1 .\" @(#)cdrecord.1 1.57 01/04/17 Copyright 1996 J. Schilling
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24 .\" all rights reserved.
25 .\" Translated Sun Nov 25 18:34:39 JST 2001
26 .\" by Yuichi SATO <ysato@h4.dion.ne.jp>
28 .if t .ds a \v'-0.55m'\h'0.00n'\z.\h'0.40n'\z.\v'0.55m'\h'-0.40n'a
29 .if t .ds o \v'-0.55m'\h'0.00n'\z.\h'0.45n'\z.\v'0.55m'\h'-0.45n'o
30 .if t .ds u \v'-0.55m'\h'0.00n'\z.\h'0.40n'\z.\v'0.55m'\h'-0.40n'u
31 .if t .ds A \v'-0.77m'\h'0.25n'\z.\h'0.45n'\z.\v'0.77m'\h'-0.70n'A
32 .if t .ds O \v'-0.77m'\h'0.25n'\z.\h'0.45n'\z.\v'0.77m'\h'-0.70n'O
33 .if t .ds U \v'-0.77m'\h'0.30n'\z.\h'0.45n'\z.\v'0.77m'\h'-0.75n'U
40 .TH CDRECORD 1 "Version 1.10" "J\*org Schilling" "Schily\'s USER COMMANDS"
42 cdrecord \- マスタからオーディオ CD やデータ CD を記録する
52 .IR track1 .\|.\|. trackn
56 は Orange Book CD-Recorder で
57 データ CD やオーディオ CD を記録するために使う。
61 .IR scsibus / target / lun
67 他の OS では、このドライバをシミュレートするライブラリを使う。
70 .IR scsibus , target , lun
75 後者の場合、CD-R はマシンのデフォルトの SCSI バスに
81 OS や SCSI 転送の実装のなかには、これに加えてデバイスファイル名を
85 .IR devicename : scsibus , target , lun
88 .IR devicename : target , lun
90 このようなシステムでは、指定されたデバイスノード名が
91 1 つの SCSI デバイスのみを参照している場合、
93 .IR devicename : scsibus , target , lun
99 .IR devicename : @ , lun
102 リモートの SCSI デバイスにアクセスするためには、
103 リモートのデバイスであることを示すインジケータを
104 SCSI デバイス名の前に付ける必要がある。
106 .BI REMOTE: user@host:
111 指定可能なリモート SCSI デバイス名は、
112 .BI REMOTE: user@host:
114 .BI REMOTE: user@host:1,0,0
116 1 つ目の形式では、リモートで SCSI デバイスのスキャンを行わせる。
119 の SCSI bus # 1,target 0 lun 0 に接続されている
124 を全ての \s-2UNIX\s0 系プラットフォームで汎用的にするためには、
126 .IR devicename : scsibus , target , lun
128 これによりデバイスについての各 OS 特有の知識を
130 またこれにより、実際のデバイスファイル名や
131 .IR scsibus , target , lun
132 を指定する方法を、特定の OS 上でサポートする必要がなくなる。
136 0 はマシンのデフォルトの SCSI バスである。
137 マシンの SCSI 設定についてのより詳細な情報は、
141 .IR scsibus , target , lun
142 にどのような値を指定してよいか分らない場合は、
150 ファイル /etc/default/cdrecord が存在する場合、
152 のパラメータはこのファイル中のドライブ名ラベルにもなる
160 可能な限りスケジューリング優先度を高くする
161 (全てのカーネルプロセスより優先度を高くする)。
162 \fBPOSIX リアルタイムスケジューリング\fR
164 cdrecord はリアルタイムスケジューリングを使う。
165 ただし、カーネルプロセスより高い優先度は得られない。
171 はそのトラックのデータが書かれた個別のファイルに対応する。
174 の場合は標準入力がトラックとして使われる。
177 (標準入力) から 1 つのトラックだけが読み込まれる。
182 トラックオプションより前に指定しなければならない。
189 例えば、書き込み処理の進捗状況を表示するために使われる。
192 SCSI コマンド転送に関する表示の詳細度を 1 つ上げる。
193 CD レコーダにおける書き込み処理での問題をデバックするのに役立つ。
194 簡単なエラーメッセージしか表示されない場合は、
195 このフラグを使って詳細な表示を行わせることができる。
197 を指定すると、データバッファの内容も表示される。
