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[linuxjm/LDP_man-pages.git] / draft / man3 / sysconf.3
index a9b545c..b9d83e1 100644 (file)
@@ -36,7 +36,7 @@
 .\" Updated 2002-10-16, Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
 .\" Updated 2005-03-15, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
 .\"
-.TH SYSCONF 3 2013\-02\-12 GNU "Linux Programmer's Manual"
+.TH SYSCONF 3 2014\-12\-31 GNU "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 sysconf \- 動作中に設定情報を取得する
 .SH 書式
@@ -46,8 +46,8 @@ sysconf \- 動作中に設定情報を取得する
 \fBlong sysconf(int \fP\fIname\fP\fB);\fP
 .fi
 .SH 説明
-POSIX では、アプリケーションがコンパイル時や実行時に、 特定のオプションがサポートされているかや、
-設定可能な特定の定数や制限がどんな値かをテストすることができる。
+POSIX では、アプリケーションがコンパイル時や実行時に、 特定のオプションがサポートされているかや、 設定可能な特定の定数や制限 (limits)
+がどんな値かをテストすることができる。
 .LP
 コンパイル時に行うには、 \fI<unistd.h>\fP と \fI<limits.h>\fP
 の両方もしくは一方をインクルードし、 特定のマクロの値を確認する。
@@ -64,7 +64,7 @@ POSIX では、アプリケーションがコンパイル時や実行時に、 
 .\" standard. (?)
 オプションを確認できるように、たいていは \fI<unistd.h>\fP で定数 \fB_POSIX_FOO\fP が定義されている。
 定義されていないときは、実行時に問い合わせを行う必要がある。 その値が \-1 に定義されているときは、そのオプションはサポートされていない。 0
-に定義されているときは、関連する関数やヘッダファイルが存在するが、 どの程度サポートされているかは実行時に確認しなければならない。 \-1 でも 0
\81«å®\9a義ã\81\95ã\82\8cã\81¦ã\81\84ã\82\8bã\81¨ã\81\8dã\81¯ã\80\81é\96¢é\80£ã\81\99ã\82\8bé\96¢æ\95°ã\82\84ã\83\98ã\83\83ã\83\80ã\83¼ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\81\8cå­\98å\9c¨ã\81\99ã\82\8bã\81\8cã\80\81 ã\81©ã\81®ç¨\8b度ã\82µã\83\9dã\83¼ã\83\88ã\81\95ã\82\8cã\81¦ã\81\84ã\82\8bã\81\8bã\81¯å®\9fè¡\8cæ\99\82ã\81«ç¢ºèª\8dã\81\97ã\81ªã\81\91ã\82\8cã\81°ã\81ªã\82\89ã\81ªã\81\84ã\80\82 \-1 ã\81§ã\82\82 0
 でもない値に定義されているときは、そのオプションがサポート されている。通常は、そのオプションについて記載した POSIX の改訂年月
 を示す値になっている (例えば 200112L)。 glibc では 1 が設定されていると、そのオプションはサポートされているが、 POSIX
 の改訂版がまだ発行されていないことを示す。 \fBsysconf\fP()  の引き数には \fB_SC_FOO\fP を指定する。 オプションのリストについては
@@ -76,7 +76,7 @@ POSIX では、アプリケーションがコンパイル時や実行時に、 
 アプリケーションがシステム毎に変化する値を利用したい場合には、 \fBsysconf\fP()  を呼び出すことで実現できる。 \fBsysconf\fP()
 の引き数には \fB_SC_FOO\fP を指定する。
 .SS "POSIX.1 変数"
-変数名、その値を取得するのに使われる \fBsysconf\fP()  のパラメータ名、簡単な説明を以下に示す。
+変数名、その値を取得するのに使われる \fBsysconf\fP()  のパラメータ名、簡単な説明を以下に示す。
 .LP
 .\" [for the moment: only the things that are unconditionally present]
 .\" .TP
@@ -101,17 +101,20 @@ POSIX では、アプリケーションがコンパイル時や実行時に、 
 \fBexec\fP(3)  関数群の引き数の最大長。 \fB_POSIX_ARG_MAX\fP (4096) 未満であってはならない。
 .TP 
 \fBCHILD_MAX\fP \- \fB_SC_CHILD_MAX\fP
-ユーザID あたりの同時に存在できるプロセスの最大数。 \fB_POSIX_CHILD_MAX\fP (25) 未満であってはならない。
