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[linuxjm/LDP_man-pages.git] / draft / man3 / tempnam.3
index 7922440..733f0c2 100644 (file)
 .\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
 .\"
 .\"*******************************************************************
-.TH TEMPNAM 3 2008\-08\-06 "" "Linux Programmer's Manual"
+.\"
+.\" Japanese Version Copyright (c) 1997-2000 Kazuyuki Tanisako and NAKANO Takeo
+.\"         all rights reserved.
+.\" Translated 1997-05-17, Kazuyuki Tanisako <tanisako@osa.dec-j.co.jp>
+.\" Modified 1997-05-27, Kazuyuki Tanisako <tanisako@osa.dec-j.co.jp>
+.\" Modified 1998-02-04, Kazuyuki Tanisako <tanisako@osa.dec-j.co.jp>
+.\" Updated and Modified 2000-10-12, NAKANO Takeo <nakano@apm.seikei.ac.jp>
+.\" Updated 2006-04-14, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>, LDP v2.29
+.\" Updated 2006-07-26, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>, LDP v2.36
+.\" Updated 2013-07-22, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>
+.\"
+.TH TEMPNAM 3 2014\-02\-27 "" "Linux Programmer's Manual"
 .SH 名前
 tempnam \- テンポラリファイルの名前を作成する
 .SH 書式
@@ -43,7 +54,9 @@ glibc 向けの機能検査マクロの要件 (\fBfeature_test_macros\fP(7)  参
 .sp
 \fBtempnam\fP(): _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
 .SH 説明
-\fBtempnam\fP()  関数はファイル名として正しい文字列へのポインタを返す。 このファイル名を持つファイルは、 \fBtempnam\fP()
+\fI決してこの関数を使用しないこと。\fP 代わりに \fBmkstemp\fP(3)  か \fBtmpfile\fP(3) を使うこと。
+
+\fBtempnam\fP()  関数はファイル名として正しい文字列へのポインターを返す。 このファイル名を持つファイルは、 \fBtempnam\fP()
 がチェックした時点においては存在しない (しなかった)。 \fIpfx\fP が NULL でない 5 バイト以内の文字列であれば、
 生成されるパス名のうちのファイル名の部分は \fIpfx\fP から始まるものになる。 生成されるディレクトリの部分は、「適切」でなければならない
 (大抵の場合、「適切」であるためにはまず少なくとも 書き込み可能でなければならない)。
@@ -64,7 +77,8 @@ d)
 .PP
 \fBtempnam\fP()  が返す文字列は \fBmalloc\fP(3)  を使って確保される。そのため、 \fBfree\fP(3)  で解放すべきである。
 .SH 返り値
-\fBtempnam\fP()  関数は他と重ならないテンポラリファイル名へのポインタを返す。 他と重ならない名前が生成できなければ NULL を返す。
+成功すると \fBtempnam\fP()  関数は、一意なテンポラリファイル名へのポインターを返す。 一意な名前が生成できなければ NULL を返し、
+\fIerrno\fP にエラーの原因を示す値を設定する。
 .SH エラー
 .TP 
 \fBENOMEM\fP
@@ -82,7 +96,7 @@ SUSv2 では \fBTMPDIR\fP に付いて言及されていない。 glibc は、
 されていない場合に限ってこれを用いる。 SVr4 では \fBd)\fP で使用されるディレクトリを \fI/tmp\fP と定めている (glibc
 もこの通りである)。
 .LP
-パス名を返すのに使用するメモリを動的に確保するので、 \fBtmpnam\fP(3)  と違い、 \fBtempnam\fP()
\83\91ã\82¹å\90\8dã\82\92è¿\94ã\81\99ã\81®ã\81«ä½¿ç\94¨ã\81\99ã\82\8bã\83¡ã\83¢ã\83ªã\83¼ã\82\92å\8b\95ç\9a\84ã\81«ç¢ºä¿\9dã\81\99ã\82\8bã\81®ã\81§ã\80\81 \fBtmpnam\fP(3)  ã\81¨é\81\95ã\81\84ã\80\81 \fBtempnam\fP()
 はリエントラントであり、スレッドセーフである。
 .LP
 \fBtempnam\fP()  関数は最大 \fBTMP_MAX\fP 回まで、呼び出される度に異なる文字列を作成する (\fBTMP_MAX\fP は
@@ -93,11 +107,9 @@ SUSv2 では \fBTMPDIR\fP に付いて言及されていない。 glibc は、
 他と重ならない名前が見つけられなかった場合、glibc の \fBtempnam\fP()  の実装はエラー \fBEEXIST\fP で失敗する。
 .SH バグ
 「適切」という言葉の正確な意味は定義されていない。 ディレクトリに対してどの程度のアクセス権限が必要なのかは指定されていない。
-
-決してこの関数を使ってはならない。代わりに \fBmkstemp\fP(3)  か \fBtmpfile\fP(3)  を使うこと。
 .SH 関連項目
 \fBmkstemp\fP(3), \fBmktemp\fP(3), \fBtmpfile\fP(3), \fBtmpnam\fP(3)
 .SH この文書について
-この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.50 の一部
+この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.79 の一部
 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
 http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。