201 を使うと、処理が遅くなりバッファアンダーランの原因になるかもしれない。
204 (debug=# を使って) その他のデバッグレベルを # に設定する。
205 または (-d を使って) デバッグレベルを 1 つ上げる。
210 libscg でドライバをオープンする際の問題や、
211 セクタサイズとセクタタイプの問題を発見するのに役立つ。
213 を使うと、処理が遅くなりバッファアンダーランの原因になるかもしれない。
215 .BR kdebug= "#, " kd= #
217 ドライバに対して、SCSI コマンドを動作させているときの
220 .BR \-silent ", " \-s
221 SCSI コマンドが失敗したときの状況報告を表示させない。
224 エラーが起こった場合でも処理を続行させる。
225 このオプションは、壊れた CD-RW ディスクを空にできるように、
229 記録プロセスの全ての段階を CD レコーダに行わせるが、
231 システムにおけるタイミングと負荷がかかった場合の応答が不明な場合は、
232 実際に CD に書き込む前に何回かテストしておくことを薦める。
235 \fBDisk At Once モード\fRに設定する。
238 モードをサポートしている MMC ドライブでしか動作しない。
241 マルチセッション CD の作成を可能にする。
242 メディアの最後のセッションを作成するのでなければ、
243 マルチセションディスクの全てのセッションについて、
245 CD レコーダが後でセッションを追加できるように修正を行う。
246 次のプログラム領域へのリンクを含んだ TOC が作成される。
248 (CDplus 以外の) 製品版 CD とは 100% 互換ではない。
249 マルチセッション CD の記録だけに使用すること。
250 このオプションを指定した場合、デフォルトのトラックタイプは
251 .B "CD-ROM XA mode 2"
255 .B "CD-ROM XA mode 2"
257 このようなドライブでマルチセッションのディスクを作成するためには、
260 cdrecord はデータセクタをオーディオセクタに変換する
262 マルチセッションディスクを DAO/SAO モードで記録したい場合は、
266 セクタをマルチセッションにしなければならない。
267 全てのドライブがマルチセッション CD の DAO/SAO モードに対応している訳ではない。
271 以降に適した形式のマルチセッション情報を取得する。
273 このオプションは、少なくとも 1 つの閉じたセッションがあり、
274 セッションを追加できる (まだ閉じられていない) CD のみで動作する。
275 この操作に適さないディスクからマルチセッション情報を取得しようとした場合、
279 CD の table of content (内容一覧) または PMA を取得して表示する。
282 は CD-R ドライブと CD-ROM ドライブで動作する。
285 CD-R メディアや CD-RW メディアの
286 ATIP (absolute Time in Pregroove) 情報を取得して表示する。
290 ドライブが ATIP 情報の読み取りに対応していない場合、
291 記録されている情報の一部もしくは何も表示されない。
293 MMC 互換のわずかなドライブでしかサポートされていない。
296 が最初のセッションの lead-in start time を取得できる場合、
297 メディアにかかれた製造者情報をデコードして表示しようとする。
300 ディスクの固定 (fixated) のみを行う (つまり、CD-R の TOC が書き込まれる)。
301 何らかの理由により、ディスクには書かれたが固定が行われなかった場合に、
303 現在のところ、このオプションは昔の TEAC 製ドライブ
304 (CD-R50S と CD-R55S) では動作しない。
307 トラックを書き込んだ後にディスクを固定しない。
308 このオプションはオーディオディスクを段階的に作成するために使用できる。
309 固定していないディスクは、一般には CD を記録するドライブ以外では使えないが、
310 このようなディスクを再生できるオーディオ CD プレーヤもある。
313 SCSI ドライバをオープンする前に、標準入力からの入力が可能になるのを待つ。
316 がマルチセッションディスクに追加セッションを書き込んでいる間でも、
317 パイプからの入力を読み取ることができるようになる。
318 マルチセッションディスクに追加セッションを書き込んでいる場合、
320 は出力を書き出す前に前のセッションを読み込む必要がある。
321 標準入力からの入力が可能になるのと同時に、
323 が SCSI ドライバをオープンする場合は、このオプションを使用できない。
327 このオプションはトレーのロード機構があるドライブでしか動作しないが、
328 Kodak のディスクトランスポータを使う場合にも便利である。
332 (Philips などの) いつかのデバイスでは、
333 新しいディスクを作成する前にメディアを取り出す必要がある。
335 \-dummy テストをした直後に実際のディスクを作成できない。
338 書き込みプロセスの速度ファクタを # にする。
339 # はオーディオ速度の何倍の速さにするかを表す整数である。
