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5 .\" Japanese Version Copyright (c) 2001 Yuichi SATO
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9 .\" Updated Tue Jun 5 JST 2001 by Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
11 .TH SIMPLEINIT 8 "25 February 2001" "Linux 0.99" "Linux Programmer's Manual"
13 simpleinit \- プロセス制御の初期化を行う
15 .B "init [ single ] [ script ]"
18 は Linux ブートシーケンスの最終ステップとして起動される。
24 を起動することでシングルユーザーモードに入る。
27 がある場合、シングルユーザーモードを開始するために
31 がない場合、パスワードのチェックは省かれる。
39 「この機能」はコンパイル時に設定されている場合にのみ使用可能である。
46 にある情報は、プロセスを開始するために使われる。
47 別の方法として、他のブートスクリプトを実行するように
48 \fI/etc/inittab\fP ファイルを設定してもよい。
52 Linux コミュニティではいくつもの init プログラムが出現しているので、
57 ファイルについてのドキュメントをここに載せる:
70 .B "tty ライン:termcap エントリ:getty コマンド"
80 fileprefix = /sbin/init.d/
81 PATH = /usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin
82 INIT_PATH = /sbin/init.d
84 tty1:linux:/sbin/getty 9600 tty1
85 tty2:linux:/sbin/getty 9600 tty2
86 tty3:linux:/sbin/getty 9600 tty3
87 tty4:linux:/sbin/getty 9600 tty4
88 # tty5:linux:/sbin/getty 9600 tty5
89 # ttyS1:dumb:/sbin/getty 9600 ttyS1
90 # ttyS2:dumb:/sbin/getty -m -t60 2400 ttyS2
92 finalprog = /sbin/rc.xdm
105 \fBbootprog\fP の値は、\fBfileprefix\fP の値に追加される。
106 その結果は、実行するブートプログラム (スクリプト) を指定するのに使われる。
107 指定されない場合、デフォルトは \fI/etc/rc\fP である。
108 ブートプログラムがディレクトリである場合、
109 ディレクトリツリーにある全てのスクリプトが並列に実行される。
110 実行順の制御と依存性の管理をエレガントにする方法の詳細は、
111 \fBneed\fP(8) プログラムを参照すること。
114 子プロセス (ブートスクリプト)の環境変数 PATH に割り当てられる。
117 \fBINIT_PATH\fP は実行するスクリプトの場所を見付けるために
118 simpleinit(8) 自身によって使われる。
119 デフォルトの値を unset して、ブートプログラムがディレクトリの場合、
121 最後に、このパスでスクリプトが見つからなかった場合、
122 標準の \fBPATH\fP が使われる。
123 \fBPATH\fP と \fBINIT_PATH\fP を分けることにより、
128 全ての \fBgetty\fP(8) インスタンスが生成された後で
130 ブート時には、"start" という 1 個の引き数が渡される。
131 シャットダウン時にも、"stop" という引き数で呼ばれる。
133 \fBsimpleinit\fP(8) は、いろいろな方法でシグナルに応答する:
136 設定ファイル \fI/etc/inittab\fP が再度読み込まれる。
139 プロセスを更に生成するかどうかを決めるトグルを切替える。
142 \fBsimpleinit\fP(8) は数回 sync を実行し、
143 \fBreboot\fP(8) を開始しようとする。
144 失敗した場合は、システムの \fBreboot\fP(2) コールを実行する。
145 Linux では、Ctrl-Alt-Del シーケンスが、
147 \fBinit\fP プロセスにシグナルを送るように設定できる
148 (\fBsimpleinit\fP(8) はデフォルトでこのようにしている)。
151 \fBsimpleinit\fP(8) プログラムの代わりに、
152 \fBreboot\fP(8) プログラムが実行される。
153 これにより、\fBinit\fP プロセスの古い i ノードが unlink されない場合でも、
154 \fBreboot\fP(8) はルートファイルシステムを
155 (読み込みのみで) 正しく再マウントできる。
178 このプログラムは、Linux コミュニティに出現し始めた
179 System V 互換版の init と区別するために、
185 としてリンクするか、同一にするべきである。
187 Peter Orbaek (poe@daimi.aau.dk)
189 Version 1.20, Werner Almesberger による
192 Richard Gooch <rgooch@atnf.csiro.au>