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[linuxjm/jm.git] / manual / netkit / release / man1 / telnet.1
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27 .\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT
28 .\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY
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30 .\" SUCH DAMAGE.
31 .\"
32 .\"     from: @(#)telnet.1      6.16 (Berkeley) 7/27/91
33 .\"     $Id: telnet.1,v 1.15 2000/07/30 23:57:08 dholland Exp $
34 .\"
35 .\" Japanese Version Copyright (c) 2000 Yuichi SATO
36 .\"         all rights reserved.
37 .\" Translated Fri Feb 25 1994
38 .\"         by NetBSD jman proj. <jman@spa.is.uec.ac.jp> 
39 .\" Updated and Modified Mon Nov 27 01:26:53 JST 2000
40 .\"         by Yuichi SATO <sato@complex.eng.hokudai.ac.jp>
41 .\"
42 .Dd August 15, 1999
43 .Dt TELNET 1
44 .Os "Linux NetKit (0.17)"
45 .Sh 名前
46 .Nm telnet
47 .Nd
48 .Tn TELNET
49 プロトコルのユーザーインターフェース
50 .Sh 書式
51 .Nm telnet
52 .Op Fl 8ELadr
53 .Op Fl S Ar tos
54 .Op Fl e Ar escapechar
55 .Op Fl l Ar user
56 .Op Fl n Ar tracefile
57 .Oo
58 .Ar host
59 .Op Ar port
60 .Oc
61 .Sh 説明
62 .Nm telnet
63 コマンドは
64 .Tn TELNET
65 プロトコルを用いて他のホストと相互通信をするために使われる。
66 このプログラムは、("telnet\&> ") というプロンプトを表示して、
67 コマンドモードで開始される。
68 引き数
69 .Ar host
70 を付けて
71 .Nm telnet
72 が起動されると、
73 .Ic open
74 コマンドが暗黙のうちに実行される。
75 以下の説明を参照すること。
76 .Pp
77 オプション:
78 .Bl -tag -width indent
79 .It Fl 8
80 8 ビット動作を行う。
81 入力・出力の両方で、
82 .Dv TELNET BINARY
83 オプションを用いるようにネゴシエーションを行う。
84 デフォルトの telnet は 8 ビットクリーンではない。
85 .It Fl E
86 エスケープ文字の機能を無効にする。
87 つまり、エスケープ文字を「無視する文字」に設定する。
88 .It Fl L
89 出力に 8 ビットデータパスを指定する。
90 出力のみで
91 .Dv TELNET BINARY 
92 オプション使用のネゴシエーションを行う。
93 .It Fl a
94 自動ログインをさせる。
95 現在のところ、リモートホストが
96 .Ev ENVIRON
97 オプションの
98 .Ev USER
99 変数をサポートしている場合、この変数がログイン名として送信される。
100 ユーザ名は
101 .Xr getlogin 3
102 を使って取得される。
103 .It Fl d
104 .Ic debug
105 の初期値を
106 .Dv TRUE
107 に設定する。
108 .It Fl r
109 .Xr rlogin 1
110 をエミュレートする。
111 このモードでは、デフォルトのエスケープ文字はチルダ (~) である。
112 また、エスケープ文字の解釈は変更される。
113 エスケープ文字の後にドット (.) を続けると
114 .Nm telnet
115 をリモートホストから切断する。
116 エスケープ文字の後に ^Z を続けると
117 .Nm telnet
118 を中断する。
119 ^] (デフォルトの
120 .Nm telnet
121 エスケープ文字) を送ると通常の telnet プロンプトが表示される。
122 これらのコードは行頭にある場合にのみ受け付けられる。
123 .It Fl S Ar tos
124 telnet 接続のための
125 サービスタイプ (type-of-service, TOS) オプションの値を
126 .Ar tos
127 に設定する。
128 .It Fl e Ar escapechar
129 エスケープ文字を
130 .Ar escapechar
131 に設定する。
132 文字を何も指定しない場合、エスケープ文字は使われない。
133 接続されている間にエスケープ文字が入力されると、
134 telnet はコマンドモードになる。
135 .It Fl l Ar user
136 リモートシステムにログインするユーザーとして
137 .Ar user
138 を指定する。
139 これは指定された名前を環境変数
140 .Dv USER
141 として送信することで実現されるので、
142 リモートシステムが
143 .Ev TELNET ENVIRON
144 オプションをサポートしている必要がある。
145 このオプションは、暗黙のうちに
146 .Fl a
147 オプションが使われ、
148 .Ic open
149 コマンドとともに使われる。
150 .It Fl n Ar tracefile
151 トレース情報を記録するためにファイル
152 .Ar tracefile
153 を開く。
154 以下の
155 .Ic set tracefile
156 コマンドを参照すること。
157 .It Ar host
158 ネットワーク越しに接続するホストを指定する。
159 .It Ar port
160 接続するポート名またはサービス名を指定する。
161 指定されない場合、
162 .Nm telnet
163 ポート (23) が使われる。
164 .El
165 .Pp
166 プロトコル:
167 .Pp
168 接続がオープンされると、
169 .Nm telnet
170
171 .Dv TELNET LINEMODE
172 オプションを有効にしようとする。
173 これが失敗した場合、
174 .Nm telnet
175 は 2 つの入力モード
176 \*(Lqcharacter at a time\*(Rq
177
178 \*(Lqold line by line\*(Rq
179 のうちどちらかを選択する。
180 これはリモートシステムがどちらをサポートしているかに依存する。
181 .Pp