340 オーディオ速度は CD-ROM では約 150 KB/s、
341 CD-Audio では約 172 KB/s である。
356 CD-RW を空 (blank) にして終了する。または、書き込む前に CD-RW を空にする。
364 ディスク全体を空にする。長い時間がかかる。
368 PMA, TOC, pregap を消去する。
389 フラグなしでは空にできない CD-RW ディスクを空にすることができる。
390 ドライブの中にはある種の壊れた CD-RW ディスクの消去を
397 はできる限りのことを行うが、空にする操作が成功するか否かは、
398 最終的にはドライブのファームウェアに依存する。
401 fifo (リングバッファ) サイズを # にする。
407 他の単位が指定されない限り、サイズはバイト数であるとする。
408 数字の直後に `b', `k', `m', `s', `f' を付けることができる。
409 それぞれサイズが 512, 1024, 1024*1024, 2048, 2352 倍であることを表す。
410 `x' や `*' で区切ってサイズを指定した場合、2 つの数の掛け算が行われる。
413 は fifo のサイズを 630\ kB に指定したことになる。
416 引き数で指定されたサイズには、管理に必要な共有メモリの分も含まれている。
417 このメモリの大きさは、少なくとも 1 ページである。
424 デフォルトの fifo サイズは、現在のところ 4 MB である。
426 fifo はリアルタイム書き込みプロセスのバッファを増やすために使われる。
431 をパイプで直接つないで動作させることができる。
432 fifo がアクティブで、かつ CD を作成するために
443 推奨される fifo サイズは 4 〜 32 MB である。
444 経験則として、fifo サイズは少なくとも
445 CD レコーダの内部バッファのサイズと同じなければならない。
446 また、マシンで使用されている RAM の物理サイズの半分以下でなければならない。
448 fifo empty count が 0 で、fifo min fill が 20% 以上であるという
450 fifo のためにあまり多くのメモリ量を使わない方がよい。
452 CD を書き込むのに 8 MB 以上のメモリが必要になるのは、
453 マシンパワーが足りないか、ハードウェアに問題があるか、
455 (Sparcstation-2 などの) sun4c アーキテクチャでは、
456 1 プロセス当たりの MMU ページテーブルエントリは 16MB しかない。
457 sun4c では fifo に 14 MB 以上を使うと、
458 OS が MMU テーブルを絶えず再読み込みするために非常に時間がかかる。
459 Sun の新しいマシンでは、このような MMU のハードウェア問題はない。
460 PC ハードウェアがこの問題に影響されるかについての情報はない。
462 バッファアンダーランやそれと同様な問題があり、かつ
463 .I "fifo empty count"
466 この場合、fifo のサイズは充分である。
469 CD レコーダの SCSI target を設定する。上記を参照。
477 対象とする OS の独自のマニュアルに書かれているだろう。
485 .BI dev= /dev/rcd0.ctl:@
488 Linux では、パラレルポートアダプタに接続されたデバイスは、
489 仮想 SCSI bus に対応付けされる。
491 この仮想 SCSI bus の別の target に対応付けされる。
501 オプションの引き数に文字 ',', '/', '@', ':' がない場合、
502 ファイル /etc/default/cdrecord に書かれたラベル名として扱われる
503 (「ファイル」セクションを参照すること)。
506 SCSI コマンドのデフォルトのタイムアウトを
509 SCSI コマンドのデフォルトのタイムアウトは、
510 SCSI コマンドを送る際の最短タイムアウトとして使われる。
511 SCSI コマンドがタイムアウトにより失敗した場合、
513 デフォルトのタイムアウトより長くすることができる。
514 タイムアウトを長くしてコマンドが正常に動作した場合は、
515 成功したときのタイムアウト時間とそのコマンドを、
519 デフォルトのタイムアウト 40 秒が使われる。
523 デバイスに対してユーザーが指定したドライバ名を使える。
524 使用可能なドライバのリストを取得するには、
533 このオプションは細心の注意を払って使用すること。
535 ディスクを使えなくしてしまう可能性が高くなる。
536 合わないドライバを使った場合、最も良くても
546 という 2 つの特別なドライバエントリがある。
547 これらのドライバエントリは、いろいろなスピードでのタイミングテストや、
549 オプションに対応していないドライバでのタイミングテストを
551 シミュレーションドライバは、バッファサイズが 1MB のドライブを実装している。
555 シミュレーションドライバはバッファアンダーランも正しくシミュレートする。
557 オプションを指定すると、バッファアンダーランの場合でも終了しない。
559 .BI driveropts= "option list"
561 オプションはコンマで区切ったリストで指定する。
