1 .\" Japanese Version Copyright (c) 1997 Tanoshima Hidetohsi
2 .\" all rights reserved.
3 .\" Translated Jan 31, 1997
4 .\" by Tanoshima Hidetoshi <tano@sainet.or.jp>
5 .\" Updated Tue May 8 16:54:29 JST 2001
6 .\" by Asakawa Satoshi <rod@i.am>
8 .\" WORD: octal escapes 8進数のシーケンス
9 .\" WORD: change time 最終変更時刻
10 .\" WORD: ctime 最終変更時刻
11 .\" WORD: modification time 最終変更時刻
12 .\" WORD: access time 最終アクセス時刻
13 .\" WORD: atime 最終アクセス時刻
14 .\" WORD: Emacs' dired mode Emacsのディレクトリエディタモード
15 .\" WORD: index number i-node番号
17 .\" DO NOT MODIFY THIS FILE! It was generated by help2man 1.5.1.2.
18 .TH LS 1 "November 1998" "GNU fileutils 4.0" "FSF"
20 ls \- ディレクトリの内容をリスト表示する
23 [\fIオプション\fR]... [\fIFILE\fR]...
26 .\" Add any additional description here
28 指定したFILEについての情報をリスト表示する (デフォルトはカレントディレクトリ)。
29 \fB\-cftuSUX\fR や \fB\-\-sort\fR のオプション指定がなければ、
32 \fB\-a\fR, \fB\-\-all\fR
33 `.' で始まる名前のファイルを隠さずに、全てのファイルをリスト表示する。
35 \fB\-A\fR, \fB\-\-almost\-all\fR
36 `.' と `..' 以外の全てのファイルをリスト表示する。
38 \fB\-b\fR, \fB\-\-escape\fR
41 \fB\-\-block\-size\fR=\fISIZE\fR
44 \fB\-B\fR, \fB\-\-ignore\-backups\fR
45 `~' で終わるファイルをリスト表示しない。
46 (訳注: 但し、引数でファイルを指定した場合は表示する。)
50 オプション \fB\-lt\fR を伴う場合には最終変更時刻を表示する。
51 オプション \fB\-l\fR のみの場合には名前でソートされ、最終変更時刻を表示する。
56 \fB\-\-color\fR[=\fIWHEN\fR]
57 ファイルタイプを区別するための色づけの有無を指定する。
58 WHEN は `never', `always', `auto' のいずれか。
60 \fB\-d\fR, \fB\-\-directory\fR
62 ディレクトリ名をリスト表示し、シンボリックリンクを参照しない。
64 \fB\-D\fR, \fB\-\-dired\fR
65 Emacsのディレクトリエディタモードのために必要な情報を生成する。
66 (訳注: オプション `-l' と一緒に使われた場合、
71 .I " BEG1 END1 BEG2 END2 ..."
72 .B " //DIRED-OPTIONS// \-\-quoting-style=\fIWORD\fR"
77 各ファイル名の始めと終わりのバイト位置を記録したものである。
79 ファイル名にスペースや改行といった普段使わない文字が含まれている場合でも、
80 Emacs でファイル名を探すのが簡単になる。
81 ここで \fIWORD\fR はクォートのスタイルである。)
84 ソートせず表示する。オプション \fB\-aU\fR と同等。
85 -f より前に \fB\-lst\fR が指定された場合、それらのオプションは無効になる。
87 \fB\-F\fR, \fB\-\-classify\fR
88 ファイルタイプを示す印 (*/=@| のいずれか) を付加して表示する。
90 \fB\-\-format\fR=\fIWORD\fR
91 表示形式を指定する。\fIWORD\fR としては次の文字列を指定できる :
92 across (\fB\-x\fR と同等), commas \fB\-m\fR, horizontal \fB\-x\fR,
93 long \fB\-l\fR, single-column \fB\-1\fR, verbose \fB\-l\fR, vertical \fB\-C\fR
96 時間に関する情報を標準の省略形式ではなく完全な形式でリスト表示する。
101 \fB\-G\fR, \fB\-\-no\-group\fR
104 \fB\-h\fR, \fB\-\-human\-readable\fR
105 人が読み易い形式 (例えば 1K 234M 2G) で表示する。
108 同上。但し、1024 倍単位ではなく 1000 倍単位を用いる。
111 \fB\-H\fR, \fB\-\-dereference\-command\-line\fR
112 コマンドラインに指定したシンボリックリンクを参照して表示する。
114 \fB\-\-dereference\-command\-line\-symlink\-to\-dir\fR
115 コマンドラインに指定したディレクトリを指すシンボリックリンクを参照して表示する。
117 \fB\-\-indicator\-style\fR=\fIWORD\fR
118 WORD で指定されたスタイルに従って、ファイルタイプを示す印を付加して表示する。
