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[linuxjm/jm.git] / manual / SysVinit / release / man1 / last.1
1 .\" This page is originally in the SysVinit package.
2 .\"
3 .\" Translated Fri 14 Feb 1997 by Kazuyoshi Furutaka <furutaka@Flux.tokai.jaeri.go.jp>
4 .\" Updated Wed  3 May 2000 by Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
5 .\"
6 .\"{{{}}}
7 .\"{{{  Title
8 .TH LAST,LASTB 1 "Jul 29, 1999" "" "Linux System Administrator's Manual"
9 .\"}}}
10 .\"{{{  名前
11 .SH 名前
12 last, lastb \- 最近ログインしたユーザのリストを表示する
13 .\"}}}
14 .\"{{{  書式
15 .SH 書式
16 .B last
17 .RB [ \-R ]
18 .RB [ \-\fInum\fP ]
19 .RB "[ \-\fBn\fP \fInum\fP ]"
20 .RB [ \-adiox ]
21 .RB "[ \-\fBf\fP \fIfile\fP ]"
22 .RI [ name... ]
23 .RI [ tty... ]
24 .br
25 .B lastb
26 .RB [ \-R ]
27 .RB [ \-\fInum\fP ]
28 .RB "[ \-\fBn\fP \fInum\fP ]"
29 .RB "[ \-\fBf\fP \fIfile\fP ]"
30 .RB [ \-adiox ]
31 .RI [ name... ]
32 .RI [ tty... ]
33 .\"}}}
34 .\"{{{  説明
35 .SH 説明
36 .B last
37 は\fB/var/log/wtmp\fPファイル(もしくは\fB\-f\fPオプションを用いて
38 指定したファイル)を時間の流れとは逆方向に検索して行き、
39 そのファイルが作られて以来ログイン(及びログアウト)した全ての
40 ユーザのリストを表示する。
41 ユーザ名及びttyの名前を引数として与える事もできる。
42 その場合は引数と一致したエントリーのみを表示する。
43 ttyの名前は簡略化する事が出来る。
44 例えば、\fBlast 0\fPは\fBlast tty0\fPとするのと同じである。
45 .PP
46 \fBlast\fPは
47 \s-2SIGINT\s0シグナル(インタラプト・キー(通常はcontrol-C)を押すと発生する)
48 もしくは
49 \s-2SIGQUIT\s0シグナル(quitキー(通常はcontrol-\e)を押すと発生する) 
50 を受け取ると、
51 いつの分まで検索したかを表示し、
52 \s-2SIGINT\s0シグナルの場合はプログラムを終了する。
53 .PP
54 システムをリブートすると、
55 疑似的なユーザ\fBreboot\fPがログインしたものとして
56 \fB/var/log/wtmp\fPファイルに記録が残される。
57 従って、\fBlast reboot\fPとすると、ログファイル生成以後全ての
58 リブートのログが表示される。
59 .PP
60 \fBlastb\fP は、デフォルトでは不正なログインを記録する
61 \fB/var/log/btmp\fPファイルのログを表示するということ以外は 
62 \fBlast\fPと同じである。
63 .\"}}}
64 .\"{{{  オプション
65 .SH オプション
66 .IP \fB\-\fP\fInum\fP
67 \fBlast\fPに何行表示させるか指定する。
68 .IP "\fB\-n\fP \fInum\fP"
69 同上。
70 .IP \fB\-R\fP
71 \fBhostname\fPフィールドを表示しない。
72 .IP \fB\-a\fP
73 ホスト名を最後の欄に表示する。
74 次のオプションと組み合わせて用いると便利。
75 .IP \fB\-d\fP
76 ローカルからのログインでない場合は、Linuxはリモートホストの名前だけでなく、
77 その IP アドレスも記録している。
78 このオプションを用いた場合は、その IP アドレスをホスト名に変換し直して表示する。
79 .IP \fB\-i\fP
80 このオプションは\fB-d\fPと同様にリモートホストの IP アドレスを表示するが、
81 アドレスを 数字と `.' を使った形式で表示する。
82 .IP \fB\-o\fP
83 (linux-libc5 アプリケーションが作成した)古い形の wtmp ファイルを読み込む。
84 .IP \fB\-x\fP
85 システムのシャットダウン及びランレベル変更の記録も表示する。
86 .\"}}}
87 .SH 注意
88 \fIwtmp\fP及び\fIbtmp\fPファイルが存在しない可能性もある。
89 システムは
90 これらのファイルが存在する場合のみ情報を書き留める。
91 上記のファイルが存在するか否かは各サイトの設定の問題である。
92 これらのファイルを使いたい場合は、\fBtouch\fP(1) コマンドを使って簡単に
93 作る事が出来る(例えば、\fItouch /var/log/wtmp\fP) 。
94 .SH ファイル
95 /var/log/wtmp
96 .br
97 /var/log/btmp
98 .\"}}}
99 .\"{{{  著者
100 .SH 著者
101 Miquel van Smoorenburg, miquels@cistron.nl
102 .\"}}}
103 .\"{{{  関連項目
104 .SH 関連項目
105 .BR shutdown (8),
106 .BR login (1),
107 .BR init (8)
108 .\"}}}
109