1 .\" This file documents the GNU text utilities.
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20 .\" Translated Tue Mar 3 1998 by NAKANO Takeo <nakano@apm.seikei.ac.jp>
22 .TH OD 1 "GNU Text Utilities" "FSF" \" -*- nroff -*-
24 od \- ファイルを 8 進数、または他の形式にダンプする
27 [\-abcdfhiloxv] [\-s[bytes]] [\-w[bytes]] [\-A radix] [\-j bytes]
28 [\-N bytes] [\-t type] [\-\-skip\-bytes=bytes] [\-\-address\-radix=radix]
29 [\-\-read\-bytes=bytes] [\-\-format=type] [\-\-output\-duplicates]
30 [\-\-strings[=bytes]] [\-\-width[=bytes]] [\-\-traditional]
31 [\-\-help] [\-\-version] [file...]
33 この文書はもうメンテナンスされていないので、不正確・不完全
34 な可能性がある。現在は texinfo 文書が正式な情報となっている。
40 は与えられたファイル (`\-' が与えられた場合は標準入力) の内容を標準出
41 力に書き出す。出力のそれぞれの行は以下のような内容からなる:まず最も左
42 のカラムに入力ファイルでのオフセットが書かれる。ついでファイルからのデー
43 タがひとつ以上のカラムに出力される。後者のフォーマットはオプションによっ
46 はファイルのオフセットを 8 進数で、またファイルデータを 2 バイトずつ
51 .I "\-A, \-\-address\-radix=radix"
54 として指定できるのは以下のうちのどれかである。
68 .I "\-j, \-\-skip\-bytes=bytes"
73 が `0x' または `0X' で始まる場合は 16 進数と解釈される。これ以外で先頭
74 が `0' の場合は 8 進数、それ以外は 10 進数と解釈される。 `b' を後置す
75 ると 512 倍、 `k' は 1024 倍、 `m' は 1048576 倍される。
77 .I "\-N, \-\-read\-bytes=bytes"
86 .I "\-t, \-\-format=type"
87 ファイルデータの出力フォーマットを選択する。
89 は文字列で、以下のタイプ指定文字からなる。ひとつの
91 文字列中に複数のタイプ指定文字を書いたり、このオプションを複数回用いる
94 は指定文字ひとつにつき一行の出力行を書き出す。行の出力順は指定文字の順
100 ASCII 文字かバックスラッシュつきのエスケープ文字
113 `a' と `c' 以外のタイプについては、入力データから何バイト分を使うかを
114 指定できる。これには形式表示文字の後に 10 進の整数を後置する。またはサ
115 イズを C コンパイラの組み込みデータタイプによっても指定できる。以下の
116 うちのどれかをタイプ指定の後に指定する。整数 (d, o, u, x) については以
129 浮動小数点数 (f) については以下のどれか:
139 .I "\-v, \-\-output\-duplicates"
140 直前と同じ内容を持つ行も表示する。デフォルトでは、連続する出力行がまっ
143 は最初の行のみを表示し、続く行には、省略した旨を伝えるアスタリスク (*)
146 .I "\-s, \-\-strings[=bytes]"
147 通常の出力の代わりに、入力の文字列定数 (string constants) のみを出力す
150 の連続した ASCII グラフィック (フォーマット) 文字で、 NUL によって終端
153 が省略された場合のデフォルトは 3 である。
155 .I "\-w, \-\-width[=bytes]"
156 出力ファイルの一行に表示する入力ファイルのバイト数を指定する。これは出
157 力タイプに指定した各サイズの公倍数でなければならない。
159 が省略された場合のデフォルトは 32。このオプションが指定されなかった場
161 .\" 最小公倍数の倍数、って公倍数で OK ですよね :-)
164 使い方に関するメッセージを標準出力に表示し、実行成功を返して終了する
167 バージョン情報を標準出力に表示して終了する
169 以下に示すいくつかのオプションは、 POSIX 以前の古いフォーマット指定オ
170 プションである。対応する POSIX での指定方法も同時に示してある。 GNU
172 では新旧のオプションをどのように混在させても良い。フォーマット指定オプ
186 ASCII 文字またはバックスラッシュ付きのエスケープ文字として出力する。
191 符号無し 10 進 short として出力する。
226 POSIX 以前の、オプション以外の引き数のうち、古いバージョンの od が受け
230 \-\-traditional [file] [[+]offset[.][b] [[+]label[.][b]]]
232 は、最大ひとつのファイルと、オフセットおよび擬似スタートアドレス
233 \fIlabel\fP を指定するのに用いることができる。
236 は 8 進数と解釈され、整形・出力する前にスキップする入力ファイルのバイ
242 が `0x' または `0X' で始まる場合は 16 進数と解釈される。 `b' が後置さ
245 を 512 倍したバイト分がスキップされる。
249 のように解釈されるが、これはスタート地点の擬似アドレスを指定する。擬似
250 アドレスは通常のアドレスの後に括弧付きで表示される。