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8 .\"
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22 .\" USA.
23 .\"
24 .\" Minor polishing, aeb
25 .\" Modified, 2002-06-16, Mike Coleman
26 .\"
27 .\" Japanese Version Copyright (c) 2000-2002 Yuichi SATO
28 .\"         all rights reserved.
29 .\" Translated Sun Sep 24 05:53:22 JST 2000
30 .\"         by Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp>
31 .\" Updated & Modified Sat Aug 31 05:49:00 JST 2002 by Yuichi SATO
32 .\"
33 .TH HOSTS 5 2002-06-16 "Linux" "Linux Programmer's Manual"
34 .SH 名前
35 hosts \- ホスト名の静的なルックアップテーブル
36 .SH 書式
37 .B /etc/hosts
38 .SH 説明
39 このマニュアルページは、
40 .I /etc/hosts
41 ファイルのフォーマットについて記述している。
42 このファイルは簡単なテキストファイルで、1 行に 1 つの IP アドレスがあり、
43 IP アドレスとホスト名を関連づけている。
44 各ホストについて、次のような情報が 1 行で与えられる。
45 .RS
46 .PP
47 IPアドレス 正式なホスト名 [エイリアス...]
48 .RE
49 .PP
50 エントリのフィールドは、空白またはタブ (複数でも可) で区切られる。
51 "#" 文字から行末までのテキストはコメントとして無視される。
52 ホスト名は英数字・マイナス記号 ("\-")・ピリオド (".") を含むことができる。
53 ホスト名は英文字 (alphabetic character) で始まって、
54 英数字 (alphanumeric characte) で終わらなければならない。
55 エイリアスはオプションであり、名前の変更、別のスペル、
56 短いホスト名、一般的に使われるホスト名 (例えば
57 .IR localhost )
58 などのために用意されている。
59 .PP
60 Berkeley Internet Name Domain (BIND) サーバは、
61 UNIX システムのためのインターネットネームサーバを実装している。
62 これは、
63 .I /etc/hosts
64 ファイルやホスト名ルックアップを拡張したり置き換えたりするものである。
65 これにより各ホストは
66 .I /etc/hosts
67 を最新かつ完全に保たなくてもよくなる。
68 .PP
69 ホストテーブルは、DNS にとって代わられたにもかかわらず、
70 現在のシステムにおいて次のような用途で広く使われている。
71 .TP
72 .B ブート時
73 大部分のシステムは、ローカルネットワークにおいて重要なホストの
74 名前とアドレスが含まれた小さなホストテーブルを持っている。
75 これは、システムのブート時などの DNS が稼働していないときに役立つ。
76 .TP
77 .B NIS
78 NIS を使用しているサイトは、ホストテーブルを
79 NIS ホストデータベースの入力として用いる。
80 NIS を DNS と共に使用できるにもかかわらず、
81 大部分の NIS サイトは未だに、
82 全てのローカルホストのエントリをもつホストテーブルを
83 バックアップとして使用している。
84 .TP
85 .B 隔絶されたノード
86 ネットワークから隔絶された非常に小さなサイトは、
87 DNS の代わりにホストテーブルを使用している。
88 ローカル情報が稀にしか変更されず、
89 ネットワークがインターネットと接続されていない場合、
90 DNS にそれほどの利点はない。
91 .SH ファイル
92 .I /etc/hosts
93 .SH 注意
94 このファイルへの変更は通常すぐに反映される。但し、アプリケーション
95 によりファイルの内容がキャッシュされている場合はこの限りではない。
96 .SS 歴史的な経緯
97 ホストテーブルのフォーマットはその後変更されているが、
98 元々のフォーマットは RFC\ 952 には記載されている。
99
100 DNS の登場以前、ホストテーブルは、駆け出したばかりのインターネットにおける
101 ホスト名解決の唯一の方法であった。
102 実際、このファイルは Network Information Control Center (NIC) によって
103 管理される公式ホストデータベースから作成することができた。
104 しかし、非公式なエイリアスや不明なホストを扱えるように、
105 最新に保つためのローカルな変更が頻繁に必要とされた。
106 NIC は既に hosts.txt を管理していないが、
107 これを書いている (2000 年頃の) 時点で調べてみると、
108 WWW 上に歴史的な hosts.txt が存在する。
109 92, 94, 95 年のものが見つかった。
110 .SH 例
111 .nf
112 127.0.0.1       localhost
113 192.168.1.10    foo.mydomain.org       foo
114 192.168.1.13    bar.mydomain.org       bar
115 146.82.138.7    master.debian.org      master
116 209.237.226.90  www.opensource.org
117 .fi
118 .SH 関連項目
119 .BR hostname (1),
120 .BR resolver (3),
121 .BR resolver (5),
122 .BR hostname (7),
123 .BR named (8),
124 Internet RFC\ 952
125 .\" .SH 著者
126 .\" このマニュアルページは、Debian GNU/Linux システムのために
127 .\" Manoj Srivastava <srivasta@debian.org> によって書かれた。