5 .Id $Id: co.1,v 1.1.1.1 1999/07/19 01:49:13 cvs Exp $
12 co \- RCS ファイルからリビジョンを取り出す
15 .RI [ options ] " file " .\|.\|.
18 は、\*r ファイルからリビジョンを検索し、対応したワークファイルに取り
21 \*r 拡張子にマッチするファイル名は \*r ファイルであるとみなし、その他
22 のファイル名はワークファイルであるとみなします。
26 \*r ファイルのリビジョンはロックするか、ロックしないで取り出され
27 ます。リビジョンをロックすることにより、同時に複数の変更が行われること
28 を防止します。内容を表示したり、読むだけの処理(たとえば、コンパイル)で
29 用いたりする場合はロックする必要はありません。編集したり、あとで登録するために
30 取り出すときは、通常、ロックしなければなりません。他のユーザによってロックされて
31 いるリビジョンをロックすることはできません(ロックは
34 除することができます)。リビジョンロックして取り出すには、さらに、ユーザが \*r ファイルのア
35 クセスリストに登録されているか、ファイルの所有者であるか、スーパーユーザ
36 であるか、アクセスリストが空でなければなりません。ロックしない
37 で取り出す場合は、アクセスリストや他人のロックに影響されることはありませ
40 取り出されるリビジョンを、リビジョン番号、枝番号、登
41 録日時、作者、状態によって指定することができます。
50 すべての条件に合致するリビジョンのうちで最新のものを取り出します。リビ
51 ジョン番号あるいは枝番号は、以下のオプションを使って指定することができ
91 された枝またはデフォルト枝からリビジョンを選択します。
93 リビジョンを指定せずに \*r ファイルに対して
107 と同じものも含む)で最新のリビジョンを取り
110 がリビジョンではなく枝を指定している場合、その枝上の最新
118 オプションの項を参照)の最新のリビジョンが取り出されます。
124 はリビジョン番号をワークファイルのキーワードから
128 れた数字またはシンボルの列です。シンボルは、
137 と同様に動作し、取り出したリビジョンをロックします。
141 と同様に動作し、取り出したリビジョンのロックを解除します。それ以前にロッ
147 ザがロックしたリビジョンがあれば、そのリビジョンのロックを解除します。さもなければ、
148 デフォルト枝の最新のリビジョンが対象となります。
151 つねにワークファイルを上書きします。後述の
161 ワークファイルにデフォルト形式のキーワード文字列を埋め込みます。たとえば、
165 .B "$\&Revision: \*(Rv $"
178 とほぼ同様ですが、対象となるファイルがすでにロックされていた場合
182 キーワード名のみの文字列を生成し、値は省略します。たとえば、キーワード
184 .B "$\&Revision: \*(Rv $"
187 を生成します。これは、異なるリビジョンの内容を比較する場合、キーワード
191 ワークファイル中のキーワード文字列をそのまま出力します。たとえば、ワーク
193 .B "$\&Revision: 1.1 $"
195 もそのままの文字列を埋め込みます。単純に文字列置換を行ってはい
196 けないバイナリファイル等を扱う場合に指定します。
199 キーワード文字列としてキーワード値のみを生成します。たとえば、キーワード
202 .B "$\&Revision: \*(Rv $"
209 り除くことが困難なプログラミング言語用のファイル等を生成するために
210 使用します。しかしながら、キーワード名が取り除かれてしまうと、それ以
211 降にキーワード置換を行うことができません。このため、本オプションを -l
212 オプションと組み合わせて使うことはできません。また、ワークファイルの書
213 き込み権はオフになります。後でワークファイルを編集する場合は、-kv オプショ
214 ンを指定せずにワークファイルを取り出してから行います。
217 ワークファイルとして書き出すかわりに、対象となるリビジョンを標準出力に書き出します。
219 をパイプの一部として使用する場合に便利です。
225 対話モードで動作します。たとえ標準入力が端末でなくても、ユーザに対して
229 選択された枝上の、指定された日付以前の登録日付を持つ最新のリビジョンを
230 取り出します。日付は自由形式で指定します。タイムゾーンとして
233 することにより、ローカル時間を使用することができます。他の一般的なタイ
234 ムゾーンも使用することができます。たとえば、以下に挙げるいくつかの指定は、
236 る1990年1月11日午後8時と同時刻を示します(Pacific 標準時は \*g よりも 8
242 .ta \w'\f3Thu, 11 Jan 1990 20:00:00 \-0800\fP 'u
245 \f34:00 AM, Jan. 12, 1990\fP 注記: デフォルトは \*g
246 \f31990/01/12 04:00:00\fP \*r の日付形式
247 \f3Thu Jan 11 20:00:00 1990 LT\fP \f3ctime\fP(3) + \f3LT\fP
248 \f3Thu Jan 11 20:00:00 PST 1990\fP \f3date\fP(1)
249 \f3Fri Jan 12 04:00:00 GMT 1990\fP
250 \f3Thu, 11 Jan 1990 20:00:00 \-0800\fP
251 \f3Fri-JST, 1990, 1pm Jan 12\fP
252 \f312-January-1990, 04:00-WET\fP
257 ほとんどの日付の項目にはデフォルト値があります。デフォルトのタイムゾー
258 ンは \*g です。他のデフォルト値は、年、月、日、時、分、秒 の順番で決定
259 されます。これらの項目のうち、少なくとも 1 つが指定されなければいけません。
