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admin: git2upd deals with git 1.9 status output
[linuxjm/jm.git] / manual / GNU_coreutils / draft / man1 / cp.1
1 .\" DO NOT MODIFY THIS FILE!  It was generated by help2man 1.43.3.
2 .TH CP "1" "2014年5月" "GNU coreutils" "ユーザーコマンド"
3 .SH 名前
4 cp \- ファイルやディレクトリのコピーを行う
5 .SH 書式
6 .B cp
7 [\fIOPTION\fR]... [\fI-T\fR] \fISOURCE DEST\fR
8 .br
9 .B cp
10 [\fIOPTION\fR]... \fISOURCE\fR... \fIDIRECTORY\fR
11 .br
12 .B cp
13 [\fIOPTION\fR]... \fI-t DIRECTORY SOURCE\fR...
14 .SH 説明
15 .\" Add any additional description here
16 .PP
17 SOURCE から DEST へ、または複数の SOURCE を DIRECTORY へコピーします。
18 .PP
19 長いオプションに必須の引数は短いオプションにも必須です。
20 .HP
21 \fB\-a\fR, \fB\-\-archive\fR                \fB\-dR\fR \fB\-\-preserve\fR=\fIall\fR と同様
22 .TP
23 \fB\-\-attributes\-only\fR
24 ファイルのデータをコピーせず、ファイルの属性のみコピーする
25 .TP
26 \fB\-\-backup\fR[=\fICONTROL\fR]
27 コピー先ファイルが存在する時にバックアップを作成する
28 .HP
29 \fB\-b\fR                           \fB\-\-backup\fR と同様だが引数を受け付けない
30 .TP
31 \fB\-\-copy\-contents\fR
32 再帰時に特殊ファイルの内容をコピーする
33 .HP
34 \fB\-d\fR                           \fB\-\-no\-dereference\fR \fB\-\-preserve\fR=\fIlinks\fR と同様
35 .TP
36 \fB\-f\fR, \fB\-\-force\fR
37 コピー先にファイルが存在し、開くことができない場合、
38 削除してから再度試みる (\fB\-n\fR オプションも指定した
39 場合はこのオプションは無視される)
40 .TP
41 \fB\-i\fR, \fB\-\-interactive\fR
42 上書きする前に確認する (前に指定した \fB\-n\fR オプション
43 を上書きする)
44 .TP
45 \fB\-H\fR
46 SOURCE にあるコマンド行のシンボリックリンクをたどる
47 .TP
48 \fB\-l\fR, \fB\-\-link\fR
49 コピーの代わりにファイルのハードリンクを作成する
50 .TP
51 \fB\-L\fR, \fB\-\-dereference\fR
52 SOURCE にあるシンボリックリンクを常にたどる
53 .TP
54 \fB\-n\fR, \fB\-\-no\-clobber\fR
55 存在するファイルを上書きしない (前に指定した
56 \fB\-i\fR オプションを上書きする)
57 .TP
58 \fB\-P\fR, \fB\-\-no\-dereference\fR
59 SOURCE にあるシンボリックリンクを決してたどらない
60 .HP
61 \fB\-p\fR                           \fB\-\-preserve\fR=\fImode\fR,ownership,timestamps と同様
62 .TP
63 \fB\-\-preserve\fR[=\fIATTR_LIST\fR]
64 指定した属性を保持する (デフォルト: mode, ownership,
65 timestamps)。可能な場合に追加できる属性: context, links,
66 xattr, all
67 .TP
68 \fB\-\-no\-preserve\fR=\fIATTR_LIST\fR
69 指定した属性を保持しない
70 .TP
71 \fB\-\-parents\fR
72 DIRECTORY 配下で SOURCE ファイルのフルパス名を使用する
73 .TP
74 \fB\-R\fR, \fB\-r\fR, \fB\-\-recursive\fR
75 再帰的にディレクトリをコピーする
76 .TP
77 \fB\-\-reflink\fR[=\fIWHEN\fR]
78 clone/CoW コピーを制御する。下記を参照
79 .TP
80 \fB\-\-remove\-destination\fR
81 コピー先にファイルが存在する場合、開く前に削除する
82 (\fB\-\-force\fR と反対の動作になる)
83 .TP
84 \fB\-\-sparse\fR=\fIWHEN\fR
85 スパースファイル作成を制御する。下記を参照
86 .TP
87 \fB\-\-strip\-trailing\-slashes\fR
88 各 SOURCE 引数から末尾のスラッシュを全て削除
89 する
90 .TP
91 \fB\-s\fR, \fB\-\-symbolic\-link\fR
