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GNU_coreutils: translation snapshot.
[linuxjm/jm.git] / manual / GNU_coreutils / release / man1 / install.1
1 .\" DO NOT MODIFY THIS FILE!  It was generated by help2man 1.35.
2 .\"*******************************************************************
3 .\"
4 .\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
5 .\"
6 .\"*******************************************************************
7 .TH INSTALL 1 "March 2012" "GNU coreutils 8.16" ユーザーコマンド
8 .SH 名前
9 install \- ファイルをコピーし、属性を設定する
10 .SH 書式
11 \fBinstall\fP [\fIOPTION\fP]... [\fI\-T\fP] \fISOURCE DEST\fP
12 .br
13 \fBinstall\fP [\fIOPTION\fP]... \fISOURCE\fP... \fIDIRECTORY\fP
14 .br
15 \fBinstall\fP [\fIOPTION\fP]... \fI\-t DIRECTORY SOURCE\fP...
16 .br
17 \fBinstall\fP [\fIOPTION\fP]... \fI\-d DIRECTORY\fP...
18 .SH 説明
19 .\" Add any additional description here
20 .PP
21 install プログラムは、ファイル (通常は直前にコンパイルしたファイル) を
22 選択した場所にコピーします。
23 GNU/Linux システムですぐに利用できるパッケージをダウンロードして
24 インストールしたい場合は、yum(1) や apt\-get(1) のような
25 パッケージ管理プログラムを代わりに使って下さい。
26 .PP
27 最初の 3 つの形式では、SOURCE の DEST へのコピー、もしくは
28 複数の SOURCE を既存の DIRECTORY にコピーします。
29 コピーする際にパーミッション、ファイルの所有権とグループを設定します。
30 4 つ目の形式では、指定された DIRECTORY のパスの全ての構成要素を作成します。
31 .PP
32 長いオプションでの必須の引き数は、短いオプションにおいても必須です。
33 .TP 
34 \fB\-\-backup\fP[=\fICONTROL\fP]
35 コピー先にファイルが存在する場合、バックアップを作成します。
36 .TP 
37 \fB\-b\fP
38 \fB\-\-backup\fP と同様だが、引き数を取りません。
39 .TP 
40 \fB\-c\fP
41 (無視されます)
42 .TP 
43 \fB\-C\fP, \fB\-\-compare\fP
44 コピー元とコピー先をそれぞれ比較します。
45 場合によっては、コピー先を全く変更しないこともあります。
46 .TP 
47 \fB\-d\fP, \fB\-\-directory\fP
48 全ての引き数をディレクトリ名として扱います。
49 指定されたディレクトリのパスの構成要素を全て作成します。
50 .TP 
51 \fB\-D\fP
52 DEST のパスの構成要素のうち、最後の要素以外の全ての構成要素を作成し、
53 それから SOURCE を DEST にコピーします。
54 .TP 
55 \fB\-g\fP, \fB\-\-group\fP=\fIGROUP\fP
56 プロセスの現在のグループではなく、グループを指定された値に設定します。
57 .TP 
58 \fB\-m\fP, \fB\-\-mode\fP=\fIMODE\fP
59 パーミッションを rwxr\-xr\-x ではなく指定されたモード (指定方法は
60 chmod と同じ) に設定します。
61 .TP 
62 \fB\-o\fP, \fB\-\-owner\fP=\fIOWNER\fP
63 所有権を設定します (スーパーユーザのみ)。
64 .TP 
65 \fB\-p\fP, \fB\-\-preserve\-timestamps\fP
66 コピー先のファイルのアクセス時刻/修正時刻として対応する SOURCE の時刻を設定します。
67 .TP 
68 \fB\-s\fP, \fB\-\-strip\fP
69 シンボルテーブルを削除 (strip) します。
70 .TP 
71 \fB\-\-strip\-program\fP=\fIPROGRAM\fP
72 バイナリを strip する際に指定したプログラムを使用します。
73 .TP 
74 \fB\-S\fP, \fB\-\-suffix\fP=\fISUFFIX\fP
75 通常のバックアップの接尾辞 (suffix) を上書きします。
76 .TP 
77 \fB\-t\fP, \fB\-\-target\-directory\fP=\fIDIRECTORY\fP
78 SOURCE 引き数のすべてを DIRECTORY にコピーします。
79 .TP 
80 \fB\-T\fP, \fB\-\-no\-target\-directory\fP
81 DEST を通常のファイルとして扱います。
82 .TP 
83 \fB\-v\fP, \fB\-\-verbose\fP
84 ディレクトリを作成したときにその名前を表示します。
85 .TP 
86 \fB\-\-preserve\-context\fP
87 SELinux のセキュリティコンテキストを保持します。
88 .TP 
89 \fB\-Z\fP, \fB\-\-context\fP=\fICONTEXT\fP
90 ファイルとディレクトリの SELinux のセキュリティコンテキストを
91 指定した値に設定します。
92 .TP 
93 \fB\-\-help\fP
94 この使い方を表示して終了します。
95 .TP 
96 \fB\-\-version\fP
97 バージョン情報を表示して終了します。
98 .PP
99 \fB\-\-suffix\fP も環境変数 SIMPLE_BACKUP_SUFFIX も設定されていない場合、
100 バックアップ接尾辞 (suffix) は '~' になります。
101 .TP 
102 none, off
103 (\fB\-\-backup\fP を指定した場合でも) バックアップを作成しません。
104 .TP 
105 numbered, t
106 番号付きのバックアップを作成します。
107 .TP 
108 existing, nil
109 番号付きのバックアップがある場合は番号付きのバックアップを作成します。
110 そうでなければ単純なバックアップを行います。
111 .TP 
112 simple, never
113 常に単純なバックアップを行います。
114 .SH 作者
115 David MacKenzie が作成しました。
116 .SH バグ報告
117 install のバグは bug\-coreutils@gnu.org に報告してください。
118 .br
119 GNU coreutils のホームページは <http://www.gnu.org/software/coreutils/> です。
120 .br
121 GNU ソフトウェアを使用するための一般的なヘルプは
122 <http://www.gnu.org/gethelp/> にあります。
123 .br
124 install の翻訳のバグは <http://translationproject.org/team/> に報告してください。
125 .SH 著作権
126 Copyright \(co 2012 Free Software Foundation, Inc.  License GPLv3+: GNU GPL
127 version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
128 .br
129 This is free software: you are free to change and redistribute it.  There is
130 NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
131 .SH 関連項目
132 \fBinstall\fP の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして用意されています。
133 \fBinfo\fP と \fBinstall\fP のプログラムがお使いの環境に適切にインストールされているならば、
134 コマンド
135 .IP
136 \fBinfo coreutils \(aqinstall invocation\(aq\fP
137 .PP
138 を実行すると、完全なマニュアルを読むことができるはずです。