ・鑑定済みの~ : 鑑定されているアイテムが対象になります。
111 # ・*鑑定*済みの~ : *鑑定*されているアイテムが対象になります。
112 # ・ダイス目の違う~ : 殺戮の武器等でダイスの目が通常と異なるアイテムが対象になります。
113 # ・ダイス目n以上の~ : ダイス数×面数が n 以上のアイテムが対象になります。
114 # ・修正値n以上の~ : 能力修正値が(+n)以上のアイテムが対象になります。
115 # 能力修正が無い場合は他の数値が+n以上なら対象になります。
116 # ・無価値の~ : 価値のない(売却できない)アイテムが対象になります。
117 # ・アーティファクト~: 判明しているアーティファクトが対象になります。
118 # ・エゴ~ : 判明しているエゴ装備が対象になります。
119 # ・上質の~ : {上質}の装備が対象になります。
120 # ・無銘の~ : 非エゴ, 非アーティファクトの装備が対象になります。
121 # ・並の~ : {並}の装備が対象になります。
122 # ・レアな~ : ドラゴン防具等の珍しいベースアイテムの装備が対象になります。
123 # ・ありふれた~ : ドラゴン防具等以外の普通のベースアイテムの装備が対象になります。
124 # ・賞金首の~ : 賞金首の死体または骨が対象になります。
125 # ・ユニーク・モンスターの~: ユニーク・モンスターの死体、骨、彫像が対象になります。
126 # ・人間の~ : 人間の死体または骨が対象になります。(悪魔魔法で使用)
127 # ・読めない~ : 専門としない魔法領域の魔法書が対象になります。
128 # ・第一領域の~ : 第一領域の魔法書が対象になります。
129 # ・第二領域の~ : 第二領域の魔法書が対象になります。
130 # ・n冊目の : nが1から4のとき、n冊目の魔法書が対象になります。
132 # ~の部分では、アイテムの種類を表す以下のようなキーワードが特別扱いになります
133 # ・アイテム : すべてのアイテムが対象になります。
136 # ・矢 : 矢、クロスボウの矢、石、弾が対象になります。
137 # ・光源 : たいまつやランタン等が対象になります。
138 # ・魔法アイテム : 巻物・杖・魔法棒・ロッドが対象になります。
139 # ・がらくた : 折れた棒や像等の役に立たないものが対象になります。
140 # ・死体や骨 : モンスターの死体や骨が対象になります。
141 # ・魔法書 : 魔法書、武芸の書、歌集が対象になります。
142 # ・得意武器 : プリースト、修行僧、魔獣使い、練気術師、騎兵、忍者にとって、
143 # 特別に扱いやすい種類の武器が対象になります。
145 # 他に部位別の装備品を対象とするキーワード: 盾、弓、指輪、アミュ
146 # レット、鎧、クローク、兜、籠手、靴 が使用できます。
148 # この後に区切り記号のコロン「:」を挟んでさらに文字列が続く場合は、
149 # その文字列が名前の一部に含まれているアイテムが対象になります。
150 # ここで、アイテムの種類を表すキーワード(アイテム、武器、防具等)
151 # を使用しない場合は区切り記号は省略できます。また、文字列の頭に
152 # 記号「^」を入れるとそれはアイテム名の先頭部分に一致します。
156 # 光源:石 // 名前に"石"を含む光源を拾う。「光源石」 は使用不可。
157 # 籠手:腕力の // 腕力のガントレットを拾うが、腕力の指輪は拾わない。
158 # !ローブ // 名前に"ローブ"を含むもの(ローブ、グローブ等)を破壊。
159 # !^ローブ // グローブは破壊しない。
160 # !防具:^耐 // 耐火、耐冷、耐電、耐酸の防具を破壊。全耐性は破壊しない。
164 # また、行の最後に # で始まる文字列を書くと、鑑定したりアイテムの
165 # 上に立った瞬間に自動的にその文字列がアイテムに刻まれます。
172 # [未判明の] [未鑑定の] [鑑定済みの] [*鑑定*済みの]
173 # [アーティファクト] [エゴ] [上質の] [無銘の] [並の]
174 # [無価値の] [レアな] [ありふれた]
175 # [ダイス目の違う] [ダイス目n以上の] [修正値n以上の]
176 # [賞金首の] [ユニーク・モンスターの] [人間の]
177 # [読めない] [第一領域の] [第二領域の] [n冊目の]
178 # [アイテム|アーティファクト|武器|得意武器|防具|矢|魔法アイテム|
179 # がらくた|死体や骨|魔法書|鈍器|盾|弓|指輪|アミュレット|光源|鎧|
181 # [[^]その他の文字列] [#自動刻み文字列]
184 # ☆ 未鑑定の や ダイス目の違う 等のキーワードは一行に並べて書く
185 # ☆ 事で両方の制限を適用させる事が出来ます。
186 # ☆ 現在のバージョンではキーワードの順番も自由です。
192 # 自動拾いの設定は種族や職業、レベル等に条件を付けて設定すること
196 # ☆ マクロ定義のファイル(プレイヤー名.prf 等)でも全く同じ書式で
202 # 引数が"0"なら以降の自動拾い/破壊の登録をスキップする。
203 # 引数が"1"なら以降の登録を行う。 引数が"0"以外は全て"1"と見なす。
204 # (注意!)条件分岐を入れ子にすることは出来ません。
208 # lib\user\ファイル名 か ~/.angband/Hengband/ファイル名 を自
209 # 動拾いの登録ファイルとして読み込みます。
213 # 引数1と他のどれかの引数が等しいと"1"、どれも等しくないと"0"を返す。
216 # IORは引数の論理和、ANDは引数の論理積をとって真なら"1"、偽なら"0"を返す。
218 # 引数が"1"なら"0"、"0"なら"1"を返す。
221 # LEQは引数の大きさを「文字列として比較」して
222 # 引数1≦引数2≦...のとき"1"を返す。
223 # GEQは引数1≧引数2≧...のとき"1"を返す。