562 使用可能なオプションのリストを取得するには、
570 これは Sanyo BURN-Proof 技術を使っているドライブで、
572 (Buffer Underrun Proof writing) に対応するためのものである。
575 現在のドライブに対応したドライバが存在するかをチェックして、終了する。
581 SCSI-3/mmc 互換ドライブでモードページを 0x2A としたときに取得できる
584 のマークがあるものは、1000 バイトを kilo-byte とする。
587 のマークがあるものは、1024 バイトを Kilo-byte とする。
590 ドライブから情報の取得 (inqurity) を行い、
594 全ての SCSI バス上のドライブをスキャンし、
596 このオプションは、システム上の CD レコーダの SCSI アドレスを
599 .B "bus * 100 + target"
603 CD レコーダのある SCSI バスをリセットする。
604 このオプションは全ての OS 上で動作するわけではない。
608 このオプションは特に注意して使うべきである。
609 このオプションはデバッグのためだけに存在するので、
611 通常の容量以上にディスクに書き込む必要はない。
614 audio オプションを上書きするのに *.inf ファイルを使う。
615 このオプションを使うと、*.inf ファイルから
617 *.inf ファイルは 1 トラック毎のオーディオデータが書かれた
621 第 1 トラック以外の全てのトラックのデフォルトのプレギャップサイズを設定する。
623 track-at-once ディスクを作成する際に
624 各トラックの先頭に 2 秒の無音領域がない場合には、
627 このオプションは将来なくなるかもしれない。
630 .B "packet writing mode"
635 パケットサイズを # に設定し、修正パケットモードを使わせる。
639 現在のトラックを閉じない。パケット書き込みモードでのみ役立つ。
644 .B "メディアカタログ番号 (Media Catalog Number)"
651 トラックオプションはトラックファイル名と合わせて指定する。
655 .B "国際標準録音資料コード (International Standard Recording Code)"
661 次のトラックのインデックスリストを設定する。
662 インデックスリストは、コンマで区切られた数値のリストで、
664 このリストの最初のエントリには 0 が書かれていなければならない。
665 以降はこれより大きな数値が順番にリストされていなければならず、
666 それぞれの数値は 1 単位を 1/75 秒として、インデックスの開始を表す。
667 インデックスリストは以下のような形式である:
668 0,7500,15000 はインデックス 1 を開始トラックとし、
669 インデックス 2 を開始トラックから 100 秒後、
670 インデックス 3 を開始トラックから 200 秒後とする。
673 このフラグが指定されると、以降の全てのトラックが (Red Book と同じ)
677 ステレオ 16-bit デジタルオーディオデータで、
678 サプリングレートは 1 秒あたり 44100 回にすべきである。
679 バイトオーダーは、MSB left, LSB left, MSB right, LSB right, MSB left, ...
681 トラックは 2352 バイトの倍数にする。
682 書き込みプロセスにおいて、データが 2352 バイトの倍数で読み込まれるので、
683 オーディオトラックのマスタイメージを raw ディスクにおくことはできない。
689 で終る場合、ファイルは構造化オーディオファイルデータファイルとして扱われる。
692 は、ファイルを Sun オーディオファイルまたは
693 Microsoft .WAV ファイルと仮定して、
694 オーディオヘッダ情報以外をスキップしてオーディオデータを抽出する。
695 それ以外の場合は、オーディオデータストリームに
696 ヘッダが含まれていないときにしか cdrecord は正常に動作しない。
698 長さが (1/75 秒の) ブロックの倍数でないので、
700 オプションも指定しなければならないことが多い。
702 は .WAV ファイルのオーディオデータが
703 Intel (リトルエンディアン) バイトオーダーで書かれていると認識して、
704 CD レコーダがビッグエンディアンのデータを必要としているときには、
707 は、(1 秒あたり 44100 回の 16 ビットステレオサンプリングを行い
708 PCM コーディングする) Red Book の必要条件を満たさない
714 データの構造が上記の (ビッグエンディアンバイトオーダー) 構造であれば、
716 しかし、データ形式にヘッダが含まれている場合は、
717 トラックの開始時にクリック音が聞こえてしまうだろう。
737 このフラグが指定されている場合、オーディオデータは
738 バイトスワップ (リトルエンディアン) オーダーであると仮定する。
739 Yamaha, Sony, new SCSI-3/mmc などの CD ライタでは、
740 オーディオデータがリトルエンディアンオーダーでなければならない。
741 .\" (リトルエンディアンは、実際に CD に記録されるバイトオーダーである) ????
