.\" Updated 2000-01-08 by Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
.\" Updated 2009-04-22 by Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
.\"
-.TH ECVT 3 2013\-07\-04 "" "Linux Programmer's Manual"
+.TH ECVT 3 2014\-08\-19 "" "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
ecvt, fcvt \- 浮動小数点数の文字列への変換
.SH 書式
.RE
.ad b
.SH 説明
-関数 \fBecvt\fP() は \fInumber\fP を NUL 文字で終端された \fIndigits\fP
-文字の文字列へ変換し、その文字列へのポインタを返す (\fIndigits\fP が \fIdouble\fP
-の精度によって決定されるシステム依存の上限値より大きい場合は、 その条件値が \fIndigits\fP の値となる)。 \fInumber\fP が 0
-でなければ、最上位の桁は 0 以外である。 最下位の桁は丸められる。 文字列には小数点は含まれない。そのかわりに、文字列の先頭からの小数点の 位置が
-\fI*decpt\fP に保持される。 \fI*decpt\fP が負の値の場合、小数点が文字列の先頭の左側にあることを意味する。
-もし(\fInumber\fPの)符号が負ならば \fI*sign\fP は 0 以外の値に、 そうでなければ 0 に設定される。 \fInumber\fP が 0
-なら、\fI*decpt\fP が 0 か 1 かは未規定である。
+関数 \fBecvt\fP() は \fInumber\fP をヌル文字で終端された \fIndigits\fP 文字の文字列へ変換し、その文字列へのポインタを返す
+(\fIndigits\fP が \fIdouble\fP の精度によって決定されるシステム依存の上限値より大きい場合は、 その条件値が \fIndigits\fP
+の値となる)。 \fInumber\fP が 0 でなければ、最上位の桁は 0 以外である。 最下位の桁は丸められる。
+文字列には小数点は含まれない。そのかわりに、文字列の先頭からの小数点の 位置が \fI*decpt\fP に保持される。 \fI*decpt\fP
+が負の値の場合、小数点が文字列の先頭の左側にあることを意味する。 もし(\fInumber\fPの)符号が負ならば \fI*sign\fP は 0 以外の値に、
+そうでなければ 0 に設定される。 \fInumber\fP が 0 なら、\fI*decpt\fP が 0 か 1 かは未規定である。
.PP
関数 \fBfcvt\fP() は \fBecvt\fP() と同じ機能を持つが、\fIndigits\fP は小数点以下の文字数を指定する。
.SH 返り値
と \fBfcvt\fP() の仕様が削除され、代わりに \fBsprintf\fP(3) の使用が推奨されている(しかし \fBsnprintf\fP(3)
がより適切かもしれない)。
.SH 注意
-Linux libc4 と libc5 では \fIndigits\fP の型は \fIsize_t\fP となっていた。
+.\" Linux libc4 and libc5 specified the type of
+.\" .I ndigits
+.\" as
+.\" .IR size_t .
小数点にピリオドを使わないロケールもある。
.SH 関連項目
\fBecvt_r\fP(3), \fBgcvt\fP(3), \fBqecvt\fP(3), \fBsetlocale\fP(3), \fBsprintf\fP(3)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.63 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.78 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。