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[linuxjm/LDP_man-pages.git] / draft / man3 / exec.3
index b4c9f0f..7946b68 100644 (file)
 .\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
 .\"
 .\"*******************************************************************
-.TH EXEC 3 2010\-09\-25 GNU "Linux Programmer's Manual"
+.\"
+.\" Japanese Version Copyright (c) 1998 Masato Taruishi
+.\"         all rights reserved.
+.\" Translated 1998-05-27, Masato Taruishi
+.\" Modified 1998-08-08, Fujiwara Teruyoshi <fujiwara@linux.or.jp>
+.\" Modified 2000-10-06, Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
+.\" Modified 2005-02-26, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
+.\" Updated 2010-10-27, Akihiro Motoki <amotoki@dd.iij4u.or.jp>, LDP v3.29
+.\"
+.TH EXEC 3 2015\-01\-22 GNU "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 execl, execlp, execle, execv, execvp, execvpe \- ファイルを実行する
 .SH 書式
@@ -79,19 +88,19 @@ glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7)  参
 .PP
 これらの関数の最初の引き数は、実行されるファイルの名前である。
 .PP
-関数 \fBexecl\fP(), \fBexeclp\fP(), \fBexecle\fP()  の \fIconst char *arg\fP とそれに続く省略部分は
+関数 \fBexecl\fP(), \fBexeclp\fP(), \fBexecle\fP()  の \fIconst char\ *arg\fP とそれに続く省略部分は
 \fIarg0\fP, \fIarg1\fP, \&..., \fIargn\fP とみなされる。 これらには、実行されるプログラムで利用可能な引き数のリストを指定する
-(引き数のリストは NULL で終端された文字列へのポインタから構成される)。 慣習として、最初の引き数は、実行されるファイル名
-へのポインタにする。引き数のリストは必ず NULL で終わらなければならず、これらの関数は可変長引き数関数なので、 このポインタは \fI(char *)
-NULL\fP とキャストしなければならない。
+(引き数のリストは ヌルで終端された文字列へのポインターから構成される)。 慣習として、最初の引き数は、実行されるファイル名
+へのポインターにする。引き数のリストは必ず NULL で終わらなければならず、これらの関数は可変長引き数関数なので、 このポインターは \fI(char\ *) NULL\fP とキャストしなければならない。
 .PP
-関数 \fBexecv\fP(), \fBexecvp\fP(), \fBexecvpe\fP()  は、利用可能な引き数リスト (NULL で終端された文字列への
\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\81®é\85\8då\88\97) ã\82\92æ\96°ã\81\97ã\81\84ã\83\97ã\83­ã\82°ã\83©ã\83 ã\81«æ¸¡ã\81\99ã\80\82 æ\85£ç¿\92ã\81¨ã\81\97ã\81¦ã\80\81æ\9c\80å\88\9dã\81®å¼\95ã\81\8dæ\95°ã\81¯å®\9fè¡\8cã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«å\90\8dã\81¸ ã\81®ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\81«ã\81\99ã\82\8bã\80\82ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿の配列は必ず NULL
+関数 \fBexecv\fP(), \fBexecvp\fP(), \fBexecvpe\fP()  は、利用可能な引き数リスト (ヌルで終端された文字列への
\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\83¼ã\81®é\85\8då\88\97) ã\82\92æ\96°ã\81\97ã\81\84ã\83\97ã\83­ã\82°ã\83©ã\83 ã\81«æ¸¡ã\81\99ã\80\82 æ\85£ç¿\92ã\81¨ã\81\97ã\81¦ã\80\81æ\9c\80å\88\9dã\81®å¼\95ã\81\8dæ\95°ã\81¯å®\9fè¡\8cã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«å\90\8dã\81¸ ã\81®ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\83¼ã\81«ã\81\99ã\82\8bã\80\82ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\83¼の配列は必ず NULL