742 他の CD ライタでは、オーディオデータは SCSI プロトコルで使われる
743 ビッグエンディアン (ネットワーク) バイトオーダーなければならない。
745 は、CD レコーダがビッグエンディアンのオーディオデータを必要とするのか、
746 リトルエンディアンのオーディオデータを必要とするのかを認識して、
747 データストリームのバイトオーダーをレコーダの必要にあったものに修正する。
749 フラグが必要になるのは、データストリームが
750 Intel (リトルエンディアン) バイトオーダーの場合のみである。
753 の詳細な出力には、入力データをレコーダが必要とする
754 バイトオーダーに合わせるのために入れ換える必要があるかが表示される。
758 フラグが実際にトラックに指定されているかどうかは表示しない。
761 このフラグが指定されている場合、これ以降の全てのトラックは
763 (Yellow Book) フォーマットで書き込まれる。
765 The file with track data should contain an
767 .BR ISO-9660 " または " Rock Ridge
768 ファイルシステムイメージでなければならない
775 フラグメントサイズを 2 KB バイトに設定するれば、
776 セクタサイズが 2 KB の CD ドライブを読み込みに使うことができる。
779 他のフラグが指定されていない場合、\-data がデフォルトである。
799 このフラグが指定されると、これ以降の全てのトラックは
805 このフラグが指定されると、これ以降の全てのトラックは
811 このフラグが指定されると、これ以降の全てのトラックは
817 このフラグが指定されると、これ以降の全てのトラックは
824 ファイルシステムサイズを次のトラックのサイズとする。
825 raw ディスクパーティションまたはマスタ CD から
829 CD のサイズを ISO ファイルシステムのサイズに制限するために
833 track at once モードのときに
834 CD レコーダに 2 つのランアウト (run out) ブロックを読み込ませないために、
837 この 2 つのランアウトブロックは読み込むことができず、
838 defective コピーを引き起こすバッファアンダーランの原因になる。
842 から読み込む場合には、このオプションを使ってはならない。
843 今のところ \-multi オプションが指定されている場合には、
844 ファイルシステムのサイズを決定するために、このオプションを使うことはできない。
848 各データトラックの後ろにデータ 0 が 15 セクタ分追加される。
860 はオーディオデータが 2352 バイトの倍数になるようにデータを埋め込む。
861 詰め込まれるオーディオデータはバイナリの 0 であり、
867 によって無効にされるまで有効であり続ける。
870 次のトラックに詰め込まれるデータ 0 の数を # に設定する。
872 オプションの動作とは反対に、新たなトラックでは
878 CD ドライブがトラックの最終セクタを読み込めない場合、
879 または ISO-9660 ファイルシステムの先読みバグがある
881 システム上で CD を読み込ませたい場合は、このオプションを使うこと。
882 空のファイルをトラックデータとして用いる場合、
883 このオプションは全てを 0 で埋めたディスクを作成するために使われる。
886 以降のトラックに対して 0 の埋め込みを行わない \-
890 これ以降のトラックで、Red Book トラック長基準を破っても構わないことにする。
891 トラック長は最短でも 4 秒なければならない。
892 このオプションは DAO モードで用いられた場合にのみ有効である。
893 全てのドライブがこの機能に対応しているわけではない。
894 ドライブは結果として得られる CUE シートを受け付けなければならない。
897 Red Book トラック長基準を再び守らせる。
898 トラックは少なくとも 4 秒でなければならない。
901 次のトラックのプレギャップサイズを設定する。
902 このオプションは現在のところ、TEAC 製ドライブで
903 各トラックの前に 2 秒間の無音を入れずに
904 track-at-once ディスクを作成するときにしか動作しない。
910 .\"ysato: 原文では "micro" の部分が「μ」の 1 バイト文字で書かれているが、
911 .\"ysato: EUC-JP で保存できないので変更した。
913 このフラグを指定すると、オーディオトラックの全ての TOC エントリは、
914 オーディオデータが 50/15 μ秒のプレ・エンファシス (pre-emphasis) で
916 ただし、このデータがファイルからディスクに移される際に変更されることはない。
917 このオプションはデータトラックには何も影響しない。
921 これ以降のオーディオトラックの TOC エントリは、
922 オーディオデータのマスタがリニアデータとして作成されているものとする
926 次のトラックのマスタイメージが raw ディスクに格納されている場合、
927 ディスク上の有効なデータ量を指定するために、このオプションを使うこと。
928 次のトラックのイメージが通常のファイルとして格納されている場合、
929 ファイルのサイズからそのトラックの長さを決定する。
930 トラックに ISO 9660 ファイルシステムイメージがある場合は、
931 ファイルシステムイメージの長さを決定するために
935 TEAC プログラミングインターフェースを使ういくつかのドライブでは、
936 Disk at Once モードでも Track at Once モードでも
940 今のところ cdrecord はサイズをチェックして、書き込みを始める前に中止する。
942 .B "mkisofs -print-size
955 以下の例では、CD レコーダがマシンのプライマリ SCSI バスに
957 SCSI ターゲット ID は 2 に設定されている。
961 にあるデータを使って単純な CD-ROM を 2 倍速で記録する:
963 cdrecord \-v speed=2 dev=2,0 cdimage.raw
965 Rock Ridge 拡張された ISO 9660 ファイルシステムのイメージを作成する:
967 mkisofs \-R \-o cdimage.raw /home/joerg/master/tree
969 Solaris で CD を書き込む前に上の結果のファイルを検査する:
971 mount \-r \-F fbk \-o type=hsfs /dev/fbk0:cdimage.raw /mnt
975 mount cdimage.raw \-r \-t iso9660 \-o loop /mnt
984 ファイルシステムの構造がそれほど複雑でない場合、
985 cdrecord は ISO 9660 ファイルシステムのイメージを作成せずに実行できる。
988 mkisofs \-R /master/tree | cdrecord \-v fs=6m speed=2 dev=2,0 -
990 このパイプラインを実行するために推奨される最小の fifo サイズは 4 MB である。
991 デフォルトの fifo サイズは 4 MB であるので、
992 別の fifo サイズを指定したい場合以外は
996 mkisofs もリアルタイムクラスで実行すべきである。
1000 mkisofs \-R /master/tree
1004 priocntl \-e \-c RT \-p 59 mkisofs \-R /master/tree
1007 .B "UNIX International"
1008 互換のリアルタイムスケジューリングのないシステムでは
1010 nice --18 mkisofs \-R /master/tree
1014 Solaris では cdrecord は優先度 59 で実行されるので、
1015 mkisofs は優先度 58 以下で実行すべきである。
1016 他のシステムでは nice -18 以上で mkisofs で実行すべきである。
1018 Sparcstation-2 で Yamaha CDR-400 を使って
1019 ディスク上にファイルシステムイメージを置かずに
1020 CD-ROM を作成するテストを行ってみたが、
1023 より高速なマシンでは、負荷がかかった場合でも 4 倍速で動作できるだろう。
1025 .IR track01.cdaudio ,
1026 .IR track02.cdaudio ", ..."