182 .Dv LINEMODE
183 が有効になっている場合、文字処理はリモートシステムの制御下におかれた
184 ローカルシステムで実行される。
185 入力の編集や文字のエコーが無効にされた場合、
186 リモートシステムはその情報を中継する。
187 リモートシステムは生成された特殊文字も中継する。
188 これにより、ローカルシステムにも効果が及ぶ。
189 .Pp
190 \*(Lqcharacter at a time\*(Rq モードでは、
191 入力されたテキストの大部分は、処理のためにリモートシステムへすぐに送信される。
192 .Pp
193 \*(Lqold line by line\*(Rq モードでは、
194 すべてのテキストはローカルでエコーされる。
195 そして、(通常は) 完全な行のみがリモートホストに送信される。
196 \*(Lqlocal echo character\*(Rq (初期設定では \*(Lq^E\*(Rq) は
197 ローカルエコーのオン・オフを切替えるために使われる
198 (これはパスワードをエコーせずに入力する場合によく用いられる)。
199 .Pp
200 .Dv LINEMODE
201 オプションが有効になっている場合、または
202 .Ic localchars
203 の切替えが
204 .Dv TRUE
205 の場合
206 (これは \*(Lqold line by line\*(Lq のデフォルトである。以下を参照)、
207 ユーザーの
208 .Ic quit ,
209 .Ic intr ,
210 .Ic flush
211 文字はローカルでトラップされ、
212 .Tn TELNET
213 プロトコルシーケンスとしてリモート側に送信される。
214 .Dv LINEMODE
215 が有効になっている場合、
216 ユーザーの
217 .Ic susp
218
219 .Ic eof
220
221 .Tn TELNET
222 プロトコルシーケンスとして送信される。
223 そして、
224 .Ic quit
225
226 .Dv BREAK
227 ではなく
228 .Dv TELNET ABORT
229 として送信される。
230 オプションとしては、
231 (リモートホストが
232 .Tn TELNET
233 シーケンスを認識するまで)
234 端末へのサブシーケンス出力をフラッシュするもの
235 (以下の
236 .Ic toggle
237 .Ic autoflush
238
239 .Ic toggle
240 .Ic autosynch
241 を参照) や、
242 .Ns ( Ic quit
243
244 .Ic intr
245 の場合に) それまでの端末への入力をフラッシュするものがある。
246 .Pp
247 コマンド:
248 .Pp
249 以下の
250 .Nm telnet
251 コマンドが使用可能である。
252 他と区別がつく範囲で、後ろの方を省略することもできる。
253 .Pp
254 .Bl -tag -width "mode type"
255 .It Ic auth Ar argument ... 
256 .Ic auth
257
258 .Dv TELNET AUTHENTICATE
259 プロトコルオプションを制御する。
260 .Nm telnet
261 が認証なしでコンパイルされた場合、
262 .Ic auth
263 コマンドは使えない。
264 このコマンドに使える引き数は以下の通りである。
265 .Bl -tag -width "disable type"
266 .It Ic disable Ar type
267 指定した認証タイプを使用不可にする。
268 指定可能な認証タイプの一覧を見たい場合は、
269 .Ic auth disable \&?
270 コマンドを使うこと。
271 .It Ic enable Ar type
272 指定した認証タイプを使用可能にする。
273 指定可能な認証タイプの一覧を見たい場合は、
274 .Ic auth enable \&?
275 コマンドを使うこと。
276 .It Ic status
277 認証タイプの現在の状態をリストする。
278 .El
279 .Pp
280 現在のバージョンの
281 .Nm telnet
282 は認証をサポートしていない点に注意すること。
283 .It Ic close
284 リモートホストへの接続がある場合は、接続を閉じ、コマンドモードに戻る。
285 .It Ic display Ar argument ... 
286 .Ic set
287
288 .Ic toggle
289 で設定された値 (以下を参照) の全て、または一部を表示する。
290 .It Ic encrypt Ar argument ...
291 encrypt コマンドは
292 .Dv TELNET ENCRYPT
293 プロトコルオプションを制御する。
294 .Nm telnet
295 が暗号化なしでコンパイルされた場合、
296 .Ic encrypt
297 コマンドはサポートされない。
298 .Pp
299 このコマンドに指定可能な引き数は以下の通りである。
300 .Bl -tag -width Ar
301 .It Ic disable Ar type Ic [input|output]
302 指定した暗号化タイプを使用不可にする。
303 input または output を指定しない場合、両方の暗号化が無効にされる。
304 指定可能な暗号化タイプの一覧を見るには、
305 ``encrypt disable \&?'' を使うこと。
306 .It Ic enable Ar type Ic [input|output]
307 指定した暗号化タイプを使用可能にする。
308 input または output を指定しない場合、両方の暗号化が有効にされる。
309 指定可能な暗号化タイプの一覧を見るには、
310 ``encrypt enable \&?'' を使うこと。
311 .It Ic input
312 ``encrypt start input'' と同じ。
313 .It Ic -input
314 ``encrypt stop input'' と同じ。
315 .It Ic output
316 ``encrypt start output'' と同じ。
317 .It Ic -output
318 ``encrypt stop output'' と同じ。
319 .It Ic start Ic [input|output]
320 暗号化を開始する。
321 input または output を指定しない場合、両方の暗号化を開始する。
322 .It Ic status
323 暗号化モジュールの現在の状態を表示する。
324 .It Ic stop Ic [input|output]
325 暗号化を停止する。
326 input または output を指定しない場合、両方の暗号化を停止する。
327 .It Ic type Ar type
328 その後の ``encrypt start'' コマンドや ``encrypt stop'' コマンドで使われる
329 暗号化のデフォルトタイプを設定する。
330 .El
331 .Pp
332 現在のバージョンの
333 .Nm telnet
334 は、暗号化をサポートしていない点に注意すること。
335 .It Ic environ Ar arguments... 
