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[linuxjm/jm.git] / manual / netatalk / release / man1 / pap.1
1 .\"
2 .\" Japanese Version Copyright (c) 2001-2004 Yuichi SATO
3 .\"         all rights reserved.
4 .\" Translated Tue Mar 13 19:47:11 JST 2001
5 .\"         by Yuichi SATO <sato@complex.eng.hokudai.ac.jp>
6 .\" Updated & Modified Wed Feb 11 16:50:01 JST 2004
7 .\"         by Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp>
8 .\"
9 .TH PAP 1 "6 May 2002" "netatalk 1.5"
10 .SH 名前
11 pap, papstatus \- Printer Access Protocol を使ったリモートプリンタのクライアントインターフェース
12 .SH 書式
13 .B pap
14 [
15 .B -A
16 .I address
17 ] [
18 .B -c
19 ] [
20 .B -d
21 ] [
22 .B -e
23 ] [
24 .B -E
25 ] [
26 .B -p
27 .I nbpname
28 ] [
29 .B -s
30 .I statusfile
31 ] [
32 .B -w
33 ] [
34 .B -W
35 ] [
36 .I FILES
37 ]
38 .sp
39 .B papstatus
40 [
41 .B -p
42 .I nbpname
43 ]
44 .SH 説明
45 .B pap
46 は Apple Printer Access Protocol (PAP) を使って AppleTalk に接続された
47 プリンタに接続したりファイルを送ったりするのに使われる。
48 .B pap
49 が実行を開始すると、
50 PAP を使ってプリンタとセッションをオープンしようと試み、
51 .I files
52 をプリンタにダウンロードする。
53 .LP
54 .I files
55 がコマンドライン上で指定されていない場合、
56 .B pap
57 は標準入力を読み込み始める。
58 .LP
59 プリンタがコマンドライン上で指定されていない場合、
60 .B pap
61 はカレントワーキングディレクトリ内の
62 .B .paprc
63 というファイルを探し、このファイルを読んでプリンタの
64 .I nbpname
65 を取得しようとする。
66 空行と
67 .RB ` # '
68 で始まる行は無視される。
69 .I type
70
71 .I zone
72 のデフォルトは、それぞれ
73 .B LaserWriter
74 とローカルホストのゾーンである。
75 .LP
76 .B pap
77
78 .BR lpd (8)
79 にスプールされる印刷ジョブを AppleTalk で接続されたプリンタに送るための
80 通信フィルタとして役立つように設計されている点に注意すること。
81 このように使用するためのヒントについては、
82 .BR psf (8)
83 を参照すること。
84 .SH オプション
85 .HP
86 .B -A
87 .I address
88 .br
89 Appletalk アドレス
90 .I address
91 のプリンタに接続し、プリンタ名を見つけるのに
92 .B .paprc
93 ファイルを調べない。
94 .I address
95 の書式については
96 .BR atalk_aton (3)
97 を参照すること。
98 .TP
99 .B -c
100 停止して待たせる。
101 PAP プロトコルは
102 「クライアントがプリンタに対して印刷の待ち時間を知らせる」
103 という簡単なキュー手続きを指定する。
104 このオプションは、
105 .B pap
106 に対して、待っている時間に何もさせないようにする。
107 .TP
108 .B -d
109 デバッグ出力を有効にする。
110 .TP
111 .B -e
112 プリンタからの全てのメッセージを、標準出力ではなく、標準エラー出力に送る。
113 .BR psf (8)
114 は、このオプションを付けて
115 .B pap
116 を起動する。
117 .TP
118 .B -E
119 プリンタからの EOF を待たない。
120 このオプションは、PAP を正しく実装していないプリンタに対して役立つ。
121 正しい実装では、クライアント側は接続を閉じる前に
122 プリンタが EOF を返すのを待たなければならない。
123 EOF を待たないクライアントがあるので、
124 それに関連したバグを持った実装をしているプリンタもある。
125 .HP
126 .B -p
127 .I nbpname
128 .br
129 .I nbpname
130 という名前のプリンタに接続する。
131 プリンタ名を見付けるために
132 .B .paprc
133 ファイルを調べない。
134 .IR nbpname
135 の書式は
136 .BR nbp_name (3)
137 を参照すること。
138 .HP
139 .B -s
140 .I statusfile
141 .br
142 プリンタからの最新状態メッセージが書き込まれている
143 .I statusfile
144 という名前のファイルを更新する。
145 .B pap
146 は、プリンタが入力を処理しているのを待つ間、プリンタから状態を取得する。
147 .I statusfile
148 には改行で終端された 1 行がある。
149 .B pap
150
151 .BR lpd
152 のスプールディレクトリ内で
153 .BR psf (8)
154 によって起動される場合、
155 このオプションが便利である。
156 .TP
157 .B -w
158 ジョブを送る前にプリンタ状態に "waiting" という単語が現れるのを待つ。
159 このオプションは、HP IV, V プリンタのプリンタ側スプールを無効にする。
160 .TP
161 .B -W
162 ジョブを送る前にプリンタ状態に "idle" という単語が現れるのを待つ。
163 このオプションは、HP IV, V プリンタのプリンタ側スプールを無効にする。
164 .SH ファイル
165 .TP 20
166 .B .paprc
167 プリンタ名がコマンドラインから指定されなかった場合に、
168 プリンタ名を取得するために読み込まれるファイル。
169 .SH 関連項目
170 .BR nbp_name (3),
171 .BR atalk_aton (3),
172 .BR lpd (8),
173 .BR psf (8).