.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
.\"
.\"*******************************************************************
-.TH SIGQUEUE 3 2012\-03\-25 Linux "Linux Programmer's Manual"
+.\"
+.\" Japanese Version Copyright (c) 2002, 2005 Yuichi SATO
+.\" all rights reserved.
+.\" Translated 2002-08-06, Yuichi SATO <ysato@h4.dion.ne.jp>
+.\" Updated & Modified 2005-01-08, Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp>
+.\" Updated 2007-09-08, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>, LDP v2.64
+.\" Updated 2013-05-04, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>
+.\"
+.TH SIGQUEUE 3 2013\-12\-16 Linux "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
sigqueue \- シグナルとデータをプロセスに送る
.SH 書式
\fBsigqueue\fP(): _POSIX_C_SOURCE\ >=\ 199309L
.SH 説明
\fBsigqueue\fP() は \fIsig\fP で指定されたシグナルを、PID が \fIpid\fP であるプロセスに送る。 シグナルを送るのに必要な権限は
-\fBkill\fP(2) ã\81¨å\90\8cã\81\98ã\81§ã\81\82ã\82\8bã\80\82 \fBkill\fP(2) ã\81¨å\90\8cæ§\98ã\81«ã\80\81ã\83\8cã\83«ã\83»ã\82·ã\82°ã\83\8aã\83« (0) ã\82\92使ã\81£ã\81¦ æ\8c\87å®\9aã\81\97ã\81\9f PID
+\fBkill\fP(2) と同じである。 \fBkill\fP(2) と同様に、ヌルシグナル (0) を使って 指定した PID
のプロセスが存在するかをチェックすることができる。
.PP
-\fIvalue\fP 引き数はシグナルと一緒に送るデータの付属アイテムを指定する。 \fIvalue\fP は (整数またはポインタの値であり)
+\fIvalue\fP å¼\95ã\81\8dæ\95°ã\81¯ã\82·ã\82°ã\83\8aã\83«ã\81¨ä¸\80ç·\92ã\81«é\80\81ã\82\8bã\83\87ã\83¼ã\82¿ã\81®ä»\98å±\9eã\82¢ã\82¤ã\83\86ã\83 ã\82\92æ\8c\87å®\9aã\81\99ã\82\8bã\80\82 \fIvalue\fP ã\81¯ (æ\95´æ\95°ã\81¾ã\81\9fã\81¯ã\83\9dã\82¤ã\83³ã\82¿ã\83¼ã\81®å\80¤ã\81§ã\81\82ã\82\8a)
以下のような型である。
.sp
.in +4n
.fi
.in
-受取先のプロセスに、このシグナルに対するハンドラを (\fBsigaction\fP(2) に \fBSA_SIGINFO\fP を指定して)
-インストールしておくと、 そのハンドラの第 2 引き数に渡される \fIsiginfo_t\fP 構造体の \fIsi_value\fP
+å\8f\97å\8f\96å\85\88ã\81®ã\83\97ã\83ã\82»ã\82¹ã\81«ã\80\81ã\81\93ã\81®ã\82·ã\82°ã\83\8aã\83«ã\81«å¯¾ã\81\99ã\82\8bã\83\8fã\83³ã\83\89ã\83©ã\83¼ã\82\92 (\fBsigaction\fP(2) ã\81« \fBSA_SIGINFO\fP ã\82\92æ\8c\87å®\9aã\81\97ã\81¦)
+ã\82¤ã\83³ã\82¹ã\83\88ã\83¼ã\83«ã\81\97ã\81¦ã\81\8aã\81\8fã\81¨ã\80\81 ã\81\9dã\81®ã\83\8fã\83³ã\83\89ã\83©ã\83¼ã\81®ç¬¬ 2 å¼\95ã\81\8dæ\95°ã\81«æ¸¡ã\81\95ã\82\8cã\82\8b \fIsiginfo_t\fP æ§\8bé\80 ä½\93ã\81® \fIsi_value\fP
フィールドによって、このデータを取得できる。 さらに、この構造体の \fIsi_code\fP フィールドは \fBSI_QUEUE\fP に設定される。
.SH 返り値
成功した場合、 \fBsigqueue\fP() は 0 を返す。 これは受け取り側プロセスの待ち行列に シグナルが正しく入れられたことを示す。
\fIpid\fP にマッチする PID のプロセスがない。
.SH バージョン
このシステムコールは Linux 2.2 で初めて登場した。
+.SH 属性
+.SS "マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)"
+\fBsigqueue\fP() 関数はスレッドセーフである。
.SH 準拠
POSIX.1\-2001.
.SH 注意
Linux では、この関数は \fBrt_sigqueueinfo\fP(2) システムコールを使って実装されている。 両者には 3
番目の引き数に違いがあり、 \fBrt_sigqueueinfo\fP(2) では 3 番目の引き数は \fIsiginfo_t\fP 構造体である。
-\fIsiginfo_t\fP 構造体は、シグナルを受信するプロセスのシグナルハンドラに渡されたり、 シグナル受信プロセスの
+\fIsiginfo_t\fP æ§\8bé\80 ä½\93ã\81¯ã\80\81ã\82·ã\82°ã\83\8aã\83«ã\82\92å\8f\97ä¿¡ã\81\99ã\82\8bã\83\97ã\83ã\82»ã\82¹ã\81®ã\82·ã\82°ã\83\8aã\83«ã\83\8fã\83³ã\83\89ã\83©ã\83¼ã\81«æ¸¡ã\81\95ã\82\8cã\81\9fã\82\8aã\80\81 ã\82·ã\82°ã\83\8aã\83«å\8f\97ä¿¡ã\83\97ã\83ã\82»ã\82¹ã\81®
\fBsigtimedwait\fP(2) システムコールから返されたりする。 glibc の \fBsigqueue\fP() ラッパー関数内部では、
この引き数 \fIuinfo\fP は以下のように初期化される。
.in +4n
.nf
-uinfo.si_signo = sig; /* argument supplied to sigqueue() */
+uinfo.si_signo = sig; /* Argument supplied to sigqueue() */
uinfo.si_code = SI_QUEUE;
uinfo.si_pid = getpid(); /* Process ID of sender */
uinfo.si_uid = getuid(); /* Real UID of sender */
-uinfo.si_value = val; /* argument supplied to sigqueue() */
+uinfo.si_value = val; /* Argument supplied to sigqueue() */
.fi
.in
.SH 関連項目
\fBkill\fP(2), \fBrt_sigqueueinfo\fP(2), \fBsigaction\fP(2), \fBsignal\fP(2),
\fBpthread_sigqueue\fP(3), \fBsigwait\fP(3), \fBsignal\fP(7)
.SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.51 の一部
-である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
-http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.79 の一部である。
+プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は \%http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。