92 コピーの代わりにシンボリックリンクを作成する
93 .TP
94 \fB\-S\fR, \fB\-\-suffix\fR=\fISUFFIX\fR
95 通常のバックアップ接尾辞を上書きする
96 .TP
97 \fB\-t\fR, \fB\-\-target\-directory\fR=\fIDIRECTORY\fR
98 全ての SOURCE 引数を DIRECTORY にコピーする
99 .TP
100 \fB\-T\fR, \fB\-\-no\-target\-directory\fR
101 DEST を通常ファイルとして扱う
102 .TP
103 \fB\-u\fR, \fB\-\-update\fR
104 SOURCE ファイルがコピー先ファイルより新しいか
105 存在しない時だけコピーする
106 .TP
107 \fB\-v\fR, \fB\-\-verbose\fR
108 実行していることを説明する
109 .TP
110 \fB\-x\fR, \fB\-\-one\-file\-system\fR
111 このファイルシステムだけで実行する
112 .TP
113 \fB\-Z\fR, \fB\-\-context\fR[=\fICTX\fR]
114 コピー先ファイルの SELinux セキュリティコンテキストを
115 デフォルトタイプに、指定された場合は CTX に、設定する
116 .TP
117 \fB\-\-help\fR
118 この使い方を表示して終了する
119 .TP
120 \fB\-\-version\fR
121 バージョン情報を表示して終了する
122 .PP
123 デフォルトでは、SOURCE スパースファイルは発見的手法で検出され、対応する
124 DEST ファイルはスパースファイルとして作成されます。これは \fB\-\-sparse\fR=\fIauto\fR
125 が選択されたときの動作です。\-\-sparse=always を指定した場合、SOURCE ファ
126 イルに値が 0 のバイトが十分な長さ含まれている場合には DEST がスパース
127 ファイルとして作成されます。スパースファイルの作成を禁止する場合は
128 \fB\-\-sparse\fR=\fInever\fR を使用してください。
129 .PP
130 \fB\-\-reflink\fR[=\fIalways\fR] が指定された場合、軽量コピーが実行されデータブロック
131 が変更された場合にのみコピーされます。そうでない場合、コピーが失敗した
132 場合、または \fB\-\-reflink\fR=\fIauto\fR が指定された場合、通常のコピーにフェイル
133 バックされます。
134 .PP
135 \fB\-\-suffix\fR も環境変数 SIMPLE_BACKUP_SUFFIX も設定されていない場合、
136 バックアップ接尾辞は '~' になります。
137 バージョン管理方法は \fB\-\-backup\fR オプションや VERSION_CONTROL 環境変数で
138 選択できます。以下の値を指定できます:
139 .TP
140 none, off
141 バックアップを作成しない (\fB\-\-backup\fR を付けた時でも)
142 .TP
143 numbered, t
144 番号付きバックアップを作成する
145 .TP
146 existing, nil
147 番号付きバックアップがあれば番号付き、
148 .IP
149 そうでなければ、simple で作成する
150 .TP
151 simple, never
152 常に簡易バックアップを作成
153 .PP
154 特別な場合として、cp は \fB\-f\fR と \fB\-b\fR オプションが与えられ、SOURCE と DEST が
155 同一ファイルである時は、SOURCE のバックアップを作成します。
156 .PP
157 GNU coreutils のオンラインヘルプ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/>
158 cp の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。
159 完全な文書を参照する場合は info coreutils 'cp invocation' を実行してください。
160 .SH 作者
161 作者 Torbjörn Granlund、 David MacKenzie、および Jim Meyering。
162 .SH 著作権
163 Copyright \(co 2013 Free Software Foundation, Inc.
164 ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
165 .br
166 This is free software: you are free to change and redistribute it.
167 There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
168 .SH 関連項目
169 .B cp
170 の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、
171 .B info
172 および
173 .B cp
174 のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
175 .IP
176 .B info cp
177 .PP
178 を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。