1 .\" Copyright (c) 1993 by Thomas Koenig (ig25@rz.uni-karlsruhe.de)
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25 .\" Modified 11 May 1998 by Joseph S. Myers (jsm28@cam.ac.uk)
26 .\" Modified 990912 by aeb
28 .\" Added description of GLOB_TILDE_NOMATCH
29 .\" Expanded the description of various flags
30 .\" Various wording fixes.
32 .\" Japanese Version Copyright (c) 1998 Ken Wakasa all rights reserved.
33 .\" Translated 1998-06-24, Ken Wakasa <wakasa@iname.com>
34 .\" Updated 1999-01-04, Kentaro Shirakata <argrath@yo.rim.or.jp>
35 .\" Updated 2008-02-12, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>, LDP v2.77
37 .TH GLOB 3 2007-10-10 "GNU" "Linux Programmer's Manual"
39 glob, globfree \- パターンにマッチするパス名を見付ける。glob() によっ
45 .BI "int glob(const char *" pattern ", int " flags ,
47 .BI " int (*" errfunc ") (const char *" epath ", int " eerrno ),
49 .BI " glob_t *" pglob );
51 .BI "void globfree(glob_t *" pglob );
60 チルダ (~) の展開やパラメータ置換は行われない。それらを行いたい場合は
80 内で宣言されており、以下の要素を含んでいる。これらの要素は POSIX.2 で定義
81 されている (さらに多くの要素が拡張として入っているかもしれない)。
87 size_t gl_pathc; /* 今までにマッチしたパスの数 */
88 char **gl_pathv; /* マッチしたパス名のリスト */
89 size_t gl_offs; /* \fIgl_pathv\fP 内に確保するスロット数 */
94 結果は動的に確保された記憶領域に入れられる。
98 には以下の示す定数のうち、指定したいものをビットごとの OR で与える
105 (例えば、ディレクトリに読み取り許可属性が無い場合などで)
106 読み取りエラーが発生した際に関数から戻る。
108 読み取り可能なディレクトリを全てについて読み取りを実行しようとする。
111 ディレクトリに対応する各々のパスにスラッシュを付加する。
115 ソートを行わない理由は、処理時間を節約するためだけである。
116 デフォルトでは、返されるパス名はソートされる。
123 予約されたスロットには NULL ポインタが入る。
126 マッチするパターンがなければ、元のパターンを返す。
136 の呼び出しで返された結果のベクトルに追加する。最初の
138 の呼び出しの際にはこのフラグを設定してはいけない。
141 バックスラッシュ (\(aq\\\(aq) をエスケープ用文字として使用できない。
142 通常は、バックスラッシュを使って、次に続く文字をクォートすることで、
143 特別な意味を持つメタキャラクタを無効することができる。
147 これらは GNU で拡張されたもので、POSIX.2 では定義されていない。
150 先頭のピリオドがメタキャラクタにマッチできるようにする。
151 デフォルトでは、メタキャラクタは先頭のピリオドにはマッチできない。
154 ファイルシステムにアクセスする際に、通常のライブラリ関数の代わりに
156 .IR pglob\->gl_closedir ,
157 .IR pglob\->gl_readdir ,
158 .IR pglob\->gl_opendir ,
159 .IR pglob\->gl_lstat ,
169 したがって、例えば、"{foo/{,cat,dog},bar}" というパターンを
171 4つの文字列 "foo/", "foo/cat", "foo/dog", "bar" のそれぞれについて
176 パターンにメタキャラクタが含まれていない場合、
177 マッチ結果として指定されたパターンだけを返す。
178 パターンで指定された名前のファイルが存在しない場合であっても、
183 チルダ (\(aq~\(aq) がパターン内の唯一の文字の場合か、先頭のチルダの直後の文字が
184 スラッシュ (\(aq/\(aq) の場合、チルダを呼び出し者のホームディレクトリで置換する。
185 先頭のチルダにユーザ名が続く場合 (例えば "~andrea/bin")、
186 チルダとユーザ名をそのユーザのホームディレクトリで置換する。
187 ユーザ名が無効な場合やホームディレクトリが決定できない場合は、
196 ホームディレクトリが決定できなかった場合に、
207 呼び出し側がパターンにマッチするディレクトリにしか興味がないことを知らせる。
208 実装においてファイルの種別情報を簡単に決定できる場合は、ディレクトリでない
209 ファイルは呼び出し側に返されない。しかしながら、呼び出し側では、返された
210 ファイルリストがディレクトリかどうかを確認しなければならない。
211 (このフラグが存在するのは、呼び出し側がディレクトリにしか興味がない際に
218 が呼び出される。関数の引数には、失敗したパス名
225 のいずれかによってセットされた値) が与えられる。
239 はマッチしたパス名へのポインタのリストへのポインタとなる。
240 ポインタのリストは NULL ポインタで終端される。
243 を何度か続けて呼び出すことができる。その際2回目以降の呼び出しでは
251 には指定したフラグがセットされる。もし一つでもメタキャラクタが見付かれば
254 との \fBOR\fR を取った結果がセットされる。
270 POSIX.2, POSIX.1-2001.
276 は POSIX.2 で指定されているように
279 libc4, libc5, glibc 2.0 では、
288 などの関数の呼び出しで失敗が起こると失敗する。
306 glob("*.c", GLOB_DOOFFS, NULL, &globbuf);
307 glob("../*.c", GLOB_DOOFFS | GLOB_APPEND, NULL, &globbuf);
308 globbuf.gl_pathv[0] = "ls";
309 globbuf.gl_pathv[1] = "\-l";
310 execvp("ls", &globbuf.gl_pathv[0]);