336 .Ic environ
337 コマンドは
338 .Dv TELNET ENVIRON
339 プロトコルオプションを用いて
340 .Nm telnet
341 リンクを通して環境変数を渡すために使われる。
342 シェルからエクスポートされる全ての変数が定義されるが、
343 デフォルトでは環境変数
344 .Ev DISPLAY
345
346 .Ev PRINTER
347 のみが送信するために選ばれる。
348 コマンドラインオプション
349 .Fl a
350 または
351 .Fl l
352 が使われた場合、
353 環境変数
354 .Ev USER
355 が送信するために選ばれる。
356 .Pp
357 .Ic environ
358 コマンドに指定可能な引き数は以下の通りである。
359 .Bl -tag -width Fl
360 .It Ic define Ar variable value 
361 環境変数
362 .Ar variable
363 が値
364 .Ar value
365 を持つと定義する。
366 このコマンドで定義された環境変数は、
367 引き渡す (``エクスポートする'') ために自動的に選択される。
368
369 .Ar value
370 はシングルクォートやダブルクォートで囲ってもよい。
371 このようにすると、タブやスペースを値に含めることができる。
372 .It Ic undefine Ar variable 
373 既に存在する環境変数
374 .Ar variable
375 の定義を削除する。
376 .It Ic export Ar variable 
377 指定した環境変数をリモートホストに渡されるように設定する。
378 .It Ic unexport Ar variable 
379 指定した環境変数をリモートホストに渡されないように設定する。
380 リモートホストはエクスポートされない (渡されない) 変数について
381 明示的に問い合わせることもある。
382 .It Ic list
383 現在の環境変数の一覧を表示する。
384 .Cm *
385 でマークされた環境変数はリモートホストに渡される。
386 リモートホストは他の環境変数について明示的に問い合わせることもある。
387 .It Ic \&?
388 .Ic environ
389 コマンドについてのヘルプ情報を表示する。
390 .El
391 .It Ic logout
392 .Dv TELNET LOGOUT
393 プロトコルオプションをリモートホストに送る。
394 このコマンドは
395 .Ic close
396 コマンドに似ている。
397 リモートホストが
398 .Dv LOGOUT
399 オプションをサポートしていない場合は、何も起こらない。
400 サポートしている場合、このコマンドにより接続を閉じる。
401 リモート側が再接続のためのユーザーセッションのサスペンドも
402 サポートしている場合、logout コマンドはセッションを即時終了することを意味する。
403 .It Ic mode Ar type 
404 .Ar type
405 はセッションの状態に依存するいくつかのオプションのうちの 1 つである。
406 .Tn telnet
407 は要求されたモードに入るようにリモートホストに要請する。
408 リモートホストがそのモードに入ることが可能であると返答すると、
409 そのモードが有効になる。
410 .Bl -tag -width Ar
411 .It Ic character
412 .Dv TELNET LINEMODE
413 オプションを無効にする。
414 また、リモート側が
415 .Dv LINEMODE
416 オプションを解釈できない場合は、
417 \*(Lqcharacter at a time\*(Lq モードに入る。
418 .It Ic line
419 .Dv TELNET LINEMODE
420 オプションを有効にする。
421 また、リモート側が
422 .Dv LINEMODE
423 オプションを解釈できない場合は、
424 \*(Lqold-line-by-line\*(Lq モードに入ろうとする。
425 .It Ic isig Pq Ic \-isig 
426 .Dv LINEMODE
427 オプションの
428 .Dv TRAPSIG
429 モードを有効 (無効) にしようとする。
430 .Dv LINEMODE
431 オプションが有効になっている必要がある。
432 .It Ic edit Pq Ic \-edit 
433 .Dv LINEMODE
434 オプションの
435 .Dv EDIT
436 モードを有効 (無効) にしようとする。
437 .Dv LINEMODE
438 オプションが有効になっている必要がある。
439 .It Ic softtabs Pq Ic \-softtabs 
440 .Dv LINEMODE
441 オプションの
442 .Dv SOFT_TAB
443 モードを有効 (無効) にしようとする。
444 .Dv LINEMODE
445 オプションが有効になっている必要がある。
446 .It Ic litecho Pq Ic \-litecho 
447 .Dv LINEMODE
448 オプションの
449 .Dv LIT_ECHO
450 モードを有効 (無効) にしようとする。
451 .Dv LINEMODE
452 オプションが有効になっている必要がある。
453 .It Ic \&?