+ユーザID あたりの同時に存在できるプロセスの最大数。 \fB_POSIX_CHILD_MAX\fP (25) 未満であってはならない。
 .TP 
 \fBHOST_NAME_MAX\fP \- \fB_SC_HOST_NAME_MAX\fP
-\fBgethostname\fP(2)  で返されるホスト名の最大長。末尾の NULL バイトは長さに含まれない。
-\fB_POSIX_HOST_NAME_MAX\fP (255) 未満であってはならない。
+\fBgethostname\fP(2)  で返されるホスト名の最大長。末尾のヌルバイトは長さに含まれない。 \fB_POSIX_HOST_NAME_MAX\fP
+(255) 未満であってはならない。
 .TP 
 \fBLOGIN_NAME_MAX\fP \- \fB_SC_LOGIN_NAME_MAX\fP
-ログイン名の長さの最大値。末尾の NULL バイトも長さに含まれる。 \fB_POSIX_LOGIN_NAME_MAX\fP (9) 未満であってはならない。
+ログイン名の長さの最大値。末尾のヌルバイトも長さに含まれる。 \fB_POSIX_LOGIN_NAME_MAX\fP (9) 未満であってはならない。
+.TP 
+\fBNGROUPS_MAX\fP \- \fB_SC_NGROUPS_MAX\fP
+補助グループ ID の最大数。
 .TP 
 clock ticks \- \fB_SC_CLK_TCK\fP
-1ç§\92ã\81\82ã\81\9fã\82\8aã\81®ã\82¯ã\83­ã\83\83ã\82¯ã\83»ã\83\86ã\82£ã\83\83ã\82¯æ\95°ã\80\82 å¯¾å¿\9cã\81\99ã\82\8bå¤\89æ\95°ã\81¯å»\83æ­¢ã\81\95ã\82\8cã\81\9fã\80\82ã\81\93ã\81®å¤\89æ\95°ã\81¯å½\93ç\84¶ã\81ªã\81\8cã\82\89 \fBCLK_TCK\fP ã\81¨å\91¼ã\81°ã\82\8cã\81¦ã\81\84ã\81\9fã\80\82 (注æ\84\8f: ã\83\9eã\82¯ã\83­
+1秒あたりのクロックティック数。 対応する変数は廃止された。この変数は当然ながら \fBCLK_TCK\fP と呼ばれていた。 (注意: マクロ
 \fBCLOCKS_PER_SEC\fP からは情報は得られない: この値は 1000000 でなければならない)
 .TP 
 \fBOPEN_MAX\fP \- \fB_SC_OPEN_MAX\fP
@@ -129,11 +132,11 @@ clock ticks \- \fB_SC_CLK_TCK\fP
 \fB_POSIX_STREAM_MAX\fP (8) 未満であってはならない。
 .TP 
 \fBSYMLOOP_MAX\fP \- \fB_SC_SYMLOOP_MAX\fP
\83\91ã\82¹å\90\8dã\81®è§£æ±ºæ\99\82ã\81«ç\8f¾ã\82\8cã\81¦ã\82\82ã\82\88ã\81\84ã\82·ã\83³ã\83\9cã\83ªã\83\83ã\82¯ã\83»ã\83ªã\83³ã\82¯ã\81®æ\9c\80大æ\95°ã\80\82 ã\81\93ã\81®æ\95°ã\82\92è¶\85ã\81\88ã\82\8bã\81¨ã\80\81ã\83\91ã\82¹å\90\8d解決æ\99\82ã\81« \fBELOOP\fP ã\81\8cè¿\94ã\81\95ã\82\8cã\82\8bã\80\82
+パス名の解決時に現れてもよいシンボリックリンクの最大数。 この数を超えると、パス名解決時に \fBELOOP\fP が返される。
 \fB_POSIX_SYMLOOP_MAX\fP (8) 未満であってはならない。
 .TP 
 \fBTTY_NAME_MAX\fP \- \fB_SC_TTY_NAME_MAX\fP
-端末デバイス名の最大長。長さには末尾の NULL バイトも含まれる。 \fB_POSIX_TTY_NAME_MAX\fP (9) 未満であってはならない。
+端末デバイス名の最大長。長さには末尾のヌルバイトも含まれる。 \fB_POSIX_TTY_NAME_MAX\fP (9) 未満であってはならない。
 .TP 
 \fBTZNAME_MAX\fP \- \fB_SC_TZNAME_MAX\fP
 タイムゾーン名として使えるバイト数の最大値。 \fB_POSIX_TZNAME_MAX\fP (6) 未満であってはならない。
@@ -157,7 +160,7 @@ POSIX.1 標準が承認された年月。 \fBYYYYMML\fP という書式である
 \fBbc\fP(1)  で許容される文字列の最大長。
 .TP 
 \fBCOLL_WEIGHTS_MAX\fP \- \fB_SC_COLL_WEIGHTS_MAX\fP
-ロケール定義ファイル中の \fBLC_COLLATE order\fP キーワードのエントリに割り当て可能な重みの最大値。
\83­ã\82±ã\83¼ã\83«å®\9a義ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ä¸­ã\81® \fBLC_COLLATE order\fP ã\82­ã\83¼ã\83¯ã\83¼ã\83\89ã\81®ã\82¨ã\83³ã\83\88ã\83ªã\83¼ã\81«å\89²ã\82\8aå½\93ã\81¦å\8f¯è\83½ã\81ªé\87\8dã\81¿ã\81®æ\9c\80大å\80¤ã\80\82
