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15 .TH READPROFILE 1 "May 1996"
18 readprofile - カーネルのプロファイリング情報を読みだすツール
26 このオンラインマニュアルは、バージョン 2.0 のものである。
35 出力される情報は、3 種類の情報から構成されている。
36 最初の項目は、クロックチック (clock tick) である。
37 2 番目は、たくさんの時間を消費しているカーネル内部の C の関数名である。
38 3 番目の項目は、手続きの「負荷」を正規化したもので、
39 関数の長さとクロック数の比率として計算される。
40 これらの項目は、読み取りやすいように空白を入れ、桁を揃えて出力される。
49 .B /usr/src/linux/System.map
51 現在のカーネルが最後にコンパイルしたものでない場合、
52 または System.map を他の場所に保存している場合は、
53 コマンドライン上でマップファイルを指定する必要がある。
54 マップファイル名の最後が `.gz' となっている場合は、
65 プロファイリング情報を読む場合などに有用である。
67 は、`cat' や、`cp' コマンドを使ってコピーすることができる。
68 プログラムがプロファイリングバッファのサイズを
72 圧縮されたプロファイリングバッファはサポートされなくなった。
81 プロファイリングステップはプロファイリングバッファの精度であり、
82 (make config を使った) カーネルの設定、
83 またはカーネルのコマンドラインで指定される。
87 と一緒に指定されると、単に 10 進数の数字のみが表示される。
91 マップファイル中のすべてのシンボルを表示する。
92 デフォルトでは、使用クロック数が 0 の手続きは出力されない。
96 各メモリ領域に対する出現数のカウントを表示する。
100 プロファイリングバッファの内容を初期化する。
102 は、スーパーユーザーだけが書き込み可能で、
104 このオプションを使用するには、スーパーユーザーの権限が必要となる。
107 を setuid 0 とすることで、特権を持たないユーザーでも
108 プロファイリングバッファの内容を初期化することができる。
112 カーネルがプロファイリング割り込みを各 CPU に送る周期を変更できる
115 周期をシステムクロック周波数 HZ の倍数で設定できる。
116 i386-SMP (2.2 と 2.4 カーネル) と
117 sparc64-SMP (2.4 カーネル) でサポートされている。
118 このオプションはプロファイリングバッファの初期化も行うので、
124 出力は 4 つの項目から構成され、それぞれ空白により桁が揃えられる。
125 最初の項目はカーネルの関数の RAM アドレス、
128 最後の項目には正規化された負荷が表示される。
134 は、現在のバージョン番号を表示した後、終了する。
137 プロファイリングバッファの内容を使用したクロック数の順に表示するには:
139 readprofile | sort -nr | less
142 最もたくさんクロックを使用した関数の上位 20 個を表示するには:
144 readprofile | sort -nr +2 | head -20
147 ファイルシステムのプロファイリング情報だけを表示するには:
149 readprofile | grep _ext2
152 すべてのカーネル情報を RAM アドレスと一緒に表示させるには:
154 readprofile -av | less
157 現在のカーネルのものではない「凍結された」
158 プロファイリングバッファの内容を表示するには:
160 readprofile -p ~/profile.freeze -m /zImage.map.gz
163 各 CPU に対して 2kHz の周期でプロファイリングを要求し、
164 プロファイリングバッファを初期化するには:
166 sudo readprofile -M 20
173 カーネルバージョン 1.2 から 1.3 で
177 は 1.3.x 以降のカーネルでのみ動作する。
180 このプログラムは、ELF カーネルでのみ動作する。
181 a.out カーネルへの変更は大きな作業ではない。
182 a.out カーネルユーザーへの練習問題として残してある。
186 カーネルの (再構築と) リブートが必要である。
187 これはプロファイリング用のモジュールは存在せず、
189 プロファイリングを有効にするには、カーネルのコマンドライン上で、
190 "profile=2" (または、別の数字) を指定する必要がある。
191 この数字を指数として 2 を累乗したものが、
192 プロファイリングステップとして使用される。
195 プロファイリングは、割り込みが禁止されていると使用できない。
197 多くのプロファイリングのカウントが行われることを意味する。
202 /proc/profile プロファイリングバッファのバイナリスナップショット
203 /usr/src/linux/System.map カーネルのシンボルテーブル
204 /usr/src/linux/* プロファイルされるプログラム :-)