454 .Ic mode
455 コマンドのヘルプ情報を表示する。
456 .El
457 .It Xo
458 .Ic open Ar host
459 .Oo Op Fl l
460 .Ar user
461 .Oc Ns Oo Fl
462 .Ar port Oc
463 .Xc
464 指定したホストと接続をオープンする。
465 ポート番号が指定されない場合、
466 .Nm telnet
467
468 .Tn telnet
469 デーモンと標準ポート (23) で接続しようとする。
470 ホストの指定はホスト名でも IP アドレスでもよい。
471 .Fl l
472 オプションは、コマンドラインでの
473 .Fl l
474 オプションと同様に、
475 リモートシステムに渡されるユーザー名を指定するために使われる。
476 .Pp
477 .Nm telnet
478 ポート以外のポートと接続する場合、
479 .Nm telnet
480
481 .Tn telnet
482 プロトコルによるネゴシエーションを試みない。
483 これにより
484 .Tn telnet
485 プロトコルをサポートしていないサービスと
486 失敗することなく接続することができる。
487 ポート番号の前にダッシュを置くことにより、
488 プロトコルネゴシエーションを強制的に行わせることができる。
489 .Pp
490 接続が確立した後、ユーザーの
491 .Pa .telnetrc
492 ファイルの中でリモートホストと関連づけられている
493 全てのコマンドが実行される。
494 .Pp
495 \&.telnetrc ファイルのフォーマットは次のようになっている。
496 # で始まる行と空行は無視される。
497 ファイルのそれ以外の部分には、ホスト名とそのホストに対して使われる
498 .Nm telnet
499 コマンドのシーケンスが含まれる。
500 コマンドは 1 行に 1 つで、空白でインデントされていなければならない
501 (訳注: 行頭には空白が必要)。
502 空白で始まっていない行はホスト名として解釈される。
503 名前がファイル中で指定されているホストに接続すると、
504 そのホストに関連付けられたコマンドが実行される。
505 .It Ic quit
506 全ての開いているセッションを閉じて
507 .Nm telnet
508 を終了する。
509 コマンドモードで end of file 条件を入力した場合も、
510 これと同じ動作が行われる。
511 .It Ic send Ar arguments 
512 1 つ以上の
513 .Tn telnet
514 プロトコルシーケンスをリモートホストに送る。
515 以下はここで指定できるコード (引き数) である
516 (1 つのコマンドの中で複数のコードが指定できる)。
517 .Pp
518 .Bl -tag -width escape
519 .It Ic abort
520 .Dv TELNET ABORT
521 (Abort Processes) シーケンスを送る。
522 .It Ic ao
523 .Dv TELNET AO
524 (Abort Output) シーケンスを送る。
525 リモートシステムに対して、
526 リモートシステム
527 .Em から
528 ユーザー端末
529 .Em への
530 出力をフラッシュさせる。
531 .It Ic ayt
532 .Dv TELNET AYT
533 (Are You There?) シーケンスを送る。
534 リモートシステムはそれに応答するかしないかを選択できる。
535 .It Ic brk
536 .Dv TELNET BRK
537 (Break) シーケンスを送る。
538 リモートシステムにとって重要な意味を持つ場合もある。
539 .It Ic ec
540 .Dv TELNET EC
541 (Erase Character) シーケンスを送る。
542 最後に入力された文字をリモートシステムに消去させる。
543 .It Ic el
544 .Dv TELNET EL
545 (Erase Line) シーケンスを送る。
546 現在入力中の行をリモートシステムに消去させる。
547 .It Ic eof
548 .Dv TELNET EOF
549 (End Of File) シーケンスを送る。
550 .It Ic eor
551 .Dv TELNET EOR
552 (End of Record) シーケンスを送る。
553 .It Ic escape
554 現在の
555 .Nm telnet
556 エスケープ文字を送る。
557 .It Ic ga
558 .Dv TELNET GA
559 (Go Ahead) シーケンスを送る。
560 リモートホストにとってたぶん意味がない。
561 .It Ic getstatus
562 リモート側が
563 .Dv TELNET STATUS
564 コマンドをサポートしている場合、
565 .Ic getstatus
566 はサーバに現在のオプションの状態を送るように要求する。
567 .It Ic ip
568 .Dv TELNET IP
569 (Interrupt Process) シーケンスを送る。
570 現在実行しているプロセスをリモートホストに中止させる。
571 .It Ic nop
572 .Dv TELNET NOP
573 (No Operation) シーケンスを送る。
574 .It Ic susp
575 .Dv TELNET SUSP
576 (Suspend Process) シーケンスを送る。
577 .It Ic synch
578 .Dv TELNET SYNCH
579 シーケンスを送る。
580 このシーケンスは、それまでに打ち込まれた入力
581 (ただし、まだ読まれていないもの) をリモートシステムに破棄させる。
582 このシーケンスは
583 .Tn TCP
584 緊急データとして送られる
585 (リモートシステムが
586 .Bx 4.2
587 の場合は動作しないかもしれない 
588 --
589 動作しない場合は小文字 \*(Lqr\*(Rq が端末にエコーされる)。
590 .It Ic do Ar cmd
591 .It Ic dont Ar cmd
592 .It Ic will Ar cmd
593 .It Ic wont Ar cmd
594 .Dv TELNET DO
595 .Ar cmd
596 シーケンスを送る。
597 コマンド
598 .Ar cmd
599 は、0 から 255 までの 10 進数、
600 または特定の
601 .Dv TELNET
602 コマンドの対するシンボル名である。
603 コマンド
604 .Ar cmd
605 には、既知のシンボル名を含むヘルプ情報を表示するための
606 .Ic help
607 または
608 .Ic \&?
