** FM-7 series emulator for common source code project. ** Oct 29, 2015 K.Ohta 1.背景 今主流のFM-7系エミュレータであるXM7は非常に優れていますが、 FOSSではなくクローズドソースコードです。 しかし、これを許諾を取ってSDL/Agar Toolkitに移植してきま した[1]。 このXM7/SDLは、Agar Toolkitに起因する多くのバグに悩まされ てきました。 そうしてる間に、MESSがXM7を盗用していた問題が浮上して、オープン ソースなFM-7系エミュレータが欲しくなってきました。 しかたないから、私が新規に作ろうと思いましたが、その時に Common Source Code Project(CSP)と言うGPLv2の枠組み [2] がある のを知ったので、使わせていただくことにしました。 [1] https://github.com/Artanejp/XM7-for-SDL [2] http://homepage3.nifty.com/takeda-toshiya/ 2.移植状況 a. FM-7はほぼ動いてます。 b. FM-77に関してもほぼ同様ですが、400ラインカードと2HD周りは 全く実装できていません(現物がないのでどうしょうもない) c. FM-8は資料不足で未だ実装できていませんが、いい加減、そろそろ、実装を 始めます。 d. FM77AVはほぼ動くようになりました。 e. FM77AV40/EXについてもほぼ動くようになりました。 f. AV系キーボードの隠しメッセージも入れました[3]。 g. ステートセーブ機能を入れてみました。大体動くようです。 その他のことについては、RELEASENOTEやreadme_by_artane.txtを。 [3] 私のほうがXM7よりも先にインプリメントしました(笑) 3. 動かし方 以下のR@Mイメージが必要です 以下のイメージがない場合には、代用R@Mが使用可能です。   http://retropc.net/apollo/download/xm7/romset/index.htm FM-7 以降で必要なもの: BOOT_BAS.ROM : 512 bytes, BASIC ブートROM. BOOT_DOS.ROM : 512 bytes, DOS(NOT MS-DOS)ブートROM. FBASIC302.ROM FBASIC300.ROM FBASIC30.ROM : 31744 bytes, F-BASIC 3.0(上記3つの内いずれか)。 代用ROMが用意されています。. SUBSYS_C.ROM : 10240 bytes, サブシステムモニタ タイプC. 追加ROMとして: KANJI.ROM KANJI1.ROM : 131072 bytes, JIS第一水準漢字パターン. BOOT_MMR.ROM : 512 bytes, FM-77用の隠しブートROM(未チェック). FM77AVでは、更に以下のものが必要です: INITIATE.ROM : 8192 bytes, イニシエータROM. これは、確実にFM77AVの物である必要があります。 77AV20/40系の物では動きません SUBSYSCG.ROM : 8192 bytes, キャラクターデータROM. SUBSYS_A.ROM : 8192 bytes, サブシステムモニタ タイプA. SUBSYS_B.ROM : 8192 bytes, サブシステムモニタ タイプB. 追加ROM (FM77AV20/40向けのみ): KANJI2.ROM : 131072 bytes, JIS第二水準漢字パターン. DICROM.ROM : 262144 bytes, かな漢字変換辞書ROM. EXTSUB.ROM : 49152 bytes, 拡張サブモニタ(77AV20以降) FM77AV20/40/EX/SXでは、INITIATE.ROMは、AV20/40/EX/SX固有のものを 使ってください。 辞書ROMを使う場合、以下のデータが作成されます : USERDIC.DAT : 8192 bytes, かな漢字変換の学習データ. 4. 上流リポジトリ: https://github.com/Artanejp/common_source_project-fm7 お楽しみを! -- K.Ohta.