用語集

SSTPサーバ
SSTPを受信・理解して、さくらスクリプトを再生することができるアプリケーションです。代表的なSSTPサーバに「伺か」「CROW」「SSP」があります。また、SSTP Bottleが便利に利用できるように開発された専用SSTPサーバもあります。
FMO
Windowsの共有メモリの一種で、SSTPサーバアプリケーションが自分のゴースト名やハンドル情報などを記録しています。
ClientはFMOを通してSSTPサーバの存在を確認し、DirectSSTPを利用してSSTPを送信します。
ちなみにFile Mapping Objectの略です。
詳細な仕様は http://sakura.mikage.to/objects.html を参照してください。
DirectSSTP
DirectSSTPは、Windows上で起動しているゴーストにSSTPを通信する手段の1つです。SSTP Bottle ClientはFMOを通じてゴーストの起動を確認し、DirectSSTPを利用してゴーストにSSTPリクエストを送信します。現在Windows上で公開されているSSTPサーバのほとんどはDirectSSTPに対応していますので、あまり気にする必要はありません。あまり古いソフトの場合対応していない場合があります。
SSTP
「伺か」(以前は違う名称でしたが)が提唱した、Sakura Script Transfer Protocol 、またはそのプロトコルを使って送信されたメッセージそのもののことを指します。当初Socket SSTPと呼ばれるネットワークプロトコルとして定義されましたが、Windowsのローカルマシン内での送受信には、FMOを利用して任意のプロセスと通信ができるDirectSSTPが適しています。
さくらスクリプト、Sakura Script
ゴーストの会話・表情・動作などを定義するためのマークアップ言語です。SSTP Bottle Clientではさくらスクリプトを使ってメッセージの送受信を行います。
「\e」「\w9」といったタグを使って会話や動作を記述していきます。
詳細なさくらスクリプトの仕様は http://sakura.mikage.to/sakurascript.html にあります。
タグ
さくらスクリプトの要素で、「\e」「\w9」といった文字列が該当し、円記号で始まる文字列です。キャラクタのセリフ中に記入して、動作、ウェイトなどの指定を行います。
メタ文字列
さくらスクリプトの要素です。「%selfname」といった、%記号で始まる文字列です。キャラクタのセリフの一部として、SSTPサーバ受信時に別の文字列に置き換わる仕様になっています。ゴーストの多様化・多機能化・個性化に伴い、現在はほとんど使われない仕様になっています。
再送バッファ
受信したメッセージは、基本的にすぐにSSTPサーバに転送されますが、SSTPサーバが別のセリフを喋っている途中だった場合や、SSTPサーバが見つからなかった場合などには、再送バッファに記憶されて、数秒後に同じSSTPサーバにメッセージを配送します。無事にSSTPサーバからOKが戻ってくるまで、何度でもSSTPサーバはメッセージを再送しようとします。
時には数百件以上のボトルが再送バッファに溜まることがあります。メニューの「未配送のボトルをクリア」を使って再送バッファを空にすることができます。
LUID
ロングユーザIDの略です。SSTP Bottleクライアントとボトルサーバが、接続の識別のために内部的に使用する文字列で、クライアントごとに個別の値となっています。
LUIDが存在しない場合には無制限に自動的に新規取得を試みますが、SSTP Bottleサーバに接続するための合い言葉のようなものですので、出来るだけ同じユーザは同じLUIDを使い続けるようにしてください。
複数同時起動
インストールしているゴーストを複数同時に起動することです。メモリなどを大量に消費するのでかなり高度な使い方に含まれます。SSTPサーバを適切に選ぶことが必要です。
仮想起動
実際に起動していないが、すぐに起動することができるゴーストを、FMOに列挙することです。CROWでは「インストール済みゴーストをFMOに列挙する」、SSPでは「起動していないゴーストも起動しているように見せかける」などと表示されますが、このヘルプでは統一してこれらの機能を「ゴースト仮想起動」と表記します。