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3 .\" Japanese Version Copyright (c) 1999 Kazuyuki Tanisako
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5 .\" Translated Sun Aug 22 12:42 JST 1999
6 .\" by Kazuyuki Tanisako
7 .\" Updated & Modified Sat Jan 17 15:13:21 JST 2004
8 .\" by Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp>
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14 .\"WORD: timestamps 時刻(アクセス時刻と修正時刻)
15 .\"WORD: access time アクセス時刻
16 .\"WORD: modification time 修正時刻
17 .\"WORD: timezones タイムゾーン
19 .TH TOUCH 1 "18 June 2002" "GNU fileutils 4.1"
21 touch \- ファイルのアクセス時刻と修正時刻を変更する
24 .BI "[\-acm][\-r " ref_file "|\-t " time "] " file...
29 .BI "[\-acm][" ugly_time "] " file...
34 .BI "[\-acfm] [\-r " file "] [\-t " time "]"
35 .BI "[\-d " time "] [\-\-time={atime,access,use,mtime,modify}] "
36 .BI "[\-\-date=" time "] [\-\-reference=" file "]"
37 .BI "[\-\-no-create] [\-\-help] [\-\-version] [\-\-] " file...
42 のアクセス時刻、修正時刻またはいずれかを変更する。
47 の時刻を使い変更し、\-t オプションを使った場合には
51 \-a と \-m オプションのいずれも指定しないか、
52 同時に指定すると両方の時刻 (訳注:アクセス時刻と修正時刻) を変更する。
53 \-a と \-m オプションのいずれか 1 つを指定すると、
54 アクセス時刻もしくは修正時刻のいずれかのみを変更する。
55 ファイルがまだ存在しない場合は、\-c オプションが指定されていない限り、
56 (モード 0666 を umask で修正したアクセス権にして、空のファイルを) 作成する。
77 引き数は次のような明確な意味を持つ 10 進数の形式で指定する。
83 CC を指定しない場合、年 CCYY は 1969-2068 の範囲となる
84 (訳注: YY=69-99 の場合 CC=19、YY=00-68 の場合 CC=20 と見做される)。
85 YY を指定しない場合には、現在の年が使われる。
86 SS を指定しない場合、0 として見做される。
87 うるう秒を参照できるように 0-61 の範囲で指定できる。
88 結果の時刻は環境変数 TZ により指定されたタイムゾーンでの時刻となる。
89 結果の時刻が 1970 年 1 月 1 日以前になった場合、エラーとなる。
93 が時刻なのかファイルを指定する引き数なのかはっきりしないという不利な面がある。
94 \-r もしくは \-t オプションを指定せず、少なくても 2 つの引き数を指定し、
95 最初の引き数が 8 桁もしくは 10 桁の 10 進数である場合には時刻として見做す。
98 yy は 69-99 の範囲で指定し 1969 年から 1999 年 を表す。
102 現在では \fBtouch\fR は、オプションのない 8 桁または 10 桁の数字の引き数を、
103 \&'MMDDhhmm[YY]' という書式の日付ではなく、ファイル名として認識する。
115 オプションと `--' オプションが指定されていない場合、
116 その引き数はファイル名としてではなく、その他のファイルの時刻として解釈される。
119 コマンドでファイルのアクセス時間や修正時間を現在時刻に変更する場合、
120 実行するユーザーはファイルの所有者でなくても、
121 そのファイルに対する書き込みアクセス権があれば良い。
122 そうでない場合には、そのファイルの所有者である必要がある。
125 .B "\-a, \-\-time=atime, \-\-time=access, \-\-time=use"
128 .B "\-c, \-\-no\-create"
129 指定したファイルが存在しない場合、作成しない。
131 .BI "\-d, \-\-date=" time
135 月の名前や、タイムゾーン、`am' や `pm'、等を含めることができる。
142 .B "\-m, \-\-time=mtime, \-\-time=modify"
145 .BI "\-r " file ", \-\-reference=" file
152 標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。
155 標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。
160 変数 TZ が明示的に与えられた時刻を解釈するのに使われる。
161 変数 LANG, LC_ALL, LC_CTYPE, LC_MESSAGES が通常の意味を持つ。
163 POSIX 1003.2 では \-t オプションの引き数の書式が
164 GNU での実装で使われているものとは違っている。
166 このページでは fileutils-4.1 パッケージでの
169 その他のバージョンでは少し違いがあるかもしれない。
170 修正や追加は aeb@cwi.nl, aw@mail1.bet1.puv.fi, ragnar@ragnar-hojland.com
172 プログラムのバグについては bug-fileutils@gnu.org へ報告してほしい。