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[linuxjm/jm.git] / manual / cdrecord / release / man8 / isoinfo.8
1 .\"
2 .\" @(#)isoinfo.8       1.5 01/04/19 eric
3 .\"
4 .\" Translated Sat Oct 28 2001 
5 .\"         by Yutaka Konishi
6 .\" Updated & Modified Sun Dec  9 20:23:49 JST 2001
7 .\"         by Yuichi SATO <ysato@h4.dion.ne.jp>
8 .\"
9 .\" -*- nroff -*-
10 .TH ISOINFO 8 "01/04/19" "Version 1.14"
11 .SH 名前
12 devdump, isoinfo, isovfy, isodump \- ISO9660 イメージをダンプ・検証するユーティリティプログラム
13 .SH 書式
14 .B devdump
15 .I isoimage
16 .PP
17 .B isodump
18 .I isoimage
19 .PP
20 .B isoinfo
21 [
22 .B \-d
23 ]
24 [
25 .B \-h
26 ]
27 [
28 .B \-R
29 ]
30 [
31 .B \-J
32 ]
33 [
34 .B \-j
35 .I charset
36 ]
37 [
38 .B \-f
39 ]
40 [
41 .B \-l
42 ]
43 [
44 .B \-p
45 ]
46 [
47 .B \-T
48 .I sector
49 ]
50 [
51 .B \-N
52 .I sector
53 ]
54 [
55 .B \-i
56 .I isoimage
57 ]
58 [
59 .B \-x
60 .I path
61 ]
62 .PP
63 .B isovfy
64 .I isoimage
65 .SH 説明
66 .B devdump
67 は、ファイルシステムイメージやデバイスの内容を
68 対話的に表示するユーティリティである。
69 初期画面には最初の 2048 バイトセクタの先頭 256 バイトが表示される。
70 .B devdump
71 のコマンドは
72 .B isodump
73 と同じである。
74 .PP
75 .B isodump
76 は、ディレクトリの整合性を検証するため、
77 ISO9660 イメージの内容を対話的に表示するユーティリティである。
78 初期画面にはルートディレクトリの最初の部分が表示される。
79 プロンプトはエクステント番号とエクステントのオフセットを示す。
80 .RS
81 .PP
82 \&'a' コマンドと \&'b' コマンドを使うと、
83 それぞれイメージ内を前進・後進できる。
84 \&'g' コマンドで任意のエクステントに移動することができる。
85 \&'f' コマンドは使用する探索文字列を指定する。
86 \&'+' コマンドは探索文字列の次の候補を前向きに探索する。
87 \&'q' コマンドは
88 .B devdump
89
90 .B isodump
91 を終了させる。
92 .RE
93 .PP
94 .B isoinfo
95 は、ISO9660 イメージをディレクトリ形式で
96 一覧表示するユーティリティである。
97 .PP
98 .B isovfy
99 は、ISO9660 イメージの正当性を検証するユーティリティである。
100 .B isovfy
101 でのテストの多くは、
102 .B mkisofs
103 の早期バージョンで複数のバグが発見された後に追加された。
104 今後このコマンドがどのように役に立つのかは、それほど明確ではないが、
105 このコマンドがあっても特に悪いことは起らないだろう。
106
107 .SH オプション
108 .B isoinfo
109 プログラムのみがコマンドラインのオプションをとる。以下に示す。
110 .TP
111 .B \-h
112 すべてのオプションの要約を表示する。
113 .TP
114 .B \-d
115 ISO9660 イメージのプライマリボリュームディスクリプタ (PVD) にある
116 情報を表示する。
117 Rock Ridge 拡張や Joliet 拡張がある場合は、その情報も含まれる。
118 .TP
119 .B \-f
120 \&'find . -print' コマンドが
121 ISO9660 イメージに対して実行されたかのような出力を生成する。
122 .B -f
123 オプションとともに
124 .B -l
125 image を使うべきではない。
126 .TP
127 .B \-i iso_image
128 検査を行う ISO9660 イメージのパス名を指定する。
129 .TP
130 .B \-l
131 \&'ls -lR' コマンドが
132 ISO9660 イメージに対して実行されたかのような出力を生成する。
133 .B -l
134 オプションとともに
135 .B -f
136 image を使うべきではない。
137 .TP
138 .B \-N sector
139 マルチセッションディスクに書かれる
140 シングルセッションディスクファイルの検査を手助けする
141 簡単な仕掛けである。
142 セクタ番号は、ISO9660 イメージが CD ライタに送られる時に
143 書込まれるべきセクタ番号を指定する。
144 ディスク上の最初のセッションは使えない。
145 .TP
146 .B \-p
147 パステーブル情報を表示する。
148 .TP
149 .B \-R
150 Rock Ridge 拡張されている場合、
151 パーミッション・ファイル名・オーナー名といった情報を抽出する。
152 .TP
153 .B \-J
154 Joliet 拡張されている場合、ファイル名を抽出する。
155 .TP
156 .B \-j charset
157 Joliet 拡張のファイル名が存在する場合は、
158 指定された文字集合 (charset) で変換する。
159 詳細は
160 .BR mkisofs (8)
161 を参照すること。
162 .TP
163 .B  \-T sector
164 マルチセッションディスクに既に焼き付けられた
165 マルチセッションイメージの検査を手助けする
166 簡単な仕掛けである。
167 セクタ番号は、表示したいセッションの最初のセクタ番号を指定する。
168 .TP
169 .B  -x pathname
170 指定されたファイルを標準出力に書き出す。
171 .SH 著者
172 これらのやっつけ仕事については
173 Eric Youngdale <ericy@gnu.ai.mit.edu>, <eric@andante.jic.com> に責任がある。
174 一般的な操作性の向上のためのパッチは、喜んで受け入れる。
175 .SH バグ
176 ユーザインターフェースが実にまずい。
177 .SH 将来の改良
178 これらのユーティリティは本当に急いでプログラミングしたものだが、
179 ISO9660 ファイルシステムあるいは mkisofs での問題を
180 デバッグするためには非常に役立つ。
181 長い目で見ると、ISO9660 イメージを NFS でエクスポートする
182 デーモンがあると素晴らしい。
183 一般的なユーザにとってはたぶん isoinfo が最も便利なプログラムである。
184 .PP
185 .SH 入手方法
186 これらのユーティリティは mkisofs パッケージとともに提供される。
187 一次 ftp サイトは tsx-11.mit.edu の /pub/linux/BETA/cdrom/mkisofs で、
188 他に多くのミラーサイトがある。
189 名称にも関わらず、本ソフトウエアはベータ版ではない。
190 .SH 関連項目
191 mkisofs(8)