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2 .TH CP "1" "2014年5月" "GNU coreutils" "ユーザーコマンド"
4 cp \- ファイルやディレクトリのコピーを行う
7 [\fIOPTION\fR]... [\fI-T\fR] \fISOURCE DEST\fR
10 [\fIOPTION\fR]... \fISOURCE\fR... \fIDIRECTORY\fR
13 [\fIOPTION\fR]... \fI-t DIRECTORY SOURCE\fR...
15 .\" Add any additional description here
17 SOURCE から DEST へ、または複数の SOURCE を DIRECTORY へコピーします。
19 長いオプションに必須の引数は短いオプションにも必須です。
21 \fB\-a\fR, \fB\-\-archive\fR \fB\-dR\fR \fB\-\-preserve\fR=\fIall\fR と同様
23 \fB\-\-attributes\-only\fR
24 ファイルのデータをコピーせず、ファイルの属性のみコピーする
26 \fB\-\-backup\fR[=\fICONTROL\fR]
27 コピー先ファイルが存在する時にバックアップを作成する
29 \fB\-b\fR \fB\-\-backup\fR と同様だが引数を受け付けない
31 \fB\-\-copy\-contents\fR
34 \fB\-d\fR \fB\-\-no\-dereference\fR \fB\-\-preserve\fR=\fIlinks\fR と同様
36 \fB\-f\fR, \fB\-\-force\fR
37 コピー先にファイルが存在し、開くことができない場合、
38 削除してから再度試みる (\fB\-n\fR オプションも指定した
41 \fB\-i\fR, \fB\-\-interactive\fR
42 上書きする前に確認する (前に指定した \fB\-n\fR オプション
46 SOURCE にあるコマンド行のシンボリックリンクをたどる
48 \fB\-l\fR, \fB\-\-link\fR
49 コピーの代わりにファイルのハードリンクを作成する
51 \fB\-L\fR, \fB\-\-dereference\fR
52 SOURCE にあるシンボリックリンクを常にたどる
54 \fB\-n\fR, \fB\-\-no\-clobber\fR
55 存在するファイルを上書きしない (前に指定した
56 \fB\-i\fR オプションを上書きする)
58 \fB\-P\fR, \fB\-\-no\-dereference\fR
59 SOURCE にあるシンボリックリンクを決してたどらない
61 \fB\-p\fR \fB\-\-preserve\fR=\fImode\fR,ownership,timestamps と同様
63 \fB\-\-preserve\fR[=\fIATTR_LIST\fR]
64 指定した属性を保持する (デフォルト: mode, ownership,
65 timestamps)。可能な場合に追加できる属性: context, links,
68 \fB\-\-no\-preserve\fR=\fIATTR_LIST\fR
72 DIRECTORY 配下で SOURCE ファイルのフルパス名を使用する
74 \fB\-R\fR, \fB\-r\fR, \fB\-\-recursive\fR
77 \fB\-\-reflink\fR[=\fIWHEN\fR]
78 clone/CoW コピーを制御する。下記を参照
80 \fB\-\-remove\-destination\fR
81 コピー先にファイルが存在する場合、開く前に削除する
82 (\fB\-\-force\fR と反対の動作になる)
84 \fB\-\-sparse\fR=\fIWHEN\fR
87 \fB\-\-strip\-trailing\-slashes\fR
88 各 SOURCE 引数から末尾のスラッシュを全て削除
91 \fB\-s\fR, \fB\-\-symbolic\-link\fR
92 コピーの代わりにシンボリックリンクを作成する
94 \fB\-S\fR, \fB\-\-suffix\fR=\fISUFFIX\fR
97 \fB\-t\fR, \fB\-\-target\-directory\fR=\fIDIRECTORY\fR
98 全ての SOURCE 引数を DIRECTORY にコピーする
100 \fB\-T\fR, \fB\-\-no\-target\-directory\fR
103 \fB\-u\fR, \fB\-\-update\fR
104 SOURCE ファイルがコピー先ファイルより新しいか
107 \fB\-v\fR, \fB\-\-verbose\fR
110 \fB\-x\fR, \fB\-\-one\-file\-system\fR
113 \fB\-Z\fR, \fB\-\-context\fR[=\fICTX\fR]
114 コピー先ファイルの SELinux セキュリティコンテキストを
115 デフォルトタイプに、指定された場合は CTX に、設定する
123 デフォルトでは、SOURCE スパースファイルは発見的手法で検出され、対応する
124 DEST ファイルはスパースファイルとして作成されます。これは \fB\-\-sparse\fR=\fIauto\fR
125 が選択されたときの動作です。\-\-sparse=always を指定した場合、SOURCE ファ
126 イルに値が 0 のバイトが十分な長さ含まれている場合には DEST がスパース
127 ファイルとして作成されます。スパースファイルの作成を禁止する場合は
128 \fB\-\-sparse\fR=\fInever\fR を使用してください。
130 \fB\-\-reflink\fR[=\fIalways\fR] が指定された場合、軽量コピーが実行されデータブロック
131 が変更された場合にのみコピーされます。そうでない場合、コピーが失敗した
132 場合、または \fB\-\-reflink\fR=\fIauto\fR が指定された場合、通常のコピーにフェイル
135 \fB\-\-suffix\fR も環境変数 SIMPLE_BACKUP_SUFFIX も設定されていない場合、
136 バックアップ接尾辞は '~' になります。
137 バージョン管理方法は \fB\-\-backup\fR オプションや VERSION_CONTROL 環境変数で
141 バックアップを作成しない (\fB\-\-backup\fR を付けた時でも)
154 特別な場合として、cp は \fB\-f\fR と \fB\-b\fR オプションが与えられ、SOURCE と DEST が
155 同一ファイルである時は、SOURCE のバックアップを作成します。
157 GNU coreutils のオンラインヘルプ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/>
158 cp の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。
159 完全な文書を参照する場合は info coreutils 'cp invocation' を実行してください。
161 作者 Torbjörn Granlund、 David MacKenzie、および Jim Meyering。
163 Copyright \(co 2013 Free Software Foundation, Inc.
164 ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
166 This is free software: you are free to change and redistribute it.
167 There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
170 の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、
174 のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
178 を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。