 で終わらなければならない。
 .PP
 関数 \fBexecle\fP(), \fBexecvpe\fP()  では、呼び出し元が引き数 \fIenvp\fP
-経由実行されるプログラムの環境を指定することができる。 \fIenvp\fP 引き数は、NULL で終端された文字列へのポインタの配列であり、 NULL
-ポインタで終わらなければならない。 他の関数では、呼び出し元のプロセスの外部変数 \fBenviron\fP から新しいプロセス用の環境を与える。
+経由実行されるプログラムの環境を指定することができる。 \fIenvp\fP 引き数は、NULL
+で終端された文字列へのポインターの配列であり、ヌルポインターで終わらなければならない。 他の関数では、呼び出し元のプロセスの外部変数
+\fBenviron\fP から新しいプロセス用の環境を与える。
 .SS "execlp() と execvp() の特別な動作"
 .PP
 関数 \fBexeclp\fP(), \fBexecvp\fP(), \fBexecvpe\fP()  は、指定されたファイル名がスラッシュ (/) を含んでいない場合、
@@ -108,7 +117,7 @@ NULL\fP とキャストしなければならない。
 で失敗する)、これらの関数は残りの検索パスの検索を続ける。 他にファイルが見つからなくなった場合 \fIerrno\fP に \fBEACCES\fP
 を設定し復帰する。
 
-ファイルのヘッダが実行形式として認識できない場合 (このとき呼び出そうとした \fBexecve\fP(2)  はエラー \fBENOEXEC\fP
\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\81®ã\83\98ã\83\83ã\83\80ã\83¼ã\81\8cå®\9fè¡\8cå½¢å¼\8fã\81¨ã\81\97ã\81¦èª\8dè­\98ã\81§ã\81\8dã\81ªã\81\84å ´å\90\88 (ã\81\93ã\81®ã\81¨ã\81\8då\91¼ã\81³å\87ºã\81\9dã\81\86ã\81¨ã\81\97ã\81\9f \fBexecve\fP(2)  ã\81¯ã\82¨ã\83©ã\83¼ \fBENOEXEC\fP
 で失敗する)、これらの関数はそのファイルを最初の引き数としたシェル (\fI/bin/sh\fP)  を実行する
 (これにも失敗した場合、これ以上の検索は行われない)。
 .SH 返り値
@@ -122,7 +131,7 @@ POSIX.1\-2001, POSIX.1\-2008.
 
 \fBexecvpe\fP()  関数は GNU による拡張である。
 .SH 注意
-Linux ä»¥å¤\96ã\81®ã\82·ã\82¹ã\83\86ã\83 ã\81«ã\81¯ã\80\81 (ç\92°å¢\83å¤\89æ\95° \fBPATH\fP ã\81\8cå®\9a義ã\81\95ã\82\8cã\81¦ã\81\84ã\81ªã\81\84ã\81¨ã\81\8dã\81®)  ã\83\87ã\83\95ã\82©ã\83«ã\83\88ã\81®ã\83\91ã\82¹ã\81«ã\81\8aã\81\84ã\81¦ã\80\81ã\82«ã\83¬ã\83³ã\83\88ã\83»ã\83\87ã\82£ã\83¬ã\82¯ã\83\88ã\83ªã\81\8c
+Linux 以外のシステムには、 (環境変数 \fBPATH\fP が定義されていないときの)  デフォルトのパスにおいて、カレントディレクトリが
 \fI/bin\fP と \fI/usr/bin\fP の後ろに配置されるものもある。 これはトロイの木馬対策のためである。 Linux
 では、デフォルトのパスに、昔ながらの「現在のディレクトリを 先に探索」というルールを使っている。
 .PP
@@ -134,9 +143,9 @@ Linux 以外のシステムには、 (環境変数 \fBPATH\fP が定義されて
 伝統的に、関数 \fBexeclp\fP()  と \fBexecvp\fP()  は、上で説明したエラーと、これら 2 つの関数自身が返す \fBENOMEM\fP と
 \fBE2BIG\fP 以外の全てのエラーを無視していたが、 今では、上で説明した以外のエラーが発生した場合でも、 返ってくるよう変更された。
 .SH 関連項目
-\fBsh\fP(1), \fBexecve\fP(2), \fBfork\fP(2), \fBptrace\fP(2), \fBfexecve\fP(3),
-\fBenviron\fP(7)
+\fBsh\fP(1), \fBexecve\fP(2), \fBexecveat\fP(2), \fBfork\fP(2), \fBptrace\fP(2),
+\fBfexecve\fP(3), \fBenviron\fP(7)
 .SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.51 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.79 の一部
 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。