1027 というファイルに各トラックのデータがある場合に、
1028 単純な CD-DA (オーディオ) を等速で記録するには:
1030 cdrecord \-v speed=1 dev=2,0 -audio track*.cdaudio
1032 上の例が 2 倍速でできるかをチェックするためには、
1033 dummy 書き込みオプションを使うこと:
1035 cdrecord \-v \-dummy speed=2 dev=2,0 \-audio track*.cdaudio
1037 最初のトラックは ISO 9660 ファイルシステム
1040 .IR track01.cdaudio ,
1041 .IR track02.cdaudio ", ..."
1042 というオーディオトラック、というようなミックスモード CD を記録するには:
1044 cdrecord \-v \-dummy dev=2,0 cdimage.raw \-audio track*.cdaudio
1046 書き込みを始める前にトラックのサイズを知らせる必要がある
1049 mkisofs -R -q -print-size /master/tree
1053 mkisofs -R /master/tree | cdrecord speed=2 dev=2,0 tsize=XXXs -
1058 は先に実行した mkisofs の出力で置き換える。
1060 オーディオ CD を最も正確な方法で複製するには、
1063 cdda2wav -v255 -D2,0 -B -Owav
1067 cdrecord -v dev=2,0 -dao -useinfo *.wav
1074 SCSI 転送ライブラリの open コールに適したデバイス識別子と、
1075 ファイル /etc/default/cdrecord にかかれたラベルを設定できる。
1089 /etc/default/cdrecord
1090 デフォルトの値は、/etc/default/cdrecord にある以下のオプションで設定できる。
1099 SCSI 転送ライブラリの open コールに適したデバイス識別子と、
1100 ファイル /etc/default/cdrecord にかかれたラベルを設定できる。
1101 これによりシステム上の特定のドライブを識別できる。
1115 識別子は文字 ',', '/', '@', ':' を含んではならない。
1117 ラベルに続く行には、タブで区切られたアイテムのリストが書かれる。
1118 今のところ、ドライブの SCSI ID・ドライブのデフォルトの速度・
1119 デフォルトの FIFO サイズ、という3 つのアイテムが認識される。
1123 の値を -1 に設定すると、cdrecord はグローバルのデフォルト値を使う。
1124 典型的な例としては以下のようものである:
1134 という名前のドライブが scsibus 0, target 5, lun 0 にあり、
1135 速度を 4 倍速、FIFO サイズを 8 MB にすることを指示する。
1136 2 番目のドライブは scsibus 1, target 6, lun 0 にあり、
1137 デフォルトの速度とデフォルトの FIFO サイズを使う。
1149 Solaris において USCSI フォールバック SCSI 転送コードを使いたい場合は、
1152 .B "cdrecord -scanbus
1156 モードで作られたディスクは、CD 製造業者によって
1157 大量生産される製品のマスタには向いていない。
1162 で作られたディスクは、通常はどの CD プレーヤでも読めるが、
1163 古いオーディオ CD プレーヤのなかには
1164 オーディオトラックの間に 2 秒間のクリック音を出してしまうものもある。
1166 トラックの最小サイズは 4 秒または 300 セクタである。
1167 これよりも小さいトラックを書き込んだ場合、
1168 CD レコーダがダミーブロックを追加する。
1169 これが SCSI エラーメッセージに現れたとしてもエラーではない。
1172 は、SparcStation 20/502 上のアップグレードされた Philips CDD-521 レコーダで
1173 等速と 2 倍速でテストして問題がなかった。
1174 もっと遅いコンピュータシステムでも動作するだろう。
1175 Philips/HP/Plasmon/Grundig の新しいドライブでも、
1176 Yamaha の CDR-100 と CDR-102 でも動作する。
