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coreutils (8.21): Update releases
[linuxjm/jm.git] / manual / GNU_coreutils / release / man1 / dd.1
1 .\" DO NOT MODIFY THIS FILE!  It was generated by help2man 1.43.3.
2 .TH DD "1" "2014年5月" "GNU coreutils" "ユーザーコマンド"
3 .SH 名前
4 dd \- ファイルの変換とコピーを行う
5 .SH 書式
6 .B dd
7 [\fIOPERAND\fR]...
8 .br
9 .B dd
10 \fIOPTION\fR
11 .SH 説明
12 .\" Add any additional description here
13 .PP
14 オペランド OPERAND に従って、変換や書式設定しながらファイルをコピーします。
15 .TP
16 bs=BYTES
17 一回に BYTES バイトずつ読み書きする
18 .TP
19 cbs=BYTES
20 一回に BYTES バイト変換する
21 .TP
22 conv=CONVS
23 コンマで区切られたシンボルリストとしてファイルを変換する
24 .TP
25 count=N
26 入力ブロック N 個分だけコピーする
27 .TP
28 ibs=BYTES
29 一回に BYTES バイトずつ読み込む (デフォルト: 512)
30 .TP
31 if=FILE
32 標準入力の代わりに FILE から読み込む
33 .TP
34 iflag=FLAGS
35 コンマで区切られたシンボルリストとして読み込む
36 .TP
37 obs=BYTES
38 一回に BYTES バイトずつ書き込む (デフォルト: 512)
39 .TP
40 of=FILE
41 標準出力の代わりに FILE に書き込む
42 .TP
43 oflag=FLAGS
44 コンマで区切られたシンボルリストとして書き込む
45 .TP
46 seek=BLOCKS
47 出力開始時に、サイズ obs のブロック BLOCKS 個分をスキップする
48 .TP
49 skip=BLOCKS
50 入力開始時に、サイズ ibs のブロック BLOCKS 個分をスキップする
51 .TP
52 status=WHICH
53 WHICH で指定された情報の標準エラーへの出力を抑止する
54 \&'noxfer' は転送ステータス表示を行わない
55 \&'none' はすべての表示を行わない
56 .PP
57 N および BYTES は以下の倍数接尾子を続けることができます:
58 c =1、w =2、b =512、kB =1000、K =1024、MB =1000*1000、M =1024*1024、xM =M
59 GB =1000*1000*1000、G =1024*1024*1024、および T、P、E、Z、Y などです。
60 .PP
61 各 CONV シンボルは以下の通りです:
62 .TP
63 ascii
64 EBCDIC から ASCII へ
65 .TP
66 ebcdic
67 ASCII から EBCDIC へ
68 .TP
69 ibm
70 ASCII から alternate EBCDIC へ
71 .TP
72 block
73 改行区切りのレコードをサイズが cbs になるようにスペースで埋める
74 .TP
75 unblock
76 サイズが cbs のレコードの末尾スペース (複数化) を改行で置換する
77 .TP
78 lcase
79 大文字を小文字に変換する
80 .TP
81 ucase
82 小文字を大文字に変換する
83 .TP
84 sparse
85 NUL の入力ブロックを出力先に書き込まずにスキップするようにする
86 .TP
87 swab
88 入力バイトの各組を入れ替える
89 .TP
90 sync
91 各入力ブロックをサイズが ibs になるまで NUL で埋める。block
92 または unblock と一緒に利用された場合 NUL でなくスペースで埋める
93 .TP
94 excl
95 出力ファイルが既に存在する場合に失敗させる
96 .TP
97 nocreat
98 出力ファイルを作成しない
99 .TP
100 notrunc
101 出力ファイルを切り詰めない
102 .TP
103 noerror
104 読み込みエラー後も継続する
105 .TP
106 fdatasync
107 終了前に出力ファイルデータを物理的に書き込む
108 .TP
109 fsync
110 上と同様だがメタデータに対しても使用する
111 .PP
112 各 FLAG シンボルは以下の通りです:
113 .TP
114 append
115 追加モード (出力に対してのみ意味がある。 conv=notrunc を推奨)
116 .TP
117 direct
118 データに対して直接 I/O を使用する
119 .TP
120 directory
121 ディレクトリで無い場合に失敗させる
122 .TP
123 dsync
124 データに対して同期 I/O を使用する
125 .TP
126 sync
127 上と同様だがメタデータに対しても使用する
128 .TP
129 fullblock
130 入力のブロックがいっぱいになるまで蓄積する (iflag のみ)
131 .TP
132 nonblock
133 非ブロック I/O を使用する
134 .TP
135 noatime
136 アクセス時間を更新しない
137 .TP
138 nocache
139 キャッシュデータを破棄する
140 .TP
141 noctty
142 ファイルからの制御端末を割り当てない
143 .TP
144 nofollow
145 シンボリックリンクをたどらない
146 .TP
147 count_bytes
148 \&'count=N' をバイト数として扱う (iflag のみ)
149 .TP
150 skip_bytes
151 \&'skip=N' をバイト数として扱う (iflag のみ)
152 .TP
153 seek_bytes
154 \&'seek=N' をバイト数として扱う (oflag のみ)
155 .PP
156 USR1 シグナルを実行中の 'dd' に送ると、 I/O 統計情報を標準出力に
157 表示してからコピーを続けます。
158 .IP
159 \f(CW$ dd if=/dev/zero of=/dev/null& pid=$!\fR
160 .br
161 \f(CW$ kill -USR1 $pid; sleep 1; kill $pid\fR
162 .IP
163 18335302+0 レコード入力
164 18335302+0 レコード出力
165 9387674624 バイト (9.4 GB) コピーされました、 34.6279 秒、 271 MB/秒
166 .PP
167 オプションは次の通りです:
168 .TP
169 \fB\-\-help\fR
170 この使い方を表示して終了する
171 .TP
172 \fB\-\-version\fR
173 バージョン情報を表示して終了する
174 .SH 作者
175 作者 Paul Rubin、 David MacKenzie、および Stuart Kemp。
176 .SH バグの報告
177 dd のバグを発見した場合は bug\-coreutils@gnu.org に報告してください。
178 .br
179 GNU coreutils のホームページ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/>
180 .br
181 GNU ソフトウェアを使用する際の一般的なヘルプ: <http://www.gnu.org/gethelp/>
182 dd の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。
183 完全な文書を参照する場合は info coreutils 'dd invocation' を実行してください。
184 .SH 著作権
185 Copyright \(co 2013 Free Software Foundation, Inc.
186 ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
187 .br
188 This is free software: you are free to change and redistribute it.
189 There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
190 .SH 関連項目
191 .B dd
192 の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、
193 .B info
194 および
195 .B dd
196 のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
197 .IP
198 .B info dd
199 .PP
200 を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。