** Qt porting for Common Source Code Project ** September 30, 2018 K.Ohta * If you can't read Japanese, read readme.qt.txt . 0. 概要 このパッケージは、Common Source Code Project (以下、CSP) をQt5に移植したものです。 バイナリはGNU/Linux(64bit)用とMinGW (32bit Windows)用を 用意しています。 ソースコード: https://github.com/Artanejp/common_source_project-fm7/releases/tag/SNAPSHOT_20180930 追加情報:  各機種バイナリーは、osdn.net もしくはミラーサイトより入手可能です。  https://osdn.net/projects/csp-qt/ https://osdn.net/projects/csp-qt/releases/ をチェックしてください。   Win32:   GNU/Linux(amd64) : 【おねがい】  doc/以下の文書で日本語しかなかったものを英語に翻訳していますが、機械翻訳を使ってるのであやしいです。 英語の上手い方、校正などお願いします m(_ _)m 1. 背景 CSPは、非常に優れた構造のエミュレータです(しかし、些か重くてコンパイラ がいい最適化をしないと重めですが)。 しかし、このコードはM$ Visual C++依存の部分が非常に多いです。 そこで、GNU/Linuxでこれを動かすためにQtに色々と移植していきましょう。 と言う感じで作業をはじめました。 2. 最低限必要なもの(Qt版) a. Qt5 ツールキット。Qt 5.5以降を推奨します。 b. OpenGL, 多分、最低OpenGL 2.1は必要です。(注:ひょっとしたら、OpenGLES2以降ならば動くように変えるかも知れない) c. gcc / g++ (5.0以降?)もしくは llvm clang / clang++ (3.5以降?) コンパイラツールチェーン。 d. SDL2 (SDL 1.xではないので注意) e. CMake 2.8以降。 f. ffmpegから、libavとlibswが必要です。 http://ffmpeg.org/ より。 g. ffmpegは、Windowsに関してはバンドルしてありますので、動かない時はインストールしてみてください。 h. Qt5.5(Ubuntu 16.04LTS向け)もしくはQt5.10(Win32とDebian GNU/Linux sid向け)でビルドしてあります。 i. 表示基盤のデフォルトが、OpenGL ES2.0になりました。コマンドラインオプション --opengl で変更が可能です(--helpで参照) * Windows もしくは GNU/Linux のcross tool chain (要Wine)で、MinGW (gcc6) と Qt 5.10 でのビルドができることを確認しました。 * TIPS: * Windows等で動かした時に、画面の書き替えが表示されない場合は、環境変数 QT_OPENGL を software にしてみてください。(例えば、 WindowsをVirtualBoxのゲストで使ってる場合など) * Windows版バイナリには、ソフトウェアレンダリングのopengl32.dllが添付されてますが、最近のパソコンの専用GPUドライバなら、 もっと程度のいいOpenGLが入ってるはずです。 添付版opengl32.dllを適当な名前に変更して動くかどうか試してみて下さい。 3. ビルドの方法 ソースコードを解凍するか、git clone / pull した後で: $ cd {srctop}/source/build-cmake/{Machine name}/ $ mkdir build $ cd build To configure: $ cmake .. or $ ccmake .. To build: $ make To install: $ sudo make install 4. Qt固有の話 * 設定ファイル(scancode.cfg と foo.ini)は、"~/.config/CommonSourceCodeProject/emufoo/" (Windowsの場合は".\CommonSourceCodeProject\emudfoo\" ) におかれます(移動しました)。 * BIOSや効果音WAVやセーブステートは、、"~/CommonSourceCodeProject/emufoo/" (Windowsの場合は".\CommonSourceCodeProject\emudfoo\" ) におかれます(移動しました)。 * 全ての記録物(スクリーンショットや動画や録音WAV)は、*当面の間* "~/CommonSourceCodeProject/emufoo/" (Windowsの場合は".\CommonSourceCodeProject\emudfoo\" ) におかれます。 * ToolTipsを付けました。(2017-01-24) * 日本語に翻訳しました。(2017-01-24) * キーコード変換テーブルファイルが、$HOME/.config/CommonSourceCodeProject/emu{Machine Name}/scancode.cfg に書き込まれます。 書式は、カンマで区切られた16進データです(10進ではないので注意) . 1カラム目はM$ ヴァーチャルキーコード。 2カラム目はQtネィティブのスキャンキーコードです。 * UI部分の共通コンポーネント (src/qt/gui) を共有ライブラリlibCSPgui.soにまとめました。 * インストール用のBASHスクリプトを用意しました。src/tool/installer_unix.shです。 * ROMと同じところに、特定のWAVファイル(VMによって異なる)を入れると、FDDのシーク音やテープのボタン音・リレー音を鳴らすことが出来ます。 * ローマ字カタカナ変換支援機構が一部の機種に実装されてます。romaji_kana.ja.txt をお読みください。 5. 移植状況 a.現在、Debian GNU/Linux "sid"と、Ubuntu Linux 16.04LTS "Xenial" の AMD64版でしかテストしていません。  が、多分他のGNU/Linux OSやBSD系のOS (Mac含む) でもビルドすれば  動くでしょう。 Windows もしくは GNU/Linux(要Wineとbinfmt-support)上でのMinGWと Qt community edition でのビルドが通るようになりました。 b. 今は、Qtの開発側が「Qt4おわりね」とアナウンスしたので、Qt4ではなく Qt5を使っています。 添付してあるバイナリは、Qt 5.5でビルドしました(が、Qt 5.1以降なら動くはずです)。 c. Linux用ビルドでは、GCCをリンク時最適化(LTO)モードで使っています。 d. MZ-2500のソケット機能を実装してみていますが、マトモにテストできてません(;´Д`) 6. Upstream repositry: https://github.com/Artanejp/common_source_project-fm7 https://osdn.net/projects/csp-qt/scm/git/common_source_project-fm7 7. Project Page: https://osdn.jp/projects/csp-qt/ 8. Upstream (Takeda Toshiyaさんのオリジナル) http://takeda-toshiya.my.coocan.jp/ Special thanks to: Ryu Takegamiさん : eFM-8/7/77/AV/40/EX のデバッグに協力していただいています。 はせりんさん : eFM-8/7/77/AV/40/EX のデバッグに協力していただいています。 Changes: * 前の変更点をお読みになる場合には、ChangeLogと000_gitlog.txtをお読み下さい。 * SNAPSHOT September 30, 2018 * Upstream 2018-09-30 . * [General/I18N] Update Japanese translations. * [FMGEN] Initial implementation of OPN2 (YM2612) from OPNA. * [VM/FMTOWNS] WORKING IN PROGRESS, WILL NOT BUILD due to still implement partly. * Built with ecf1a85f48bd98c353ea90bc3a0a49ff100b9af4 (or later). -- September 30, 2018 17:40:12 +0900 K.Ohta 本家の変更: * 前の変更点をお読みになる場合には、history.txtをお読み下さい。 9/30/2018 [COMMON/FILEIO] improve Fseek for compressed file by gzip [EMU] improve to mount/unmount hard disk image in reset() if not hot swappable [EMU/DEBUGGER] add commands for checkpoint [EMU/DEBUGGER] improve to read/write files in initial current directory [VM/DISK] improve for case 2D disk is inserted to 2DD drive (thanks Mr.Sato) [VM/HARDDISK] support Virtual98 hdd image [VM/HARDDISK] improve for solid image file [VM/IO] improve debug log [VM/MSM58321] fix pulse event (thanks Mr.Artane.) [VM/SCSI_DEV] add is_hot_swappable [VM/SCSI_HDD] improve to mount/unmount image in reset() if not hot swappable [VM/SASI_HDD] support SASI hard disk drive [VM/SN76489AN] fix save/load state function [VM/UPD71071] fix verify command [FM77L4] add eFM77L4 codes (thanks Mr.Artane.) [MZ80A] improve to switch 2D/2DD drive type [MZ80B] improve to switch 2D/2DD drive type [MZ1500] improve to switch 2D/2DD drive type [MZ2500] improve to switch 2D/2DD drive type [MZ2800/FLOPPY] improve to switch 2D/2DD drive type [MZ2800/SASI] support SASI I/F and HDD (partial) [PC98XA] support NEC PC-98XA [PC9801/MEMBUS] fix save/load state function [X1TURBO/FLOPPY] improve to switch 2D/2DD drive type (thanks Mr.Sato) ----- お楽しみあれ! -- Ohta.