119 \fIWORD\fR としては次の文字列を指定できる :
120 none (デフォルト), classify (-F と同等), file-type (-p と同等)
122 \fB\-i\fR, \fB\-\-inode\fR
123 各ファイルの i-node 番号を表示する。
125 \fB\-I\fR, \fB\-\-ignore\fR=\fIPATTERN\fR
126 シェルパターン PATTERN にマッチする名前のファイルはリスト表示しない 。
129 \fB\-\-block\-size\fR=\fI1K\fR と同様。
134 \fB\-L\fR, \fB\-\-dereference\fR
135 シンボリックリンクそのものではなく、参照しているファイルの情報をリスト表示する。
139 それぞれの行にできるだけ多く詰め込み、横にリスト表示する。
141 \fB\-n\fR, \fB\-\-numeric\-uid\-gid\fR
142 ユーザ名・グループ名のかわりに数字の UID と GID をリスト表示する。
144 \fB\-N\fR, \fB\-\-literal\fR
145 ファイル名中の非表示文字の変換を行わない。
146 (例えば、コントロール文字を特別扱いしない)
149 長い形式でリスト表示するが、グループ情報を表示しない。
151 \fB\-p\fR, \fB\-\-file\-type\fR
152 ファイルタイプを示す印 (/=@| のいずれか) を付加して表示する。
154 \fB\-q\fR, \fB\-\-hide\-control\-chars\fR
155 非表示文字を ? (クエスチョンマーク) で置き換えて表示する。
157 \fB\-\-show\-control\-chars\fR
158 非表示文字をそのまま出力する (デフォルト)。
160 \fB\-Q\fR, \fB\-\-quote\-name\fR
163 \fB\-\-quoting\-style\fR=\fIWORD\fR
164 WORD で指定されたスタイルに従って、ファイル名を囲む。
165 \fIWORD\fR としては次の文字列を指定できる :
166 literal, shell, shell-always, c, escape
168 \fB\-r\fR, \fB\-\-reverse\fR
171 \fB\-R\fR, \fB\-\-recursive\fR
172 サブディレクトリがあれば、再帰的にリスト表示する。
174 \fB\-s\fR, \fB\-\-size\fR
175 各ファイルのファイルサイズ (訳注: 1024 バイトブロック単位) を表示する。
180 \fB\-\-sort\fR=\fIWORD\fR
181 ソートの順序を指定する。\fIWORD\fR としては次の文字列を指定できる :
182 extension (\fB\-X\fRと同等), none (\fB\-U\fR), size (\fB\-S\fR),
183 version (\fB\-v\fR), status (\fB\-c\fR), time (\fB\-t\fR), atime (\fB\-u\fR),
184 access (\fB\-u\fR), use (\fB\-u\fR)
186 \fB\-\-time\fR=\fIWORD\fR
187 最終変更時刻の代りにWORDで指定された時間を表示する。
188 また、オプション \fB\-\-sort\fR=\fItime\fR と一緒に使用された場合、
189 WORDで指定された時間の順序でソートされる。
190 \fIWORD\fR としては次の文字列を指定できる : atime, access, use, ctime, status
195 \fB\-T\fR, \fB\-\-tabsize\fR=\fICOLS\fR
196 タブストップの幅を COLS で指定した文字分とする。
201 オプション `\fB\-l\fR' を伴う場合は最終アクセス時刻を表示する。
204 ソートせず、ディスク上にある順番にリスト表示する。
207 バージョン名とバージョン番号でソートする。
208 (訳注: バージョンの一番低いものが最初にくる。
209 デフォルトのソートのように動作するが、10 進の数字のシーケンスは、
210 インデックス番号またはバージョン番号として数値的に扱われる。
211 ゼロを前にもつ数値部分は小数として扱われる。
216 bar\-100.gz bar\-2.gz
217 bar\-12.gz bar\-12.gz
218 bar\-2.gz bar\-100.gz
219 foo\-1.007.gz foo\-1.007.gz
220 foo\-1.012b.gz foo\-1.01a.gz
221 foo\-1.01a.gz foo\-1.012b.gz
225 \fB\-w\fR, \fB\-\-width\fR=\fICOLS\fR
226 スクリーンの幅を COLS で指定した文字分とする。
232 拡張子 (訳注: 最後の `.' の後に続く文字列) のアルファベット順にソートする。
243 デフォルトではファイルタイプを区別するための色づけはなされない。
244 つまり、オプション \fB\-\-color\fR=\fInone\fR が指定された場合と同等である。
245 引数 WHEN が省略され、オプション \fB\-\-color\fR と指定された場合は、
246 オプション \fB\-\-color\fR=\fIalways\fR が指定された場合と同等である。
248 バグレポートは <bug-fileutils@gnu.org> へ。
251 の完全なドキュメントは info マニュアルとしてメンテナンスされている。
255 が正しくインストールされていれば、次のコマンド
259 で完全なマニュアルを参照することができる。