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GNU_coreutils: Release pages for coreutils-8.16.
[linuxjm/jm.git] / manual / GNU_coreutils / release / man1 / tail.1
index c259f01..c015907 100644 (file)
-.\" DO NOT MODIFY THIS FILE!  It was generated by help2man 1.35.
-.\"*******************************************************************
-.\"
-.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
-.\"
-.\"*******************************************************************
-.TH TAIL 1 "March 2012" "GNU coreutils 8.16" ユーザーコマンド
+.\" DO NOT MODIFY THIS FILE!  It was generated by help2man 1.40.4.
+.TH TAIL "1" "2012年4月" "GNU coreutils" "ユーザーコマンド"
 .SH 名前
 tail \- ファイルの最後の部分を出力する
 .SH 書式
-\fBtail\fP [\fIOPTION\fP]... [\fIFILE\fP]...
+.B tail
+[\fIオプション\fR]... [\fIファイル\fR]...
 .SH 説明
 .\" Add any additional description here
 .PP
-各 FILE の最後の 10 行を標準出力に書き出します。
-複数の FILE が指定された場合には、指定されたファイル名が
-ヘッダとして最初に出力されます。
-FILE が指定されていないか、FILE に \- が指定された場合、
-標準入力からデータを読み込みます。
+各々の FILE の最後の 10 行を標準出力に書き込みます。複数の FILE が指定され
+た場合、ファイル名がヘッダ情報として出力されます。FILE が指定されないか、
+FILE が \- の場合は、標準入力から読み込まれます。
+長いオプションに必須の引数は短いオプションにも必須です。
+.TP
+\fB\-c\fR, \fB\-\-bytes\fR=\fIK\fR
+最後の K バイトを出力する。\-c +K という形式で指定した
+場合は各ファイルの先頭から K 番目のバイト以降を出力する
+.TP
+\fB\-f\fR, \fB\-\-follow[=\fR{name|descriptor}]
+ファイルが大きくなるに合わせて出力にデータを追加する
+\fB\-f\fR, \fB\-\-follow\fR および \fB\-\-follow\fR=\fIdescriptor\fR
+は等価になる
+.HP
+\fB\-F\fR                       \fB\-\-follow\fR=\fIname\fR \fB\-\-retry\fR と等価
+.TP
+\fB\-n\fR, \fB\-\-lines\fR=\fIK\fR
+最後の 10 行ではなく K 行を出力する。\-n +K という形式で指定
+した場合、先頭から K 行目以降を出力する
+.TP
+\fB\-\-max\-unchanged\-stats\fR=\fIN\fR
+\fB\-\-follow\fR=\fIname\fR と併せて使用し、N (デフォルトでは 5)回 stat
+を繰り返してもファイルサイズが変わっていない場合は、ファイ
+ルの削除や名前の変更が行われていないかを確認するために FILE
+を再オープンする
+(ログファイルがローテートされた時にこのような状態が発生する)。
+inotify と併せて使用した場合はほとんど有効ではない
+.HP
+\fB\-\-pid\fR=\fIPID\fR            \fB\-f\fR と併せて使用し、PID のプロセスが終了した後に終了する
+.TP
+\fB\-q\fR, \fB\-\-quiet\fR, \fB\-\-silent\fR
+与えたファイル名を示すヘッダを出力しない
+.TP
+\fB\-\-retry\fR
+ファイルがアクセスできるか否かに関わらずファイルを開く
+ことを試みる。これは \fB\-\-follow\fR=\fIname\fR と併せて使用し、
+ファイル名で追跡するときに役に立つ
+.TP
+\fB\-s\fR, \fB\-\-sleep\-interval\fR=\fIN\fR   \fB\-f\fR と併せて使用し、繰り返しの間隔を約 N 秒
+(デフォルト: 1.0秒) に設定する。
+inotify および \fB\-\-pid\fR=\fIP\fR と併せて使用した場合、
+最低 N 秒間に 1 回、プロセス P の確認を行う。
+.TP
+\fB\-v\fR, \fB\-\-verbose\fR
+ファイル名を表すヘッダを常に出力する
+.TP
+\fB\-\-help\fR
+この使い方を表示して終了する
+.TP
+\fB\-\-version\fR
+バージョン情報を表示して終了する
 .PP
-長いオプションでの必須の引き数は、短いオプションにおいても必須です。
-.TP 
-\fB\-c\fP, \fB\-\-bytes\fP=\fIK\fP
-最後の K バイトを出力します。
-\fB\-c\fP +K という形式を使うと、各ファイルの K バイト目以降を出力します。
-.TP 
-\fB\-f\fP, \fB\-\-follow[=\fP{name|descriptor}]
-ファイルの内容が増える度に追加されたデータを出力します。
-\fB\-f\fP, \fB\-\-follow\fP, \fB\-\-follow\fP=\fIdescriptor\fP は同じです。
-.TP 
-\fB\-F\fP
-\fB\-\-follow\fP=\fIname\fP \fB\-\-retry\fP と同じです。
-.TP 
-\fB\-n\fP, \fB\-\-lines\fP=\fIK\fP
-最後の 10 行ではなく K 行を出力します。
-\fB\-n\fP +K という形式を使うと、各ファイルの K 行目以降を出力します。
-.TP 
-\fB\-\-max\-unchanged\-stats\fP=\fIN\fP
-\fB\-\-follow\fP=\fIname\fP と共に使用し、
-N 回 (デフォルトは 5 回) 繰り返してもファイルのサイズが変化しない場合、
-ファイルが削除 (unlink) されたり名前が変更されたりしていないかを確認するために、
-FILE を再オープンします
-(このような状況はログファイルがローテートされる場合に普通に起こります)。
-inotify と共に使用した場合には、このオプションが役立つ場面はほとんどありません。
-.TP 
-\fB\-\-pid\fP=\fIPID\fP
-\fB\-f\fP と共に使用し、
-ID が PID のプロセスが終了した後に終了します。
-.TP 
-\fB\-q\fP, \fB\-\-quiet\fP, \fB\-\-silent\fP
-ファイル名を示すヘッダを出力しません。
