.\" Updated & Modified 2006-01-31, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
.\" Updated 2008-12-26, Akihiro MOTOKI, LDP v3.15
.\"
-.TH GETHOSTNAME 2 2010\-09\-26 Linux "Linux Programmer's Manual"
+.TH GETHOSTNAME 2 2014\-08\-19 Linux "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
gethostname, sethostname \- ホスト名の取得・設定をする
.SH 書式
これらのシステムコールは、現在のプロセッサのホスト名を取得・変更するために 使用される。
\fBsethostname\fP() は、ホスト名を、文字配列 \fIname\fP で指定された値に設定する。 引き数 \fIlen\fP には、 \fIname\fP
-のバイト数を指定する (そのため、 \fIname\fP では文字列終端の NULL バイトは必要ない)。
+のバイト数を指定する (そのため、 \fIname\fP では文字列終端のヌルバイトは必要ない)。
-\fBgethostname\fP() は、NULL 終端されたホスト名を、 \fIlen\fP バイトの長さの文字配列 \fIname\fP に格納して返す。
-NULL 終端されたホスト名が格納先のバッファよりも長い場合は、 ホスト名は切り詰められ、エラーは返されない (下記の「注意」の節を参照)。
-POSIX.1\-2001 では、結果の切り詰めが発生した場合に、 返されたバッファに終端の NULL バイトが含まれているかどうかは 規定されていない。
+\fBgethostname\fP() は、NULL 終端されたホスト名を、 \fIlen\fP バイトの長さの文字配列 \fIname\fP
+に格納して返す。ヌル終端されたホスト名が格納先のバッファよりも長い場合は、 ホスト名は切り詰められ、エラーは返されない (下記の「注意」の節を参照)。
+POSIX.1\-2001 では、結果の切り詰めが発生した場合に、 返されたバッファに終端のヌルバイトが含まれているかどうかは 規定されていない。
.SH 返り値
成功した場合は 0 が返される。エラーの場合は \-1 が返され、 \fIerrno\fP が適切に設定される。
.SH エラー
SVr4, 4.4BSD (これらのインタフェースは 4.2BSD で初めて登場した)。 POSIX.1\-2001 では
\fBgethostname\fP() については規定しているが、 \fBsethostname\fP() は規定していない。
.SH 注意
-SUSv2 では「ホスト名が 255 バイトに制限される」ことを保証している。 POSIX.1\-2001 では「ホスト名 (終端の NULL
-ã\83\90ã\82¤ã\83\88ã\81¯å\90«ã\81¾ã\81ªã\81\84) ã\81\8c \fBHOST_NAME_MAX\fP ã\83\90ã\82¤ã\83\88ã\81«å\88¶é\99\90ã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\8dã\81\93ã\81¨ã\82\92ä¿\9d証ã\81\97ã\81¦ã\81\84ã\82\8bã\80\82 Linux ã\81§ã\81¯ã\80\81 \fBHOST_NAME_MAX\fP
-ã\81¯ 64 ã\81«å®\9a義ã\81\95ã\82\8cã\81¦ã\81\8aã\82\8aã\80\81 Linux 1.0 以é\99\8dã\81§ã\81¯ã\81\93ã\82\8cã\81\8cä¸\8aé\99\90ã\81¨ã\81ªã\81£ã\81¦ã\81\8dã\81\9f (ã\82\82ã\81£ã\81¨å\8f¤ã\81\84ã\82«ã\83¼ã\83\8dã\83«ã\81§ã\81¯ 8 ã\83\90ã\82¤ã\83\88ã\81®ä¸\8aé\99\90ã\81\8cé\81©ç\94¨ã\81\95ã\82\8cã\81¦ã\81\84ã\81\9f)ã\80\82
-.SS "glibc での注意"
+SUSv2 では「ホスト名が 255 バイトに制限される」ことを保証している。 POSIX.1\-2001 では「ホスト名 (終端のヌルバイトは含まない)
+ã\81\8c \fBHOST_NAME_MAX\fP ã\83\90ã\82¤ã\83\88ã\81«å\88¶é\99\90ã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\8dã\81\93ã\81¨ã\82\92ä¿\9d証ã\81\97ã\81¦ã\81\84ã\82\8bã\80\82 Linux ã\81§ã\81¯ã\80\81 \fBHOST_NAME_MAX\fP ã\81¯ 64
+に定義されており、 Linux 1.0 以降ではこれが上限となってきた (もっと古いカーネルでは 8 バイトの上限が適用されていた)。
+.SS "C ライブラリとカーネル ABI の違い"
GNU C ライブラリは、 \fBgethostname\fP() システムコールを利用していない。その代わり、 \fBgethostname\fP()
をライブラリ関数として実装しており、 この関数は \fBuname\fP(2) を呼び出し、 \fBuname\fP(2) が返した \fInodename\fP
フィールド (の最大 \fIlen\fP バイト) を \fIname\fP にコピーする。 コピーを行った際に、この関数は \fInodename\fP の長さが
\fIlen\fP 以上かの確認を行い、 \fIlen\fP 以上の場合には \-1 を返し、 \fIerrno\fP に \fBENAMETOOLONG\fP を設定する。
-この場合、返された \fIname\fP には終端の NULL バイトは含まれない。
+この場合、返された \fIname\fP には終端のヌルバイトは含まれない。
.\" At least glibc 2.0 and 2.1, older versions not checked
バージョン 2.2 より前の glibc では、 \fInodename\fP の長さが \fIlen\fP 以上の場合の扱いが異なる; \fIlen\fP
.SH 関連項目
\fBgetdomainname\fP(2), \fBsetdomainname\fP(2), \fBuname\fP(2)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.63 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.78 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。