609 を指定することもできる。
610 .It Ic \&?
611 .Ic send
612 コマンドのヘルプ情報を表示する。
613 .El
614 .It Ic set Ar argument value 
615 .It Ic unset Ar argument value 
616 .Ic set
617 コマンドは
618 .Nm telnet
619 変数のうちの 1 つを特定の値、または
620 .Dv TRUE
621 に設定する。
622 特別な値
623 .Ic off
624 は変数に関連付けられた機能を無効にする。
625 これは
626 .Ic unset
627 コマンドを使った場合と同じである。
628 .Ic unset
629 コマンドは指定された変数を無効、または
630 .Dv FALSE
631 に設定する。
632 変数の値は
633 .Ic display
634 コマンドによって調べることができる。
635 TRUE と FALSE の切替えでなく、値が set や unset される変数を以下に列挙する。
636 また、
637 .Ic toggle
638 コマンドによって値が切替えられる変数は、
639 明示的に set や unset を使って設定してもよい。
640 .Bl -tag -width escape
641 .It Ic ayt
642 .Tn telnet
643 が localchars モードの場合、または
644 .Dv LINEMODE
645 が有効になっている場合に、ステータス文字が入力されると、
646 .Dv TELNET AYT
647 シーケンスがリモートホストに送られる。
648 "Are You There" 文字の初期値は、端末のステータス文字である。
649 .It Ic echo
650 これは、\*(Lqline by line\*(Rq モード時に入力された値を
651 (通常の処理として) ローカルでエコーするのか、
652 (パスワード入力などのために) エコーを抑制するのかを
653 切替える値である (初期値は \*(Lq^E\*(Rq である)。
654 .It Ic eof
655 .Nm telnet
656
657 .Dv LINEMODE
658 や \*(Lqold line by line\*(Rq モードで動作している場合、
659 行頭の文字としてこの文字を入力すると、
660 この文字がリモートシステムに送られる。
661 eof 文字の初期値としては、端末の
662 .Ic eof
663 文字が使われる。
664 .It Ic erase
665 .Nm telnet
666
667 .Ic localchars
668 モード (以下の
669 .Ic toggle
670 .Ic localchars
671 を参照) であり、
672 .Sy かつ
673 \*(Lqcharacter at a time\*(Rq モードで動作している場合、
674 この文字が入力されると、
675 .Dv TELNET EC
676 シーケンス (上記の
677 .Ic send
678 .Ic ec
679 を参照) がリモートシステムに送られる。
680 erase 文字の初期値としては、端末の
681 .Ic erase
682 文字が使われる。
683 .It Ic escape
684 これは、(リモートシステムと接続された場合に)
685 .Nm telnet
686 コマンドラインモードに入るための
687 .Nm telnet
688 エスケープ文字である
689 (初期値は \*(Lq^[\*(Rq である)。
690 .It Ic flushoutput
691 .Nm telnet
692
693 .Ic localchars
694 モード (以下の
695 .Ic toggle
696 .Ic localchars
697 を参照) の場合に
698 .Ic flushoutput
699 文字が入力されると、
700 .Dv TELNET AO
701 シーケンス (上記の
702 .Ic send
703 .Ic ao
704 を参照) がリモートホストに送られる。
705 flushoutput 文字の初期値としては、端末の
706 .Ic flush
707 文字が使われる。
708 .It Ic forw1
709 .It Ic forw2
710 .Nm telnet
711
712 .Dv LINEMODE
713 モードで動作している場合に、この 2 文字が入力されると、
714 行の一部 (この 2 文字の間の部分) がリモートシステムに送られる。
715 この 2 つのフォワード文字の初期値としては、
716 端末の eol と eol2 が使われる。
717 .It Ic interrupt
718 .Nm telnet
719
720 .Ic localchars
721 モード (以下の
722 .Ic toggle
723 .Ic localchars
724 を参照) の場合に
725 .Ic interrupt
726 文字が入力されると
727 .Dv TELNET IP
728 シーケンス (上記の
729 .Ic send
730 .Ic ip
731 を参照) がリモートホストに送られる。
732 interrupt 文字の初期値としては、端末の
733 .Ic intr
734 文字が使われる。
735 .It Ic kill
736 .Nm telnet
737
738 .Ic localchars
739 モード (以下の
740 .Ic toggle
741 .Ic localchars
742 を参照) であり、
743 .Ic かつ
744 \*(Lqcharacter at a time\*(Rq モードで動作している場合に、
745 この文字が入力されると、
746 .Dv TELNET EL
747 シーケンス (上記の
748 .Ic send
749 .Ic el
750 を参照) がリモートシステムに送られる。
751 kill 文字の初期値としては、端末の
752 .Ic kill
753 文字が使われる。
754 .It Ic lnext
755 .Nm telnet
756