-.TP 
-\fB\-\-retry\fP
-ファイルがアクセスできない場合やアクセスできなくなった場合であっても、
-そのファイルをオープンしようとし続けます。
-\fB\-\-follow\fP=\fIname\fP で、ファイル名で追跡する場合に役立ちます。
-.TP 
-\fB\-s\fP, \fB\-\-sleep\-interval\fP=\fIN\fP
-\fB\-f\fP と共に使用し、ファイルの確認の間隔を約 N 秒 (デフォルトは 1.0 秒) にします。
-inotify と \fB\-\-pid\fP=\fIP\fP と共に使用した場合は、最低 N 秒に 1 回、
-プロセス P を確認します。
-.TP 
-\fB\-v\fP, \fB\-\-verbose\fP
-ファイル名を示すヘッダを常に出力します。
-.TP 
-\fB\-\-help\fP
-この使い方を表示して終了します。
-.TP 
-\fB\-\-version\fP
-バージョン情報を表示して終了します。
-.PP
-K (バイト数または行数) の最初の文字が '+' の場合、
+K (バイト数または行数) の最初の文字が '+' であった場合、
 各ファイルの先頭から K 番目以降を表示します。
\81\9dã\81\86ã\81§ã\81ªã\81\84å ´å\90\88ã\81¯ã\80\81ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\81®æ\9c\80å¾\8cã\81® K 項目を表示します。
-K には倍数を示す接尾辞を付けることもできます:
\81\9dã\81\86ã\81§ã\81ªã\81\84å ´å\90\88ã\80\81ã\83\95ã\82¡ã\82¤ã\83«ã\81®æ\9c\80å¾\8cã\81® K å\80\8bã\81®項目を表示します。
+K には倍数を表す以下の接尾辞を付けることができます:
 b 512, kB 1000, K 1024, MB 1000*1000, M 1024*1024, GB 1000*1000*1000,
 G 1024*1024*1024 で、T, P, E, Z, Y についても同様です。
 .PP
-\fB\-\-follow\fP (\fB\-f\fP) では、
-tail はデフォルトではファイルディスクリプタを追跡します。
-つまり、tail が追跡しているファイルの名前が変更された場合でも、
-tail はファイル末尾の追跡が継続されます。
-ファイルディスクリプタではなくファイルの実際のファイル名で追跡を行いたい場合には
-(例えば、ログのローテーション)、このデフォルトの動作は望ましくありません。
-そのような場合には \fB\-\-follow\fP=\fIname\fP を使用して下さい。
-この場合には、ファイルの名前変更、削除、作成があった場合でも、
-tail は指定された名前のファイルを追跡するようになります。
+\fB\-\-follow\fR (\fB\-f\fR) を使用すると、tail はデフォルトでファイル記述子を追跡します。
+このため tail で追跡しているファイルの名前が変更されたとしても、 tail は
+元のファイルの終端を追跡し続けます。このデフォルトの動作はファイル記述子
+ではなく、実際にある名前を持つファイルを追跡する場合には望ましくありませ
+ん (例: ログのローテーションなど)。そのような場合には \fB\-\-follow\fR=\fIname\fR を使
+用してください。これにより名前の変更、削除、作成などにあわせて名前のついた
+ファイルの末尾を追跡するようになります。
 .SH 作者
-Paul Rubin, David MacKenzie, Ian Lance Taylor, Jim Meyering が作成しました。
-.SH バグ報告
-tail のバグは bug\-coreutils@gnu.org に報告してください。
-.br
-GNU coreutils のホームページは <http://www.gnu.org/software/coreutils/> です。
-.br
-GNU ソフトウェアを使用するための一般的なヘルプは
-<http://www.gnu.org/gethelp/> にあります。
-.br
-tail の翻訳のバグは <http://translationproject.org/team/> に報告してください。
+作者 Paul Rubin、 David MacKenzie、 Ian Lance Taylor、
+および Jim Meyering。
+.SH バグの報告
+tail のバグを発見した場合は bug\-coreutils@gnu.org に報告してください。
+GNU coreutils のホームページ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/>
+GNU ソフトウェアを使用する際の一般的なヘルプ: <http://www.gnu.org/gethelp/>
+tail の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。
+完全な文書を参照する場合は info coreutils 'tail invocation' を実行してください。
 .SH 著作権
-Copyright \(co 2012 Free Software Foundation, Inc.  License GPLv3+: GNU GPL
-version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
-.br
-This is free software: you are free to change and redistribute it.  There is
-NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
+Copyright \(co 2012 Free Software Foundation, Inc.
+ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
+This is free software: you are free to change and redistribute it.
+There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
 .SH 関連項目
-\fBtail\fP の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして用意されています。
-\fBinfo\fP と \fBtail\fP のプログラムがお使いの環境に適切にインストールされているならば、
-コマンド
+.B tail
+の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、
+.B info
+および
+.B tail
+のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
 .IP
-\fBinfo coreutils \(aqtail invocation\(aq\fP
+.B info tail
 .PP
-を実行すると、完全なマニュアルを読むことができるはずです
+を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