.\" Modified 2005-02-26, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
.\" Updated 2010-10-27, Akihiro Motoki <amotoki@dd.iij4u.or.jp>, LDP v3.29
.\"
-.TH EXEC 3 2010\-09\-25 GNU "Linux Programmer's Manual"
+.TH EXEC 3 2015\-01\-22 GNU "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
execl, execlp, execle, execv, execvp, execvpe \- ファイルを実行する
.SH 書式
.PP
関数 \fBexecl\fP(), \fBexeclp\fP(), \fBexecle\fP() の \fIconst char\ *arg\fP とそれに続く省略部分は
\fIarg0\fP, \fIarg1\fP, \&..., \fIargn\fP とみなされる。 これらには、実行されるプログラムで利用可能な引き数のリストを指定する
-(引き数のリストは NULL で終端された文字列へのポインタから構成される)。 慣習として、最初の引き数は、実行されるファイル名
-ã\81¸ã\81®ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\81«ã\81\99ã\82\8bã\80\82å¼\95ã\81\8dæ\95°ã\81®ã\83ªã\82¹ã\83\88ã\81¯å¿\85ã\81\9a NULL ã\81§çµ\82ã\82\8fã\82\89ã\81ªã\81\91ã\82\8cã\81°ã\81ªã\82\89ã\81\9aã\80\81ã\81\93ã\82\8cã\82\89ã\81®é\96¢æ\95°ã\81¯å\8f¯å¤\89é\95·å¼\95ã\81\8dæ\95°é\96¢æ\95°ã\81ªã\81®ã\81§ã\80\81 ã\81\93ã\81®ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿は \fI(char\ *) NULL\fP とキャストしなければならない。
+(引き数のリストは ヌルで終端された文字列へのポインターから構成される)。 慣習として、最初の引き数は、実行されるファイル名
+ã\81¸ã\81®ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\83¼ã\81«ã\81\99ã\82\8bã\80\82å¼\95ã\81\8dæ\95°ã\81®ã\83ªã\82¹ã\83\88ã\81¯å¿\85ã\81\9a NULL ã\81§çµ\82ã\82\8fã\82\89ã\81ªã\81\91ã\82\8cã\81°ã\81ªã\82\89ã\81\9aã\80\81ã\81\93ã\82\8cã\82\89ã\81®é\96¢æ\95°ã\81¯å\8f¯å¤\89é\95·å¼\95ã\81\8dæ\95°é\96¢æ\95°ã\81ªã\81®ã\81§ã\80\81 ã\81\93ã\81®ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\83¼は \fI(char\ *) NULL\fP とキャストしなければならない。
.PP
-関数 \fBexecv\fP(), \fBexecvp\fP(), \fBexecvpe\fP() は、利用可能な引き数リスト (NULL で終端された文字列への
-ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\81®é\85\8då\88\97) ã\82\92æ\96°ã\81\97ã\81\84ã\83\97ã\83ã\82°ã\83©ã\83 ã\81«æ¸¡ã\81\99ã\80\82 æ\85£ç¿\92ã\81¨ã\81\97ã\81¦ã\80\81æ\9c\80å\88\9dã\81®å¼\95ã\81\8dæ\95°ã\81¯å®\9fè¡\8cã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«å\90\8dã\81¸ ã\81®ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\81«ã\81\99ã\82\8bã\80\82ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿の配列は必ず NULL
+関数 \fBexecv\fP(), \fBexecvp\fP(), \fBexecvpe\fP() は、利用可能な引き数リスト (ヌルで終端された文字列への
+ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\83¼ã\81®é\85\8då\88\97) ã\82\92æ\96°ã\81\97ã\81\84ã\83\97ã\83ã\82°ã\83©ã\83 ã\81«æ¸¡ã\81\99ã\80\82 æ\85£ç¿\92ã\81¨ã\81\97ã\81¦ã\80\81æ\9c\80å\88\9dã\81®å¼\95ã\81\8dæ\95°ã\81¯å®\9fè¡\8cã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«å\90\8dã\81¸ ã\81®ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\83¼ã\81«ã\81\99ã\82\8bã\80\82ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\83¼の配列は必ず NULL
で終わらなければならない。
.PP
関数 \fBexecle\fP(), \fBexecvpe\fP() では、呼び出し元が引き数 \fIenvp\fP
-経由実行されるプログラムの環境を指定することができる。 \fIenvp\fP 引き数は、NULL で終端された文字列へのポインタの配列であり、 NULL
-ポインタで終わらなければならない。 他の関数では、呼び出し元のプロセスの外部変数 \fBenviron\fP から新しいプロセス用の環境を与える。
+経由実行されるプログラムの環境を指定することができる。 \fIenvp\fP 引き数は、NULL
+で終端された文字列へのポインターの配列であり、ヌルポインターで終わらなければならない。 他の関数では、呼び出し元のプロセスの外部変数
+\fBenviron\fP から新しいプロセス用の環境を与える。
.SS "execlp() と execvp() の特別な動作"
.PP
関数 \fBexeclp\fP(), \fBexecvp\fP(), \fBexecvpe\fP() は、指定されたファイル名がスラッシュ (/) を含んでいない場合、
で失敗する)、これらの関数は残りの検索パスの検索を続ける。 他にファイルが見つからなくなった場合 \fIerrno\fP に \fBEACCES\fP
を設定し復帰する。
-ファイルのヘッダが実行形式として認識できない場合 (このとき呼び出そうとした \fBexecve\fP(2) はエラー \fBENOEXEC\fP
+ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\81®ã\83\98ã\83\83ã\83\80ã\83¼ã\81\8cå®\9fè¡\8cå½¢å¼\8fã\81¨ã\81\97ã\81¦èª\8dè\98ã\81§ã\81\8dã\81ªã\81\84å ´å\90\88 (ã\81\93ã\81®ã\81¨ã\81\8då\91¼ã\81³å\87ºã\81\9dã\81\86ã\81¨ã\81\97ã\81\9f \fBexecve\fP(2) ã\81¯ã\82¨ã\83©ã\83¼ \fBENOEXEC\fP
で失敗する)、これらの関数はそのファイルを最初の引き数としたシェル (\fI/bin/sh\fP) を実行する
(これにも失敗した場合、これ以上の検索は行われない)。
.SH 返り値
伝統的に、関数 \fBexeclp\fP() と \fBexecvp\fP() は、上で説明したエラーと、これら 2 つの関数自身が返す \fBENOMEM\fP と
\fBE2BIG\fP 以外の全てのエラーを無視していたが、 今では、上で説明した以外のエラーが発生した場合でも、 返ってくるよう変更された。
.SH 関連項目
-\fBsh\fP(1), \fBexecve\fP(2), \fBfork\fP(2), \fBptrace\fP(2), \fBfexecve\fP(3),
-\fBenviron\fP(7)
+\fBsh\fP(1), \fBexecve\fP(2), \fBexecveat\fP(2), \fBfork\fP(2), \fBptrace\fP(2),
+\fBfexecve\fP(3), \fBenviron\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.54 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.79 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。