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[linuxjm/jm.git] / manual / netatalk / release / man8 / atalkd.8
1 .\"
2 .\" Japanese Version Copyright (c) 2001 Yuichi SATO
3 .\"         all rights reserved.
4 .\" Translated Mon Mar 12 16:15:24 JST 2001
5 .\"         by Yuichi SATO <sato@complex.eng.hokudai.ac.jp>
6 .\" Updated & Modified Sat Sep  8 17:49:44 JST 2001
7 .\"         by Yuichi SATO <ysato@h4.dion.ne.jp>
8 .\"
9 .\"WORD:        look up         照合
10 .\"
11 .TH ATALKD 8 "17 Nov 1995" "netatalk 1.3"
12 .SH 名前
13 atalkd \- AppleTalk RTMP, NBP, ZIP, AEP の管理をする
14 .SH 書式
15 .B /usr/sbin/atalkd
16 [
17 .B -f
18 .I configfile
19 ] [
20 .B -1
21 |
22 .B -2
23 ]
24 .SH 説明
25 .B atalkd
26 は全てのユーザーレベル AppleTalk ネットワーク管理の責任を負う。
27 これには、ルーティング・名前の登録と照合・ゾーンの照合・
28 AppleTalk エコープロトコル
29 .RB ( ping (8)
30 に似たもの) が含まれる。
31 .B atalkd
32 は、通常、ブート時に
33 .B /etc/rc
34 から起動される。
35 最初に設定ファイル
36 .B /etc/netatalk/atalkd.conf
37 を読み込む。
38 設定ファイルがない場合、
39 .B atalkd
40 は使用可能な全てのインターフェースを設定しようと試み、
41 設定ファイルを作成する。
42 このファイルには 1 行に 1 つのインターフェースが並べて書かれている。
43 .RB ` # '
44 が最初にある行は、空行と同様に、無視される。
45 書式は以下の通り。
46 .RS
47 .sp
48 .I interface
49 [
50 .B -seed
51 ] [
52 .B -phase
53 .I number
54 ] [
55 .B -net
56 .I net-range
57 ] [
58 .B -addr
59 .I address
60 ] [
61 .B -zone
62 .I zonename
63 ] ...
64 .sp
65 .RE
66 .I interface
67 以外のフィールドは省略可能である点に注意すること。
68 ループバックインターフェースは自動的に設定される。
69 .B -seed
70 を指定した場合、他の全てのフィールドが存在しなければならない。
71 ルータがこのシード情報を認めない場合、
72 .B atalkd
73 はブートせずに終了する。
74 .B -seed
75 が指定されない場合、他の全ての情報は自動設定で上書きされる。
76 .B -phase
77 オプションが指定されない場合、
78 コマンドラインで与えられるデフォルトのフェーズが使われる
79 (デフォルトは 2 である)。
80 .B -addr
81 は指定されているが、
82 .B -net
83 が指定されていない場合、
84 .I net-range
85 は 1 であると仮定する。
86 .LP
87 各インターフェースの最初の
88 .B -zone
89 ディレクティブは「デフォルト」ゾーンである。
90 フェーズ 1 では、1 つのゾーンしかない。
91 フェーズ 2 では、ネットワーク上の全てのルータは
92 デフォルトゾーンに設定され、これを認めなければならない。
93 .B atalkd
94 は、``*'' を第 1 インターフェースのデフォルトゾーンに対応づける。
95 注意:
96 マシンのデフォルトゾーンはローカルルータの設定によって決められる;
97 デフォルトゾーンがない場合、
98 .BR afpd
99 のような各サービスは、個別に希望するゾーンを指定しなければならない。
100 .BR nbp_name (3)
101 を参照すること。
102 .SH ルーティング
103 既存の AppleTalk インターネットに netatalk ルータで接続している場合は、
104 適切なネットワークアドレスを取得するために、
105 まずはローカルのネットワーク管理者に相談すべきである。
106 .LP
107 .B atalkd
108 は、複数のインターフェースを設定することにより、
109 インターフェース間のルーティング機能を提供する。
110 各インターフェースは 1 〜 65279 の間で他と重ならない
111 .I net-range
112 を割り当てなければならない
113 (0 と 65535 は不正であり、
114 65280 〜 65534 のアドレスはスタートアップのために予約されている)。
115 最も小さく有効な
116 .IR net-range
117 を選ぶのが最も良い。
118 つまり、イーサーネット上に 3 台のマシンがある場合、
119 1000-2000 という
120 .I net-range
121 を選んではならない。
122
123 .I net-range
124 には、それに割り当てられたゾーンの任意のリストが存在できる。
125 .SH 例
126 以下は sun4/40 の設定ファイルの例である。
127 マシンには 2 つのインターフェース
128 ``le0'' と ``le1'' がある。
129 ``le0'' インターフェースは、
130 ネットワーク上の他のルータによって自動的に設定される。
131 このマシンは ``le1'' インターフェースについてのみルーティングを行う。
132 .sp
133 .RS
134 .nf
135 le0
136 le1 -seed -net 9461-9471 -zone netatalk -zone Argus
137 .fi
138 .RE
139 .sp
140 2 つ以上のインターフェースがある場合、
141 .B atalkd
142 は自動的にルータとして動作する。
143 .SH ファイル
144 .TP 30
145 .B /etc/netatalk/atalkd.conf
146 設定ファイル
147 .SH バグ
148 いくつかのシステムでは、atalkd が再起動できない。