 .TP 
 \fBEXPR_NEST_MAX\fP \- \fB_SC_EXPR_NEST_MAX\fP
 \fBexpr\fP(1)  において、括弧で入れ子にできる式の最大数。
@@ -189,10 +192,10 @@ POSIX.2 ソフトウェア開発ユーティリティオプションがサポー
 以下の値も存在するが、標準には含まれていない。
 .TP 
  \- \fB_SC_PHYS_PAGES\fP
-物理メモリのページ数。 この値と \fB_SC_PAGESIZE\fP 値の積は桁溢れする可能性があるので注意すること。
\89©ç\90\86ã\83¡ã\83¢ã\83ªã\83¼ã\81®ã\83\9aã\83¼ã\82¸æ\95°ã\80\82 ã\81\93ã\81®å\80¤ã\81¨ \fB_SC_PAGESIZE\fP å\80¤ã\81®ç©\8dã\81¯æ¡\81溢ã\82\8cã\81\99ã\82\8bå\8f¯è\83½æ\80§ã\81\8cã\81\82ã\82\8bã\81®ã\81§æ³¨æ\84\8fã\81\99ã\82\8bã\81\93ã\81¨ã\80\82
 .TP 
  \- \fB_SC_AVPHYS_PAGES\fP
-現在利用可能な物理メモリのページ数。
\8f¾å\9c¨å\88©ç\94¨å\8f¯è\83½ã\81ªç\89©ç\90\86ã\83¡ã\83¢ã\83ªã\83¼ã\81®ã\83\9aã\83¼ã\82¸æ\95°ã\80\82
 .TP 
  \- \fB_SC_NPROCESSORS_CONF\fP
 設定されたプロセッサ数。
@@ -201,20 +204,20 @@ POSIX.2 ソフトウェア開発ユーティリティオプションがサポー
 現在オンラインの (利用可能な) プロセッサ数。
 .SH 返り値
 \fIname\fP が不正な場合、\-1 が返され、 \fIerrno\fP に \fBEINVAL\fP が設定される。
-それ以外の場合、システムリソースの値が返り値として返され、 \fIerrno\fP は変更されない。問い合わせがオプションについてであれば、
-そのオプションが利用できるときは正の値が返され、 利用できないときは \-1 が返される。問い合わせが 制限について場合は、制限が設定されていないときに
-\-1 が返される。
+それ以外の場合、システムリソースの値が返り値として返され、 \fIerrno\fP は変更されない。問い合わせがオプションに関するものであれば、
+そのオプションが利用できる場合には正の値が返され、 利用できない場合には \-1 が返される。
+問い合わせが制限に関するものであれば、その制限が設定されていない場合に \-1 が返される。
 .SH 準拠
 POSIX.1\-2001.
 .SH バグ
 \fBARG_MAX\fP を使うのは難しい、なぜなら、 \fBexec\fP(3)  の引き数領域 (argument space) のうちどれくらいが
-ユーザの環境変数によって使われるかは分からないからである。
\83¦ã\83¼ã\82¶ã\83¼ã\81®ç\92°å¢\83å¤\89æ\95°ã\81«ã\82\88ã\81£ã\81¦ä½¿ã\82\8fã\82\8cã\82\8bã\81\8bã\81¯å\88\86ã\81\8bã\82\89ã\81ªã\81\84ã\81\8bã\82\89ã\81§ã\81\82ã\82\8bã\80\82
 .PP
-いくつかの返り値はとても大きくなることがある。これらを使って メモリの割り当てを行うのは適当ではない。
\81\84ã\81\8fã\81¤ã\81\8bã\81®è¿\94ã\82\8aå\80¤ã\81¯ã\81¨ã\81¦ã\82\82大ã\81\8dã\81\8fã\81ªã\82\8bã\81\93ã\81¨ã\81\8cã\81\82ã\82\8bã\80\82ã\81\93ã\82\8cã\82\89ã\82\92使ã\81£ã\81¦ ã\83¡ã\83¢ã\83ªã\83¼ã\81®å\89²ã\82\8aå½\93ã\81¦ã\82\92è¡\8cã\81\86ã\81®ã\81¯é\81©å½\93ã\81§ã\81¯ã\81ªã\81\84ã\80\82
 .SH 関連項目
-\fBbc\fP(1), \fBexpr\fP(1), \fBgetconf\fP(1), \fBlocale\fP(1), \fBfpathconf\fP(3),
-\fBpathconf\fP(3), \fBposixoptions\fP(7)
+\fBbc\fP(1), \fBexpr\fP(1), \fBgetconf\fP(1), \fBlocale\fP(1), \fBconfstr\fP(3),
+\fBfpathconf\fP(3), \fBpathconf\fP(3), \fBposixoptions\fP(7)
 .SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.53 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.79 の一部
 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。