この文書は、coreutils-ja.info の将来の改訂者に宛てた、最初の翻訳者の メモである。 po ファイルを "po4a-translate -f texinfo ..." で生成した texi ファイルは、日本語化が十分ではない (手元の po4a のバージョンは 0.42)。 たとえば、章の名前など、日本語にしたい部分が英語のままだったりするし、 また逆に、英語のままにしておきたいのに、日本語になってしまうところもある。 そこで、 po4a-translate が生成した texi ファイルを手作業で修正して、 日本語化をさらに進めた。その上で、前後の texi の diff を取り、patch を 作った。po ファイルを加筆修正したとき、po4a-translate が生成する texi ファイルに patch を当てれば、一応ひとに見せられる程度の日本語 texi ファイルができるようにしたわけである。 こんなふうに使用する。 $ po4a-translate -f texinfo -m perm.texi -p perm-ja.po -l perm-ja.texi -v $ patch -p0 coreutils-ja.po.mod 8.22 の texi があるディレクトリで、この coreutils-ja.po.mod を 対象に po4a-updatepo を実行すると、エラーになった。そのエラーメッセージ を参考にして、coreutils-ja.po.mod を手作業で数ヶ所書き変えた。 その上で、 po4a-updatepo -f texinfo -m coreutils.texi -p coreutils-ja.po.mod こうして更新された coreutils-ja.po.mod を ja.po ファイルの原型にした わけである。 私は、こうしてできた 8.22 の coreutils-ja.po に対して、fuzzy の 部分をすべて改訂した後で、1 回目の patch を当てた。これで (FAILED になる部分はあったものの) 一応うまく行った。しかし、fuzzy を改訂する 前に patch を当てても、大丈夫だったかもしれない。 parse-datetime-ja.po でも同様なことを行った。perm-ja.po については、 8.20 と 8.22 の perm.texi の間に変更がなかったので、何もしなかった ように思う。 2014/10/07 訳者