260 指定のある項目よりも先に決定される項目が省略されている場合には、現在のローカ
261 ル時が採用されます。他の省略されたフィールドには最小値が採用されます。
264 の場合は、現在の年、月の 20 日 10 時 30 分 00 秒が採用され
265 ます。日付の指定に空白が含まれる場合には、日付の指定をクォートでくくる必要があることに
270 作成されるワークファイルの最終更新日付を、取り出されるリビジョンの日付に
273 が正しく動作しなくなるので、注意して使用する必要があります。
280 .BR \-w [\f2login\fP]
281 選択された枝上の、ユーザ user によって登録された最新のリビジョンを取り
290 で指定されたリビジョンを結合した新しいリビジョン作成します。本
291 オプションは、旧バージョンとの互換性のために残されています。
301 形式のリビジョンの対をコンマで区切って並べたリストです。
306 は(シンボリックまたは数字の)リビジョン番号です。
309 は以下のリビジョンを示します: (1) joinlist に列挙さ
310 れた対のうち、最初のものに対しては、上記の
315 選択されたリビジョン。(2) それ以外の対に対しては、直前の対から作成され
316 たリビジョン(すなわち、1 つの対によって作成されたリビジョンは次の結合
337 を同一の祖先とする 2 つの枝の末端のリビジョン
341 を結合するのによく用いられます。もし、3 つのリビジョンが同一の
343 .IR rev1 < rev2 < rev3
374 /*?-> 共通の祖先リビジョン以外に言いかたを思いつきません
389 がリビジョンではなく枝を示しているなら、その枝上の最新のリビジョンが用
402 の \*r システムの動作をエミュレートします。
410 のいずれかです。これは、古い \*r を使っているユーザと \*r ファイルを交
411 換するときに便利です。使用している \*r がどのバージョンかを調べるには、
416 がなければ、それはバージョン 3 です。また、日付に現れる年が 2 桁の数字
417 ならば、それはバージョン 4 です。どちらでもなければ、バージョン 5 です。
418 \*r バージョン 3 をエミュレートして作成された \*r ファイルからはデフォルト
419 枝の情報が失われます。バージョン 4 またはそれ以前のバージョンをエミュ
420 レートして作成されたリビジョンは、最大 13 時間ずれた日付を持つことになり
421 ます。バージョン 3 またはそれ以前のバージョンをエミュレートして取り出
432 \*r ファイル拡張子を指定します。詳しくは
439 .BI $ keyword : .\|.\|. $
441 .BI $ keyword : value $
446 の対については後述します。キーワードはリテラルな文字列として、あるいは
447 リビジョンを特定するためのコメントとして埋められることがあります。
451 なる形式の文字列を埋め込んで \*r ファイルに登
452 録します。\*r ファイルからワークファイルに取り出されるとき、
456 .BI $ keyword : value $
458 .BI $ keyword : value $
463 たな値に置換されます。このように、取り出しを行うごとにキーワードの値は
464 更新されていきます。\*r コマンドのいくつかは、
478 標準的なヘッダ。\*r ファイルのフルパス名、リビジョン番号、日時、作者、
483 とほぼ同様です。\*r ファイル名は、パスをつけずに埋め込まれます。
489 登録時に与えたログメッセージ。ヘッダとして、\*r ファイル名、リビジョン
490 番号、作者、日時が埋め込まれる。すでに埋め込まれているログメッセージは
492 .BR $\&Log: .\|.\|. $
494 ソースファイルの完全なログを記録するときに便利である。
514 ワークファイルは、 \*r ファイルの読み込みと実行の許可属性を受け継ぎます。
517 オプションが設定されていないか、厳格ロックモード(
519 参照)でロックせずに取り出していなければ、ユーザに対する書き込み
522 すでに、ワークファイルと同名の書き込み可能なファイルが存在していると、
524 は取り出しを中断し、もし可能ならば削除するかどうかを問い合わせます。
525 もし、すでに存在するファイルが書き込み禁止であったり、
528 指定されていた場合には、問い合わせを行わずに削除します。
533 とほぼ同じくらいのファイルにアクセスします。ただし、ワークファイル
538 本変数に空白で区切ったオプションを設定することで、コマンドライン引数に先立って処理されます。
543 \*r ファイル名、ワークファイル名、取り出されるリビジョンの番号を表示し
544 ます。処理が成功した場合は終了ステータス 0 を返
547 Author: Walter F. Tichy.
549 Revision Number: \*(Rv; Release Date: \*(Dt.
551 Copyright \(co 1982, 1988, 1989 by Walter F. Tichy.
553 Copyright \(co 1990, 1991 by Paul Eggert.
555 ci(1), ctime(3), date(1), ident(1), make(1),
556 rcs(1), rcsdiff(1), rcsintro(1), rcsmerge(1), rlog(1),
560 \*r\*-A System for Version Control,
561 .I "Software\*-Practice & Experience"
563 7 (July 1985), 637-654.
565 RCS ファイル、ワークファイルのリンクは保存されません。
569 以外の形式に書換える以外に、一部のキーワードの
570 みを展開させる方法がありません。nroff や troff ではキーワード中に空文
573 を埋め込むことにより展開を防ぐことができます。
576 オプションが日付の解釈を間違えることがあります。また、1970 年より前の日付