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30 .\" SUCH DAMAGE.
31 .\"
32 .\"     @(#)lpc.8       8.5 (Berkeley) 4/28/95
33 .\"
34 .\" Japanese Version Copyright (c) 2000 Hirohisa AMAN,
35 .\"     <aman@soft.comp.kyutech.ac.jp> all right reserved.
36 .\"
37 .Dd April 28, 1995
38 .Dt LPC 8
39 .Os BSD 4.2
40 .Sh 名前
41 .Nm lpc
42 .Nd ラインプリンタ制御プログラム
43 .Sh 書式
44 .Nm lpc
45 .Oo
46 .Ar command
47 .Op Ar argument ...
48 .Oc
49 .Sh 説明
50 .Nm Lpc
51 はシステム管理者用のツールで、ラインプリンタシステムを制御するために用いられる。
52 .Pa /etc/printcap
53 で設定されている各ラインプリンタに対し、
54 .Nm lpc 
55 は以下のことに利用できる :
56 .Bl -bullet -offset indent
57 .It
58 プリンタを使用不可もしくは使用可にする
59 .It
60 プリンタのスプーリングキューを使用不可もしくは使用可にする
61 .It
62 スプーリングキューの中にあるジョブの順序を変更する
63 .It
64 プリンタとそれに関連するスプーリングキュー、プリンタデーモンの状態を調べる
65 .El
66 .Pp
67 引数を省略すると、
68 .Nm lpc
69 はプロンプトを出して、標準入力からコマンドを受け付ける。
70 引数が与えられると、
71 .Nm lpc
72 は最初の引数をコマンドとして解釈し、
73 残りの引数をコマンドに対するパラメーターとして解釈する。
74 標準入力はリダイレクトしてもよく、そうすると
75 .Nm lpc
76 はファイルからコマンドを読み込む。
77 コマンドは短縮してもよい。
78 以下は指定できるコマンドの一覧である。
79 .Pp
80 .Bl -tag -width Ds -compact
81 .It Ic \&? No [ command ... ]
82 .It Ic help No [ command ... ]
83 引数リストで指定された各コマンドの簡潔な説明を表示する。
84 引数が与えられていないときは、指定できるコマンドの一覧を表示する。
85 .Pp
86 .It Ic abort  No {\ all\ |\ printer\ }
87 ローカルホストのアクティブなスプーリングデーモンをただちに停止させる。
88 そして、指定されたプリンタでは印刷できないようにする(新しいデーモンが
89 .Xr lpr 
90 によって起動されないようにする)。
91 .Pp
92 .It Ic clean  No {\ all\ |\ printer\ }
93 印刷されることのない(つまり、完全なプリンタジョブの形にはなっていない)すべての
94 一時ファイル・データファイル・制御ファイルを、
95 ローカルマシンの指定されたプリンタキューから削除する。
96 .Pp
97 .It Ic disable  No {\ all\ |\ printer\ }
98 指定されたプリンタキューを止める。
99 .Xr lpr 
100 は、新しいプリンタジョブをキューへ投入できなくなる。
101 .Pp
102 .It Ic down No {\ all\ |\ printer\ } message ...
103 指定されたプリンタのキューを止め、印刷できないようにし、
104 .Em message
105 をプリンタのステータス(状態)ファイルに書き込む。
106 メッセージ(message)を引用符で囲む必要はないが、その場合残りの引数は
107 .Xr echo 1
108 と同様に扱われる。
109 これは通常、プリンタの運転を止め、その理由(
110 .Xr lpq 1
111 は、プリンタが停止していることを示し、ステータスメッセージを表示する)
112 を他の人たちに知らせるために使われる。
113 .Pp
114 .It Ic enable  No {\ all\ |\ printer\ }
115 指定されたプリンタのローカルキューにおけるスプーリングを可能にする。
116 これにより
117 .Xr lpr 1
118 は、新しいジョブをスプールキューへ投入できるようになる。
119 .Pp
120 .It Ic exit
121 .It Ic quit
122 lpc の処理を終了する。
123 .ne 1i
124 .Pp
125 .It Ic restart  No {\ all\ |\ printer\ }
126 新しいプリンタデーモンを起動しようと試みる。
127 これは、デーモンが何らかの異常状態に陥って、キューにジョブを残したまま
128 突如死んでしまった場合に有用である。
129 この状態に陥ると、
130 .Xr lpq
131 はデーモンが存在しないと報告する。
132 (lpqを動かした)ユーザーがスーパーユーザーならば、
133 まず現在のデーモンを停止させてみよ
134 (つまり、問題となっているデーモンを殺し、再起動させよ)。
135 .Pp
136 .It Ic start  No {\ all\ |\ printer\ }
137 指定されたプリンタでの印刷を可能にし、スプーリングデーモンを起動させる。
138 .Pp
139 .It Ic status  No {\ all\ |\ printer\ }
140 ローカルマシン上のデーモンとキューの状態を表示する。
141 .Pp
142 .It Ic stop  No {\ all\ |\ printer\ }
143 現在のジョブが完了した後、スプーリングデーモンを停止させ、
144 印刷できないようにする。
145 .Pp
146 .It Ic topq No printer\ [\ jobnum\ ...\ ]\ [\ user\ ...\ ]
147 指定されたジョブを、指定された順序で、プリンタキューの先頭に配置する。
148 .Pp
149 .It Ic up  No {\ all\ |\ printer\ }
150 すべてを使用可能にして新しいプリンタデーモンを起動させる。
151 .Ic down
152 の効果を無効にする。
153 .Sh ファイル
154 .Bl -tag -width /var/spool/*/lockx -compact
155 .It Pa /etc/printcap
156 プリンタ記述ファイル
157 .It Pa /var/spool/*
158 スプールディレクトリ
159 .It Pa /var/spool/*/lock
160 キュー制御のためのロックファイル
161 .El
162 .Sh 関連項目
163 .Xr lpd 8 ,
164 .Xr lpr 1 ,
165 .Xr lpq 1 ,
166 .Xr lprm 1 ,
167 .Xr printcap 5
168 .Sh 返り値
169 .Bl -tag -width Ds
170 .It Sy "?Ambiguous command"
171 コマンドの短縮形が 1 個以上のコマンドとマッチしている
172 .It Sy "?Invalid command"
173 コマンドが見つからなかった
174 .It Sy "?Privileged command"
175 このコマンドを実行するには "operator" グループのメンバーか root でなければならない
176 .El
177 .Sh 履歴
178 .Nm
179 コマンドは
180 .Bx 4.2
181 で登場した。
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