-.\" This feature seems to be present at least as far back as glibc 2.0.
-GNU C ライブラリ (glibc) では非標準のオプションをサポートしており、 このオプションを使うと変換指定子 \fB%s\fP や
-\fB%a[\fP\fIrange\fP\fB]\fP への入力文字列に対して十分な大きさの文字列をライブラリが動的に確保する ようになる。
-この機能を使用するには、長さ修飾子として \fBa\fP を指定する (したがって、全体としては \fB%as\fP や \fB%a[\fP\fIrange\fP\fB]\fP
-となる)。 以下の例にあるように、呼び出し側は返された文字列を \fBfree\fP(3) しなければならない。
-.in +4n
-.nf
-
-char *p;
-int n;
-
-errno = 0;
-n = scanf("%a[a\-z]", &p);
-if (n == 1) {
- printf("read: %s\en", p);
- free(p);
-} else if (errno != 0) {
- perror("scanf");
-} else {
- fprintf(stderr, "No matching characters\en");
-}
-.fi
-.in
-.PP
-上記の例にあるように、 \fBscanf\fP() が文字列の読み込みに成功した場合にだけ、 \fBfree\fP(3) を呼び出す必要がある。
+GNU C ライブラリ (glibc) では、 \fBa\fP 文字による動的割り当て変換指定子 (dynamic allocation conversion
+specifier) を (非標準の拡張として) サポートしている。この機能は少なくとも glibc 2.0 以降で存在しているようである。