1177 Plasmon RF-4100 でも動作するが、マルチセッションについてはテストしていない。
1178 アップグレードされていない Philips CDD-521 では動作しない。
1179 Sony CDU-924 をテストしたが、ハードウェアが XA-mode2 に対応していない。
1180 よって Sony 製ドライブでは適合した
1181 マルチセッションディスクを作成することはできない。
1182 Ricoh RO-1420C でも動作するが、
1183 speed=2 で使うと問題が発生することがあるようなので、
1184 このような場合には speed=0 を試してみること。
1186 Yamaha CDR-400 や SCSI-3/mmc に適合した全ての新しいドライブは、
1187 シングルセッションとマルチセッションに対応している。
1193 オプションをオンにして、ドライブでサポートされている
1194 全ての速度について何回かテストすべきである。
1195 CD の書き込みはリアルタイムプロセスである。
1197 は必要とされるデータ転送率を絶えず提供するわけではない。
1199 でマウントされたファイルシステム上にある CD イメージを
1201 で使いたい場合は、fifo サイズが充分大きいこと確認すること。
1203 を SS20/502 において中間的な負荷状態で使用したことや、
1204 Sparcstation-2 においてかなりの負荷状態で 4 倍速で使用したこともあるが、
1205 CD を書き込むときはシステムの負荷を出来る限り軽くしておくことを勧める。
1206 読み込み元のディスクが原因でバッファアンダーランが起こっていないことを
1209 .B " cdrecord -dummy dev=2,0 padsize=600m /dev/null
1211 を実行して、全てをダミーデータから作ったディスクを作成すればよい。
1216 プログラム自身をメモリ内にロックできるように、
1219 システム上でユーザーが root になるのを許可したくない場合は、
1221 を root に suid することで安全にインストールできる。
1222 これにより、root 権限を持たない全てのユーザーやユーザーのグループが
1227 は、実際のユーザーが特定のファイルを読めるかを調べる。
1230 を使う権限を与えたいならば以下を実行する:
1232 chown root /usr/local/bin/cdrecord
1234 chmod 4711 /usr/local/bin/cdrecord
1237 cdrecord を使う権限を与えたいならば以下を実行する:
1239 chown root /usr/local/bin/cdrecord
1241 chgrp cdburners /usr/local/bin/cdrecord
1243 chmod 4710 /usr/local/bin/cdrecord
1249 ディスクの読み込み・書き出し・フォーマットを
1255 CD レコーダや読み込み元のディスクが接続された SCSI バスに、
1256 切断や再接続に対応していない昔のディスクを接続するべきではない。
1258 CD には 99 トラック以上は入らない。
1260 オーディオトラックとデータトラックが両方入ったディスクを作成する場合は、
1261 データをトラック 1 に入れるべきである。
1262 そうでなければ CDplus ディスクを作成するべきである。
1263 CDplus は、最初のセッションがオーディオトラックで、
1264 以降のセッションがデータトラックになったマルチセッションディスクである。
1266 多くの OS ではデータトラックが 1 つしか読み出せない。
1267 また読むためには特別のソフトが必要である。
1269 HP 製 CD レコーダの SCSI コマンドセットについての
1272 http://www.hp.com/isgsupport/cdr/index.html
1274 もっと詳しい情報や、現在対応していないCD レコーダの
1275 SCSI コマンドマニュアルがあったら、著者に連絡してください。
1277 Philips CDD 521 にはファームウェアのバグがある。
1279 これらうちのいくつかは、デバイスの電気の周波数を
1281 そうしない場合にはマシンをリブートしなければならない。
1284 .B "Linux SCSI generic driver"
1289 は scg ドライバの機能をエミュレートを試みるという対処療法を使う。
1292 の sg ドライバには以下のような酷いバグがある:
