.\" Copyright (C) 1996 Free Software Foundation, Inc. .\" This file is distributed accroding to the GNU General Public License. .\" See the file COPYING in the top level source directory for details. .\" .\" Japanese Version Copyright (c) 1997,1999 HANATAKA Shinya and FUJIWARA Teruyoshi .\" all rights reserved. .\" Translated Sat Aug 30 13:20:06 JST 1997 .\" by HANATAKA Shinya .\" Merged with another translation Sun Aug 15 10:33:03 JST 1999 .\" by FUJIWARA Teruyoshi .\" .\"WORD: export エクスポート .\" .TH GET_KERNEL_SYMS 2 "26 Dec 1996" Linux "Linux Module Support" .SH 名前 get_kernel_syms \- エクスポートされているカーネルとモジュールのシンボルを取得する .SH 書式 .nf .B #include .sp .BI "int get_kernel_syms(struct kernel_sym *" table ); .fi .SH このマニュアルについて これは、Linux Kernel 2.4 の時代に使われていた modutils パッケージ所収の古いマニュアルです。(2022/12/02, Linux JM Project) .SH 説明 \fItable\fP が \fBNULL\fP ならば、\fBget_kernel_syms\fP は問い合わせで きるシンボルの数を返す。\fBNULL\fP でなければ、以下の構造体に値を入れ て返す: .PP .RS .nf struct kernel_sym { unsigned long value; char name[60]; }; .fi .RE .PP シンボルの中には .BI # モジュール名 という形式の、カーネルが空の名前を持っているマジックシンボルが散在して いる。 この形式のシンボルに対応する値は、モジュールがロードされた位置のアドレ スである。 .PP それぞれのモジュールからエクスポートされたシンボルは、マジックモジュール タグの後に置かれる。また、モジュールはロードされた順番と逆順で返される。 .SH 返り値 返り値は返されるシンボル数である。エラーで復帰することはない。 .SH 関連項目 .BR create_module "(2), " init_module "(2), " delete_module "(2), " .BR query_module "(2)" .SH バグ \fItable\fP のために確保したバッファの大きさを伝える方法がない。 プログラムがシンボルテーブルの大きさを問い合わせた後にカーネルに シンボルが追加されると、メモリの内容が破壊される。 .PP エクスポートされるシンボル名の長さは 59 文字に制限される。 .PP 以上の制限により、このシステムコールよりは \fBquery_module\fP を使う方 が望ましい。