757 .Dv LINEMODE
758 または \*(Lqold line by line\*(Lq モードで動作している場合、
759 この文字が端末の
760 .Ic lnext
761 文字として使われる。
762 lnext 文字の初期値としては、端末の
763 .Ic lnext
764 文字が使われる。
765 .It Ic quit
766 .Nm telnet
767
768 .Ic localchars
769 モード (以下の
770 .Ic toggle
771 .Ic localchars
772 を参照) の場合に
773 .Ic quit
774 文字が入力されると、
775 .Dv TELNET BRK
776 シーケンス (上記の
777 .Ic send
778 .Ic brk
779 を参照) がリモートホストに送られる。
780 quit 文字の初期値としては、端末の
781 .Ic quit
782 文字が使われる。
783 .It Ic reprint
784 .Nm telnet
785
786 .Dv LINEMODE
787 または \*(Lqold line by line\*(Lq モードで動作している場合、
788 この文字が端末の
789 .Ic reprint
790 文字として使われる。
791 reprint 文字の初期値としては、端末の
792 .Ic reprint
793 文字が使われる。
794 .It Ic rlogin
795 これは rlogin モードのエスケープ文字である。
796 この文字を設定すると、
797 コマンドラインオプション
798 .Fl r
799 と同様に rlogin モードが有効になる (件の部分も参照のこと)。
800 .It Ic start
801 .Dv TELNET TOGGLE-FLOW-CONTROL
802 オプションが有効になっている場合、
803 この文字が端末の
804 .Ic start
805 文字が使われる。
806 start 文字の初期値としては、端末の
807 .Ic start
808 文字が使われる。
809 .It Ic stop
810 .Dv TELNET TOGGLE-FLOW-CONTROL
811 オプションが有効になっている場合、
812 この文字が端末の
813 .Ic stop
814 文字として使われる。
815 stop 文字の初期値としては、端末の
816 .Ic stop
817 文字が使われる。
818 .It Ic susp
819 .Nm telnet
820
821 .Ic localchars
822 モードの場合、または
823 .Dv LINEMODE
824 が有効になっている場合に、
825 .Ic suspend
826 文字が入力されると、
827 .Dv TELNET SUSP
828 シーケンス (上記の
829 .Ic send
830 .Ic susp
831 を参照) がリモートホストに送られる。
832 suspend 文字の初期値としては、端末の
833 .Ic suspend
834 文字が使われる。
835 .It Ic tracefile
836 .Ic netdata
837
838 .Dv TRUE
839 の場合、または
840 .Ic option
841 によるトレースが
842 .Dv TRUE
843 の場合、このファイルに出力が書き出される。
844 この値が
845 .Dq Fl
846 に設定された場合、トレース情報は標準出力に書き出される
847 (これがデフォルトである)。
848 .It Ic worderase
849 .Nm telnet
850
851 .Dv LINEMODE
852 または \*(Lqold line by line\*(Lq モードで動作している場合、
853 この文字は端末の
854 .Ic worderase
855 文字として使われる。
856 worderase 文字の初期値としては、端末の
857 .Ic worderase
858 文字が使われる。
859 .It Ic \&?
860 .Ic set
861 .Pq Ic unset
862 で指定可能なコマンドを表示する。
863 .El
864 .It Ic slc Ar state 
865 .Ic slc
866 (Set Local Characters) コマンドは、
867 .Dv TELNET LINEMODE
868 オプションが有効な場合に、特殊文字の状態を設定・変更するために使われる。
869 特殊文字は、
870 .Ns ( Ic ip
871
872 .Ic quit
873 といった)
874 .Tn TELNET
875 コマンドシーケンスや
876 .Ns ( Ic erase
877
878 .Ic kill
879 といった) 行編集文字にマップされる文字である。
880 デフォルトでは、ローカルの特殊文字がエクスポートされる。
881 .Bl -tag -width Fl
882 .It Ic check
883 現在の特殊文字の設定を確認する。
884 リモート側に現在の全ての特殊文字の設定を要求し、
885 ローカル側と矛盾がある場合は、ローカル側の値をリモートの値に変更する。
886 .It Ic export
887 特殊文字をローカルのデフォルトになっている文字に変更する。
888 ローカルのデフォルト文字は、
889 .Nm telnet
890 が起動したときのローカル端末のデフォルト文字である。
891 .It Ic import
892 特殊文字をリモートのデフォルトになっている文字に変更する。
893 リモートのデフォルト文字は、
894 .Tn TELNET
895 接続が確立したときのリモートシステムのデフォルト文字である。
896 .It Ic \&?
897 .Ic slc
898 コマンドのヘルプ情報を出力する。
899 .El
900 .It Ic status
901 .Nm telnet
902 の現在の状態を表示する。
903 この表示には現在のモードだけではなく、
904 もし可能ならば、リモートホストの名前も含まれる。
905 .It Ic toggle Ar arguments ... 
