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[linuxjm/jm.git] / manual / e2fsprogs / release / man8 / blkid.8
1 .\" Copyright 2000 Andreas Dilger (adilger@turbolinux.com)
2 .\"
3 .\" This man page was created for blkid from e2fsprogs-1.25.
4 .\" 
5 .\" This file may be copied under the terms of the GNU Public License.
6 .\" 
7 .\" Based on uuidgen, Mon Sep 17 10:42:12 2000, Andreas Dilger
8 .\"
9 .\" Japanese Version Copyright (c) 2004-2005 Yuichi SATO
10 .\"         all rights reserved.
11 .\" Translated Sun Mar  7 00:00:12 JST 2004
12 .\"         by Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp>
13 .\" Updated & Modified Sat Apr 30 07:25:35 JST 2005 by Yuichi SATO
14 .\" Updated & Modified Tue Dec 20 05:57:54 JST 2005 by Yuichi SATO
15 .\"
16 .TH BLKID 8 "May 2006" "E2fsprogs version 1.39"
17 .SH 名前
18 blkid \- ブロックデバイスの属性を見つけて表示するコマンドラインユーティリティ
19 .SH 書式
20 .B blkid 
21 [
22 .B \-hlv
23 ]
24 [
25 [
26 .B \-c
27 .I cachefile
28 ]
29 .B \-w
30 .I writecachefile
31 ]
32 [
33 .B \-o
34 .I format
35 ]
36 [
37 .B \-s
38 .I tag
39 ]
40 [
41 .B \-t
42 .IR NAME = value
43 ]
44 [
45 .I device ...
46 ]
47 .SH 説明
48 .B blkid
49 プログラムは
50 .BR libuuid (3)
51 とともに動作するコマンドラインインタフェースである。
52 このプログラムは、コンテンツメタデータ
53 (たとえば LABEL や UUID フィールド) から
54 ブロックデバイスが保持するコンテンツタイプ
55 (たとえばファイルシステムやスワップ) と
56 属性 (トークン、NAME=value ペア) を決定する。
57 .PP
58 .B blkid
59 には主に 2 種類の操作形式がある。
60 特定の NAME=value ペアを持つデバイスを検索することと、
61 複数のデバイスの NAME=value ペアを表示することができる。
62 .SH オプション
63 .TP
64 .B \-c
65 デフォルトのキャッシュファイル
66 .I /etc/blkid.tab
67 ではなく
68 .I cachefile
69 を読み込む。
70 何もキャッシュしていない状態で開始したい場合
71 (すなわち、以前はスキャンを行ったが
72 今回は利用する必要のないデバイスを表示しない場合) は、
73 .I /dev/null
74 を指定すること。
75 .TP
76 .B \-h
77 使用法のメッセージを表示して終了する。
78 .TP
79 .B \-l
80 .B \-t
81 オプションを使って指定された検索パラメータにマッチする
82 デバイスをルックアップする。
83 このとき検索パラメータにマッチするデバイスは 1 つのみであると仮定する。
84 ディスクの数が多いシステムでは、絶対に必要でない限り
85 デバイスを再検証する必要がないため、より効率的である。
86 このオプションが指定されてない場合、
87 .B blkid
88 は検索パラメータにマッチする全てのデバイスの表示を許す効率の悪い手法を使う。
89 .IP
90 このオプションは
91 .I LABEL=data_vol
92 または
93 .I UUID=e280469a-d06f-4c0b-b068-44f3b576029e
94 のようなタグ検索で使うのが最も良い。
95 .I TYPE=ext3
96 のような検索パラメータを使って、
97 .B blkid
98 に全ての ext3 ファイルシステムを表示させたい場合は、
99 このオプションを使う\fIべきではない\fR。
100 .TP
101 .B \-o 
102 指定された書式で
103 .B blkid
104 の出力を表示する。
105 .I format
106 引き数には、
107 .I full
108 (デフォルト)・
109 .I  value
110 .RB ( blkid
111 で表示される任意のタグの値のみを表示する)・
112 .I device
113 (デバイス名のみを表示する) が指定できる。
114 .TP
115 .B \-s
116 .I tag
117 にマッチするそれぞれの (指定された) デバイスについての
118 タグのみを表示する。
119 複数の
120 .I tag
121 を指定することもできる。
122 tag が指定されない場合、全ての (指定された) デバイスの
123 全てのトークンが表示される。
124 トークンを表示せずキャッシュを更新したいだけの場合は、
125 その他のオプションを付けずに
126 .B "-s none"
127 を使用すること。
128 .TP
129 .B \-t
130 値が
131 .I value
132
133 .I NAME
134 という名前のトークンを持つブロックデバイスを検索し、
135 見つかった全てのデバイスを表示する。
136 .I NAME
137 の一般的な値としては、
138 .BR TYPE ,
139 .BR LABEL ,
140 .B UUID
141 がある。
142 コマンドラインでデバイスが何も指定されていない場合は、
143 全てのブロックデバイスを検索する。
144 それ以外の場合は、ユーザが指定したデバイスのみを検索する。
145 .TP
146 .B \-v
147 バージョン番号を表示して終了する。
148 .TP
149 .B \-w
150 .I <writecachefile>
151 デバイスキャッシュをデフォルトのキャッシュファイル
152 .I /etc/blkid.tab
153 ではなく
154 .I writecachefile
155 に書き込む。
156 キャッシュをデフォルトのファイルに保存したくない場合は、
157 .I /dev/null
158 を指定すること。
159 このオプションが指定されない場合は、
160 .B -c
161 オプションで指定されたファイルと同じファイルに書き出す。
162 .TP
163 .I <device>
164 指定されたデバイスのみのトークンを表示する。
165 コマンドラインで複数の
166 .I <device>
167 を指定することもできる。
168 何も指定されていない場合、認識できるならば
169 .I /proc/partitions
170 にある全てのデバイスについて表示される。
171 .SH リターンコード
172 指定されたトークンが見つかった場合、
173 または (指定された) デバイスでタグが表示された場合は、0 が返される。
174 指定されたトークンが見つからなかった場合、
175 または (指定された) デバイスが識別できなかった場合は、終了コード 2 が返される。
176 使用法のメッセージを表示した場合、
177 または他のエラーの場合は、終了コード 4 が返される。
178 .SH 著者
179 .B blkid
180 は libblkid のために Andreas Dilger によって書かれた。
181 .SH 入手方法
182 .B blkid
183 はバージョン 1.26 から e2fsprogs パッケージの一部であり、
184 http://e2fsprogs.sourceforge.net から入手できる。
185 .SH 関連項目
186 .BR libblkid (3)