1295 SCSI コマンドが全く送られていないかを調べることができない。
1298 SCSI status バイトを取得できない。
1301 は失敗した SCSI コマンドをある状況下では報告できない。
1304 転送時の実際の DMA カウントを取得できない。
1306 は、DMA の残余カウントがあるかをユーザーに知らせることができない。
1309 auto sense データのうち有効なバイト数を取得できない。
1311 は、認識したデータをデバイスが全く転送していないかを
1315 auto request sense では非常に少ないデータしか取得できない
1316 (CCS/SCSI-2/SCSI-3 では 18 以上でなければならない)。
1318 fifo 率の表示は、CD レコーダにデータブロックが書き込まれた直後に計算される。
1319 このため、fifo がストリーミングモードであるにもかかわらず、
1320 100% fifo fill になることはない。
1324 以下のようなメッセージが表示されてから、
1329 Starting to write CD at speed %d in %s mode for %s session.
1331 SCSI コマンドの典型的なエラーメッセージは以下のようなものである:
1335 cdrecord: I/O error. test unit ready: scsi sendcmd: no error
1336 CDB: 00 20 00 00 00 00
1337 status: 0x2 (CHECK CONDITION)
1338 Sense Bytes: 70 00 05 00 00 00 00 0A 00 00 00 00 25 00 00 00 00 00
1339 Sense Key: 0x5 Illegal Request, Segment 0
1340 Sense Code: 0x25 Qual 0x00 (logical unit not supported) Fru 0x0
1341 Sense flags: Blk 0 (not valid)
1342 cmd finished after 0.002s timeout 40s
1346 1 行目はコマンドの転送についての情報である。
1348 カーネルの視点からみたシステムコールのエラーである。
1349 他の問題が起こらないときに、一般的なのは
1352 次の文字列は失敗した SCSI コマンドの簡単な説明である。
1353 残りの部分は SCSI バス越しにコマンドを転送する際に
1357 (つまり、要求された SCSI アドレスにデバイスが存在しなかった)。
1359 2 行目には失敗したコマンドの SCSI コマンドの
1362 3 行目には、コマンドの転送が成功した場合に、
1363 コマンドによって返される SCSI status コードについての情報が表示される。
1364 これは SCSI デバイスからのエラー情報である。
1366 4 行目はコマンドの auto request sense 情報の 16 進ダンプである。
1368 5 行目は (もし存在すれば) sense key のエラー文字列である。
1372 エラーメッセージが現在のコマンドに直接関係していない場合、
1376 6 行目は sense code のエラー文字列である。
1377 存在する場合には sense qualifier も表示される。
1382 その文字列の後には field replaceable unit についてのエラー値が続く。
1384 7 行目には、失敗したコマンドに関連したブロック番号と
1386 ブロック番号は有効ではないかも知れない。
1388 8 行目は、そのコマンドについて設定されたタイムアウトと、
1389 実際にコマンドが完了するまでにかかった時間が表示される。
1395 Track 01: Total bytes read/written: 2048/2048 (1 sectors).
1396 cdrecord: I/O error. flush cache: scsi sendcmd: no error
1397 CDB: 35 00 00 00 00 00 00 00 00 00
1398 status: 0x2 (CHECK CONDITION)
1399 Sense Bytes: F0 00 05 80 00 00 27 0A 00 00 00 00 B5 00 00 00 00 00
1400 Sense Key: 0x5 Illegal Request, Segment 0
1401 Sense Code: 0xB5 Qual 0x00 (dummy data blocks added) Fru 0x0
1402 Sense flags: Blk -2147483609 (valid)
1403 cmd finished after 0.002s timeout 40s
1407 これは単に、最小サイズより小さいトラックを
1408 300 セクタに拡張したことを知らせているだけである。
1418 は入力データがディスクに合わない場合に警告しか出さない。
1419 コマンドを中止しないと、予想できない結果になる。
1422 書き込むオプションが存在するべきである。
1425 修復して使えるようにするオプションが存在するべきである。
1430 Bill Swartz (Bill_Swartz@twolf.com)
1432 TEAC ドライバのサポートに協力してくれた。
1434 Aaron Newsome (aaron.d.newsome@wdc.com)
1436 彼のドライブで Sony 製ドライブのサポートを開発させてくれた。
1438 Eric Youngdale (eric@andante.jic.com)
1442 Gadi Oxman (gadio@netvision.net.il)
1444 ATAPI 標準規格についてのいろいろな情報をもらった。
1446 Finn Arne Gangstad (finnag@guardian.no)
1450 Dave Platt (dplatt@feghoot.ml.org)
1453 CD-RW を空にする機能の最初の実装、
1454 \&.wav ファイルの最初のデコーダの実装、
1455 cdrecord に関する有益な議論をしてくれた。
1457 Chris P. Ross (cross@eng.us.uu.net)
1459 BSDI SCSI 転送を最初に実装してくれた。
1461 Grant R. Guenther (grant@torque.net)
1463 Linux におけるパラレルポート転送を最初に実装してくれた。
1465 Kenneth D. Merry (ken@kdm.org)
1467 Michael Smith (msmith@freebsd.org) とともに、
1468 FreeBSD の CAM ポートを提供してくれた。
1471 cdrecord の開発に積極的に参加したいなら、本文に
1476 other-cdwrite-request@lists.debian.org
1479 へ送って、cdwriting メーリングリストに入ることができる。
1482 other-cdwrite@lists.debian.org
1497 http://www.fokus.gmd.de/usr/schilling/cdrecord.html
1502 cdrecord-support@berlios.de
1506 other-cdwrite@lists.debian.org
1513 cdrecord-developers@berlios.de
1517 schilling@fokus.gmd.de
1524 http://lists.berlios.de/mailman/listinfo/cdrecord-developers
1528 http://lists.berlios.de/mailman/listinfo/cdrecord-support