906 .Nm telnet
907 のイベントしての応答を制御するフラグを
908 .Ns ( Dv TRUE
909
910 .Dv FALSE
911 の間で) 切替える。
912 これらのフラグは、
913 .Ic set
914
915 .Ic unset
916 コマンドを用いて、
917 .Dv TRUE
918 または
919 .Dv FALSE
920 に明示的に設定してもよい。
921 1 つ以上のフラグを 1 度に切替えてもよい。
922 フラグの状態は
923 .Ic display
924 コマンドで調べることができる。
925 指定可能なフラグは以下の通りである。
926 .Bl -tag -width Ar
927 .It Ic authdebug
928 認証コードのデバッグを有効にする。
929 このフラグは認証のサポートが有効である場合にのみ存在する。
930 .It Ic autoflush
931 .Ic autoflush
932
933 .Ic localchars
934 がともに
935 .Dv TRUE
936 で、
937 .Ic ao
938 文字または
939 .Ic quit
940 文字が認識された場合 (さらにこれらの文字が
941 .Tn TELNET
942 シーケンスに変換された場合。詳細は
943 .Ic set
944 を参照)、
945 .Tn TELNET
946 シーケンスが処理されたことが
947 .Ns ( Dv TELNET TIMING MARK
948 オプションによって)
949 リモートシステムに認識されるまで、
950 .Nm telnet
951 はユーザーの端末にデータを何も表示しないようにする。
952 端末上のユーザーが "stty noflsh" を実行していない場合、
953 この切替えの初期値は
954 .Dv TRUE
955 である。
956 実行していた場合は
957 .Dv FALSE
958 である
959 .Ns ( Xr stty  1
960 を参照すること)。
961 .It Ic autodecrypt
962 .Dv TELNET ENCRYPT
963 がネゴシエートされているとき、デフォルトではデータストリームの
964 実際の暗号化 (復号化) は自動的には始まらない。
965 autoencrypt (autodecrypt) コマンドは、
966 出力 (入力) ストリームの暗号化ができるだけ早く有効になるように命令する。
967 .Pp
968 このフラグは暗号化のサポートが有効である場合にのみ存在する。
969 .It Ic autologin
970 リモート側が
971 .Dv TELNET AUTHENTICATION
972 オプションをサポートしている場合、
973 .Tn telnet
974 は自動認証を行うために、そのオプションを使う。
975 .Dv TELNET AUTHENTICATION
976 オプションがサポートされていない場合、
977 ユーザーのログイン名は
978 .Dv TELNET ENVIRON
979 オプションを使って渡される。
980 このフラグを設定するのは、コマンドライン上で
981 .Ic open
982 コマンドに
983 .Ar a
984 オプションを指定するのと同じである。
985 .It Ic autosynch
986 .Ic autosynch
987
988 .Ic localchars
989 がともに
990 .Dv TRUE
991 の場合に、
992 .Ic intr
993 文字または
994 .Ic quit
995 文字
996 .Ns ( Ic intr
997 文字と
998 .Ic quit
999 文字の説明は上記の
1000 .Ic set
1001 を参照すること) が入力されると、
1002 結果として送られる
1003 .Tn telnet
1004 シーケンスの後には
1005 .Dv TELNET SYNCH
1006 シーケンスが続く。
1007 両方の
1008 .Tn telnet
1009 シーケンスのが読み込まれて作用するまでには、
1010 この手続きにより、
1011 リモートホストに対してそれまでの全ての入力を捨て始めるように
1012 .Ic させるべきである
1013
1014 このトグルの初期値は
1015 .Dv FALSE
1016 である。
1017 .It Ic binary
1018 入力と出力の両方に対して、
1019 .Dv TELNET BINARY
1020 オプションを有効・無効にする。
1021 .It Ic inbinary
1022 入力に対して
1023 .Dv TELNET BINARY
1024 オプションを有効・無効にする。
1025 .It Ic outbinary
1026 出力に対して
1027 .Dv TELNET BINARY
1028 オプションを有効・無効にする。
1029 .It Ic crlf
1030 これが
1031 .Dv TRUE
1032 の場合、キャリッジリターンは
1033 .Li <CR><LF>
1034 として送られる。
1035 これが
1036 .Dv FALSE
1037 の場合、キャリッジリターンは
1038 .Li <CR><NUL>
1039 として送られる。
1040 このトグルの初期値は
1041 .Dv FALSE
1042 である。
1043 .It Ic crmod
1044 キャリッジリターンモードを切替える。
1045 このモードが有効になっていると、
1046 リモートホストから受信した大部分のキャリッジリターンは、
1047 キャリッジリターンとラインフィードに変換される。
1048 このモードは、ユーザーが入力した文字に対しては作用せず、
1049 リモートホストから受信した文字についてのみ作用する。
1050 このモードは、リモートホストがキャリッジリターンしか送らず、
1051 ラインフィードしない場合を除いて、それほど役に立たない。
1052 このトグルの初期値は
1053 .Dv FALSE
1054 である。
1055 .It Ic debug
1056 ソケットレベルデバッグの有効・無効を切替える
1057 .Ns ( Ic スーパーユーザー
1058 のみ使える)。
1059 このトグルの初期値は
1060 .Dv FALSE
1061 である。
1062 .It Ic encdebug
1063 暗号化コードに対するデバッグ情報を有効にする。
1064 このフラグは暗号化がサポートされている場合にのみ存在する。
1065 .It Ic localchars
1066 これが
1067 .Dv TRUE
1068 の場合、
1069 .Ic flush  ,
