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[linuxjm/LDP_man-pages.git] / draft / man3 / malloc.3
index a349344..800ab69 100644 (file)
 .\" Documented MALLOC_CHECK_, Wolfram Gloger (wmglo@dent.med.uni-muenchen.de)
 .\" 2007-09-15 mtk: added notes on malloc()'s use of sbrk() and mmap().
 .\"
+.\" FIXME . Review http://austingroupbugs.net/view.php?id=374
+.\" to see what changes are required on this page.
+.\"
 .\"*******************************************************************
 .\"
 .\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
 .\"
 .\"*******************************************************************
-.TH MALLOC 3 2012\-05\-10 GNU "Linux Programmer's Manual"
+.\"
+.\" Japanese Version Copyright (c) 1998 NAKANO Takeo all rights reserved.
+.\" Translated 1998-08-12, NAKANO Takeo <nakano@apm.seikei.ac.jp>
+.\" Modified 1998-12-18, NAKANO Takeo
+.\" Modified 2000-08-23, NAKANO Takeo
+.\" Modified 2001-05-19, Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
+.\" Modified 2001-12-13, Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
+.\" Modified 2005-03-15, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
+.\" Modified 2007-10-12, Akihiro MOTOKI, LDP v2.66
+.\"
+.TH MALLOC 3 2014\-05\-21 GNU "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 malloc, free, calloc, realloc \- 動的なメモリの割り当てと解放を行う
 .SH 書式
@@ -76,18 +89,15 @@ malloc, free, calloc, realloc \- 動的なメモリの割り当てと解放を
 \fIptr\fP が指す領域が移動されていた場合は \fIfree(ptr)\fP が実行される。
 .SH 返り値
 関数 \fBcalloc\fP() と \fBmalloc\fP() は、割り当てられたメモリへのポインタを返す。
-割り当てられたメモリは、あらゆる種類の変数に対応できるようにアラインメントされる。
-エラーの場合、これらの関数は NULL を返す。
-\fIsize\fP が 0 で呼び出した \fBmalloc\fP() や、\fInmemb\fP か \fIsize\fP が 0 で呼び出した
-\fBcalloc\fP() が成功した場合にも NULL が返される。
+割り当てられたメモリは、あらゆる組み込み型に対応できるようにアラインメントされる。 エラーの場合、これらの関数は NULL を返す。 \fIsize\fP が
+0 で呼び出した \fBmalloc\fP() や、\fInmemb\fP か \fIsize\fP が 0 で呼び出した \fBcalloc\fP() が成功した場合にも
+NULL が返される。
 .PP
 \fBfree\fP() 関数は値を返さない。
 .PP
-\fBrealloc\fP() 関数は新たに割り当てられたメモリへのポインタを返す。
-これはあらゆる種類の変数に対応できるようにアラインメントされており、
-\fIptr\fP とは異なることもある。割り当て要求に失敗した場合は NULL が返る。
-\fIsize\fP が 0 の場合には、NULL もしくは \fBfree\fP() に渡すことができるポインタが返る。
-\fBrealloc\fP() が失敗した場合には、元のブロックは変更されない。
+\fBrealloc\fP() 関数は新たに割り当てられたメモリへのポインタを返す。 これはあらゆる組み込み型に対応できるようにアラインメントされており、
+\fIptr\fP とは異なることもある。割り当て要求に失敗した場合は NULL が返る。 \fIsize\fP が 0 の場合には、NULL もしくは
+\fBfree\fP() に渡すことができるポインタが返る。 \fBrealloc\fP() が失敗した場合には、元のブロックは変更されない。
 つまり、解放されたり移動されたりはしない。
 .SH 準拠
 C89, C99.
@@ -123,9 +133,7 @@ UNIX 98 標準では、 \fBmalloc\fP(), \fBcalloc\fP(), \fBrealloc\fP() は実
 \fBmalloc\fP(), \fBcalloc\fP(), \fBrealloc\fP(), \fBfree\fP()  における事故は、 ほとんどの場合はヒープの破壊
 (corruption) が原因である。 例えば、割り当てられた領域をオーバーフローする、 同じポインタに二度 free する、などがこれにあたる。
 .PP
-Linux libc の新しいバージョン (5.4.23 より後) と glibc (2.x) には、
-環境変数で動作を調整できる \fBmalloc\fP() 実装が含まれている。
-詳細は \fBmallopt\fP(3) を参照のこと。
+\fBmalloc\fP 実装は、環境変数で動作を調整できる。 詳細は \fBmallopt\fP(3) を参照のこと。
 .SH 関連項目
 .\" http://g.oswego.edu/dl/html/malloc.html
 .\" A Memory Allocator - by Doug Lea
@@ -143,6 +151,6 @@ Linux libc の新しいバージョン (5.4.23 より後) と glibc (2.x) には
 \fBmalloc_info\fP(3), \fBmalloc_trim\fP(3), \fBmalloc_usable_size\fP(3),
 \fBmallopt\fP(3), \fBmcheck\fP(3), \fBmtrace\fP(3), \fBposix_memalign\fP(3)
 .SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.50 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.78 の一部
 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。