.\" Copyright (c) Bruno Haible <haible@clisp.cons.org>
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.\" References consulted:
.\" GNU glibc-2 source code and manual
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-.TH MBRTOWC 3 2011\-09\-28 GNU "Linux Programmer's Manual"
+.TH MBRTOWC 3 2013\-06\-21 GNU "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
mbrtowc \- マルチバイト列をワイド文字に変換する
.SH 書式
\fBmbrtowc\fP() 関数は \fI(size_t)\ \-1\fP を返し、 \fIerrno\fP に \fBEILSEQ\fP をセットし、 \fI*ps\fP
は未定義状態のままにする。 さもなければ、 \fBmbrtowc\fP() 関数は \fI*ps\fP を初期状態にして 0 を返す。
.PP
-上記の全ての場合において、\fIps\fP が NULL ポインターならば代わりに mbrtowc 関数のみが使用する静的で名前のない状態が使用される。
-さもなければ、\fI*ps\fP は有効な \fImbstate_t\fP オブジェクトで なければならない。 \fImbstate_t\fP オブジェクトである
-\fIa\fP はゼロで埋めることによって 初期状態に初期化できる。以下に例を示す。
+上記の全ての場合において、\fIps\fP が NULL ポインターならば代わりに \fBmbrtowc\fP()
+関数のみが使用する静的で名前のない状態が使用される。 さもなければ、\fI*ps\fP は有効な \fImbstate_t\fP オブジェクトで なければならない。
+\fImbstate_t\fP オブジェクトである \fIa\fP はゼロで埋めることによって 初期状態に初期化できる。以下に例を示す。
.sp
.in +4n
memset(&a, 0, sizeof(a));
から始まるマルチバイト列から解析したバイト数を返す。 L\(aq\e0\(aq ワイド文字を認識した場合には 0 を返す。
不正なマルチバイト列に遭遇した場合には \fI(size_t)\ \-1\fP を返し、 \fIerrno\fP に \fBEILSEQ\fP
を設定する。完全なマルチバイト文字を 解析できなかった場合には \fI(size_t)\ \-2\fP を返し \fIn\fP を増加させる必要があることを示す。
+.SH 属性
+.SS "マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)"
+\fBmbrtowc\fP() 関数は、例外付きのスレッドセーフである。 \fIps\fP パラメータが NULL で呼び出された場合はスレッドセーフではない。
.SH 準拠
C99.
.SH 注意
.SH 関連項目
\fBmbsrtowcs\fP(3)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.41 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.52 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。