1070 .Ic interrupt ,
1071 .Ic quit  ,
1072 .Ic erase ,
1073 .Ic kill
1074 文字 (上記の
1075 .Ic set
1076 を参照) はローカルで認識され、(うまくいけば) 適切な
1077 .Tn TELNET
1078 コントロールシーケンス
1079 (それぞれ
1080 .Ic ao  ,
1081 .Ic ip ,
1082 .Ic brk  ,
1083 .Ic ec ,
1084 .Ic el  ;
1085 上記の
1086 .Ic send
1087 を参照) に変換される。
1088 \*(Lqold line by line\*(Rq モードでの初期値は
1089 .Dv TRUE
1090 である。
1091 \*(Lqcharacter at a time\*(Rq モードでの初期値は
1092 .Dv FALSE
1093 である。
1094 .Dv LINEMODE
1095 オプションが有効になっている場合、
1096 .Ic localchars
1097 の値は無視され、常に
1098 .Dv TRUE
1099 であると仮定される。
1100 .Dv LINEMODE
1101 が有効になったことがある場合、
1102 .Ic quit
1103
1104 .Ic abort
1105 として送られ、
1106 .Ic eof and
1107 .B suspend
1108
1109 .Ic eof and
1110 .Ic susp
1111 として送られる。
1112 (上記の
1113 .Ic send
1114 を参照)。
1115 .It Ic netdata
1116 (16 進数フォーマットによる) 全てのネットワークデータの表示を切替える。
1117 このトグルの初期値は
1118 .Dv FALSE
1119 である。
1120 .It Ic options
1121 .Ns ( Tn telnet
1122 オプションを処理する際の)
1123 内部の
1124 .Nm telnet
1125 プロトコル処理の表示・非表示を切替える。
1126 このトグルの初期値は
1127 .Dv FALSE
1128 である。
1129 .It Ic prettydump
1130 .Ic netdata
1131 が有効になっている場合に、
1132 .Ic prettydump
1133 が有効になっていると、
1134 .Ic netdata
1135 コマンドからの出力はユーザーにとって一層読みやすい形式にフォーマットされる。
1136 出力される文字の間に空白が入れられ、
1137 .Tn telnet
1138 エスケープシーケンスの前には、探しやすいように '*' が置かれる。
1139 .It Ic skiprc
1140 skiprc が
1141 .Dv TRUE
1142 の場合、
1143 .Tn telnet
1144
1145 .Pa \&.telnetrc
1146 ファイルを読まない。
1147 このトグルの初期値は
1148 .Dv FALSE
1149 である。
1150 .It Ic termdata
1151 (16 進数フォーマットによる) 全ての端末データの表示を切替える。
1152 このトグルの初期値は
1153 .Dv FALSE
1154 である。
1155 .It Ic verbose_encrypt
1156 .Ic verbose_encrypt
1157
1158 .Dv TRUE
1159 の場合、
1160 .Tn TELNET
1161 は暗号化が有効か無効かのメッセージを毎回表示する。
1162 このトグルの初期値は
1163 .Dv FALSE
1164 である。
1165 このフラグは暗号化がサポートされている場合にのみ存在する。
1166 .It Ic \&?
1167 .Ic toggle
1168 コマンドに指定可能な引き数を表示する。
1169 .El
1170 .It Ic z
1171 .Nm telnet
1172 をサスペンドする。
1173 このコマンドはユーザーが
1174 .Xr csh  1
1175 を使っている場合にのみ動作する。
1176 .It Ic \&! Op Ar command 
1177 ローカルシステムのサブシェルで、コマンドを 1 つ実行する。
1178 .Ic command
1179 が省略されると、サブシェルが対話モードで起動される。
1180 .It Ic \&? Op Ar command 
1181 ヘルプを表示する。
1182 引き数がない場合、
1183 .Nm telnet
1184 はヘルプの一覧を表示する。
1185 コマンドが指定された場合、
1186 .Nm telnet
1187 はそのコマンドのヘルプ情報を表示する。
1188 .El
1189 .Sh 環境変数
1190 .Nm telnet
1191 は少なくとも環境変数
1192 .Ev HOME ,
1193 .Ev SHELL ,
1194 .Ev DISPLAY ,
1195 .Ev TERM
1196 を使う。
1197 他の環境変数は
1198 .Dv TELNET ENVIRON
1199 オプションを使ってリモート側に送られる。
1200 .Sh ファイル
1201 .Bl -tag -width ~/.telnetrc -compact
1202 .It Pa ~/.telnetrc
1203 ユーザーがカスタマイズできる telnet 起動時の値。
1204 .El
1205 .Sh 履歴
1206 .Nm telnet
1207 コマンドは
1208 .Bx 4.2
1209 で登場した。
1210 .Sh 注意
1211 .Pp
1212 \*(Lqold line by line\*(Rq モードの場合、
1213 エコーを手動でオフにしなければならないリモートシステムもある。
1214 .Pp
1215 \*(Lqold line by line\*(Rq モードや
1216 .Dv LINEMODE
1217 では、端末の
1218 .Ic eof
1219 は、それが行頭の文字である場合にのみ認識される
1220 (さらにリモートシステムに送られる)。
1221 .Sh バグ
1222 ソースコードが分かりやすくない。
1223 .Sh 翻訳者謝辞
1224 この man ページの翻訳にあたり、
1225 FreeBSD jpman project <http://www.jp.freebsd.org/man-jp/>
1226 による翻訳を参考にさせていただいた。
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