228 # Human, Half-Elf, Elf, Hobbit, Gnome, Dwarf, Half-Orc,
229 # Half-Troll, Amberite, High-Elf, Barbarian, Half-Ogre,
230 # Half-Giant, Half-Titan, Cyclops, Yeek, Klackon, Kobold,
231 # Nibelung, Dark-Elf, Draconian, Mindflayer, Imp, Golem,
232 # Skeleton, Zombie, Vampire, Spectre, Sprite, Beastman, Ent,
233 # Archon, Balrog, Dunadan, Shadow-Fairy, Kutar, Android,
237 # Warrior, Mage, Priest, Rogue, Ranger, Paladin,
238 # Warrior-Mage, Chaos-Warrior, Monk, Mindcrafter, High-Mage,
239 # Tourist, Imitator, BeastMaster, Sorcerer, Archer,
240 # Magic-Eater, Bard, Red-Mage, Samurai, ForceTrainer,
241 # Blue-Mage, Cavalry, Berserker, Weaponsmith, Mirror-Master,
245 # プレイヤーの名前を返す。ただし、' '(スペース)、'['、']'は
246 # prefの制約でそのまま使えないため、'_'に置き換えて返す。
247 # 例: 名前が"[ Temp ]"ならば、$PLAYERは"__Temp__"を返す。
250 # none, Life, Sorcery, Nature, Chaos, Death, Trump, Arcane,
251 # Craft, Daemon, Crusade, Music, Kendo, Hex
252 # のどれか。魔法書を使えない場合は none になる。
254 # 第2魔法領域を英語名で返す。第2領域を使えない場合は none になる。
256 # プレイヤーのレベルを2桁の文字列で返す。
257 # "01","09","10","50" 等
259 # プレイヤーの所持金を9桁の文字列で返す。
262 #------------------------------------------------------------------
264 # これ以下は具体的に使用可能な設定例です。
265 # このファイルをpicktype.prfという名前でlib\user\ か
266 # ~/.angband/Hengband/ にコピーすれば自動拾いファイルとして
269 #------------------------------------------------------------------
278 # 狂戦士は使用できない巻物、杖、魔法棒、ロッドを全て破壊する。
279 ?:[EQU $CLASS Berserker]
285 # 未鑑定名が、玻璃瓶、石、白熱灯、星、宝石 の光源は
293 # アーティファクトを*鑑定*した瞬間に耐性自動刻み'%'をする。
296 # 既に持っている種類の薬、巻物、ロッド等は重ねられるので全て拾う。
327 # 魔道具術士は吸収できるものをすべて拾う。
330 # 吸血鬼は暗闇を作るアイテムを破壊しない。
332 ?:[EQU $CLASS Magic-Eater]
336 ?:[EQU $CLASS Archer]
341 ?:[EQU $RACE Vampire]
347 # レベルが10以上に上がった直後から有効です。
348 # 条件のレベルを変更した場合は'$'コマンドで読み込むかゲームを再開すると
357 # レベルが20以下なら自動破壊禁止で床に放置する例
358 # '('を指定する事で、マップ'M'コマンドで表示しないように指示します。
364 # 複雑な例(誰も使わないでしょう。このままコピーする場合以外は…)
365 ?:[AND [GEQ $LEVEL 20] [IOR [EQU $REALM1 Life Nature Craft] [EQU $REALM2 Life Nature Craft]]]
373 # 高レベルで弱い装備品を全て壊す例。「無銘の~」の使用には細心の注意が必要。
374 # 何もしないとドラゴン装備等も壊すので放置のコマンド文字'~'で守る必要があります。
392 #自分の魔法領域の魔法書に適切な自動刻みをする例。
393 #上級魔法書と下級魔法書の中間の優先順位に挿入する例として、
394 #未鑑定の武器、防具、矢を床に放置する設定を入れてあります。
407 # ここに上級魔法書よりは優先順位が低くて
418 # 職業と領域によってはわざと特定の魔法書を持たない事があるので、
430 # 専門外の下級魔法書はレベル30以上なら全て自動破壊する。
438 # 戦士と狂戦士は上級魔法書を手動で破壊すると経験値になるので、拾う。
439 ?:[EQU $CLASS Warrior Berserker]
446 # 破邪パラディンは生命と破邪以外の魔法書を手動で破壊すると経験値になる。
447 # 経験値にならない生命の上級魔法書は高く売れるが高レベルでは放置する。
448 ?:[AND [EQU $CLASS Paladin] [EQU $REALM1 Crusade] [GEQ $LEVEL 30]]
451 ?:[AND [EQU $CLASS Paladin] [EQU $REALM1 Crusade]]
458 # 暗黒パラディンは生命と破邪の魔法書を手動で破壊すると経験値になる。
459 ?:[AND [EQU $CLASS Paladin] [EQU $REALM1 Death]]
466 # その他の場合も上級魔法書は高く売れるので低レベルでは拾う。