\fBint catclose(nl_catd \fP\fIcatalog\fP\fB);\fP
.SH 説明
-関数 \fBcatopen\fP() はメッセージカタログをオープンし、カタログディスクリプタを返す。 このディスクリプタは \fBcatclose\fP()
-または \fBexecve\fP(2) が呼び出されるまで有効である。 カタログディスクリプタを実装するために ファイルディスクリプタを使用すると、
-\fBFD_CLOEXEC\fP フラグが設定される。
+The function \fBcatopen\fP() opens a message catalog and returns a catalog
+descriptor. The descriptor remains valid until \fBcatclose\fP() or
+\fBexecve\fP(2). If a file descriptor is used to implement catalog
+descriptors, then the \fBFD_CLOEXEC\fP flag will be set.
.LP
引き数 \fIname\fP はオープンするメッセージカタログの名前を指定する。 \fIname\fP が絶対パスで指定されている場合 (すなわち
\(aq/\(aq を含んでいる場合)、 \fIname\fP はメッセージカタログへのパス名である。 それ以外の場合、環境変数 \fBNLSPATH\fP が
0 の場合には \fBLANG\fP 環境変数に依存する。 ロケールの \fBLC_MESSAGES\fP を変更すると、
オープンされているカタログディスクリプタが無効になるかもしれない。
.LP
-\fBcatopen\fP() の \fIflag\fP 引き数は、使用される言語のソースを示すために使われる。 \fBNL_CAT_LOCALE\fP
-に設定されると、 \fBLC_MESSAGES\fP の現在のロケール設定が使われる。 それ以外の場合は \fBLANG\fP 環境変数が使われる。
+The \fIflag\fP argument to \fBcatopen\fP() is used to indicate the source for the
+language to use. If it is set to \fBNL_CAT_LOCALE\fP, then it will use the
+current locale setting for \fBLC_MESSAGES\fP. Otherwise it will use the
+\fBLANG\fP environment variable.
.LP
関数 \fBcatclose\fP() は \fIcatalog\fP で指定されたメッセージカタログをクローズする。 これは、以降の \fIcatalog\fP
で指定されるメッセージカタログへの全ての参照を無効にする。
.SH 関連項目
\fBcatgets\fP(3), \fBsetlocale\fP(3)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.63 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.64 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。