+.SS readlinkat()
+\fBreadlinkat\fP() システムコールは \fBreadlink\fP() と全く同様に動作するが、以下で説明する点が異なる。
+
+\fIpathname\fP で指定されたパス名が相対パスの場合、このパス名はファイルディスクリプター \fIdirfd\fP
+が参照するディレクトリに対する相対パスと解釈される (\fBreadlink\fP()
+に相対パス名を渡した場合のように、呼び出したプロセスのカレントワーキングディレクトリに対する相対パスではない)。
+
+\fIpathname\fP で指定されたパス名が相対パスで、 \fIdirfd\fP が特別な値 \fBAT_FDCWD\fP の場合、 (\fBreadlink\fP()
+と同様に) \fIpathname\fP は呼び出したプロセスのカレントワーキングディレクトリに対する相対パスと解釈される。
+
+\fIpathname\fP で指定されたパス名が絶対パスの場合、 \fIdirfd\fP は無視される。
+
+.\" commit 65cfc6722361570bfe255698d9cd4dccaf47570d
+Linux 2.6.39 以降では、 \fIpathname\fP に空文字列を指定できる。 その場合、呼び出しは \fIdirfd\fP
+が参照するファイルに対して行われる (\fIdirfd\fP は \fBopen\fP(2) の \fBO_PATH\fP フラグを使って取得できる)。 この場合、
+\fIdirfd\fP はディレクトリだけでなく、ファイルを参照していてもよい。
+.PP
+\fBreadlinkat\fP() の必要性についての説明については \fBopenat\fP(2) を参照。