1 .\"Shamelessly copied from zmore.1 by Philippe Troin <phil@fifi.org>
2 .\"for Debian GNU/Linux
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9 .\" Japanese Version Copyright (c) 2003 Yuichi SATO
10 .\" all rights reserved.
11 .\" Translated 2003-05-01, Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp>
15 bzmore, bzless \- bzip2 圧縮されたテキストを CRT で見るためのファイル閲覧フィルタ
17 \fBbzmore\fP [ name ... ]
19 \fBbzless\fP [ name ... ]
21 以下の説明では、 \fIbzless\fP と \fIless\fP は、 \fIbzmore\fP と \fImore\fP に置き換えて使用することができる。
23 \fIbzmore\fP は、圧縮されたテキストファイルや通常のテキストファイルを ソフトコピー端末上で一度に全画面で閲覧するためのフィルタである。
24 \fIbzmore\fP は \fIbzip2\fP で圧縮されたファイルに対して動作する (圧縮されていないファイルに対しても動作する)。
25 ファイルが存在しない場合、 \fIbzmore\fP は、そのファイル名に拡張子 .bz2 をつけた名前のファイルを探す。
27 \fIbzmore\fP は通常、1 画面毎に画面の一番下に \-\-続ける\-\- と表示して一時停止する。 キャリッジリターンを打つと、1 行分表示を進める。
28 スペースを打つと、1 画面分表示を進める。 他のキーについては、後に列挙する。
30 \fIbzmore\fP は端末の特性とデフォルトのウインドウサイズを決定するために、 ファイル \fI/etc/termcap\fP を調べる。 24
31 行表示できる端末では、デフォルトのウインドウサイズは 22 行である。 \fIbzmore\fP が一時停止しているときに打つことのできる、
32 その他のシーケンスとその結果は次の通りである (\fIi\fP はオプションの引き数 (整数値) で、デフォルトは 1 である)。
35 \fIi\fP 行分表示を進める (引き数が与えられない場合、1 画面分進める)。
38 11 行進めて表示する (\*(lqスクロール\*(rq)。 \fIi\fP が与えられると、スクロールサイズが \fIi\|\fP に設定される。
44 \fIi\|\fP が与えられた場合に新しいウインドウサイズになる、という以外は スペースを打った場合と同じ。
45 現在のファイルの終りでは、ウインドウサイズがデフォルトの値に 戻ることに注意すること。
48 \fIi\|\fP 行分スキップし、画面いっぱいに表示する。
51 \fIi\|\fP 画面分スキップし、画面いっぱいに表示する。
54 現在のファイルの読み込みを終了し、(もしあるなら) 次のファイルに移る。
57 プロンプト \-\-続ける\-\-(次のファイル: \fIfile\fP) が表示されているとき、このコマンドは bzmore を終了させる。
60 プロンプト \-\-続ける\-\-(次のファイル: \fIfile\fP) が表示されているとき、このコマンドは bzmore を次のファイルに
67 正規表現 \fIexpr\fP の \fIi\|\fP 番目の場所を検索する。 パターンが見つからない場合、 \fIbzmore\fP は (もしあるなら)
68 次のファイルに移る。 見つかった場合は、正規表現が見つかった場所の 2 行前から始まる 1 画面分を表示する。
69 削除文字やキル文字を正規表現を編集するために使用してもよい。 最初の桁を越えて削除すると、検索コマンドはキャンセルされる。
72 前に打ち込んだ正規表現の \fIi\|\fP 番目の場所を検索する。
75 \fIcommand\|\fP でシェルを起動する。 "command" 内の `!' という文字は、前のシェルコマンドで置き換えられる。 "\e!"
79 現在のファイルの読み込みを終了し、(もしあるなら) 次のファイルに移る。 (q または Q と同じ)。
84 コマンドはすぐに影響を及ぼす。 つまりキャリッジリターンを打つ必要はない。 ユーザーはコマンド文字そのものを打つ前に、
85 数値の引き数の入力をキャンセルするために、 キル文字を打ち込むことができる。 さらに、ユーザーは \-\-続ける\-\- というメッセージを
86 もう一度表示させるために、削除文字を打ち込むことができる。
88 出力が端末に送られるどの時点でも、ユーザーは終了キー (通常は control\-\e) を 打ち込むことができる。 \fIbzmore\fP
89 は出力を送るのを止めて、通常の \-\-続ける\-\- プロンプトを表示する。 その後、ユーザーは上のコマンドを普通の方法で打ち込むことができる。
90 終了キーを打った場合に、運悪く出力が失われることがある。 それは、終了シグナルが起きたときに、端末の出力キューで待っていた
91 すべての文字がフラッシュされてしまったためである。
93 このプログラムは出力を連続的なものにするために、端末を \fInoecho\fP モードにする。/ と !
94 コマンドを除いて、打ち込まれた文字は端末上に見えない。
96 標準出力がテレタイプでない場合、 \fIbzmore\fP は \fIbzcat\fP のように動作する。 ただし、ヘッダが各ファイルの前に表示される。
101 more(1), less(1), bzip2(1), bzdiff(1), bzgrep(1)