OSDN Git Service

add dejagnu man*
[linuxjm/jm.git] / manual / GNU_dejagnu / release / man1 / runtest.1
diff --git a/manual/GNU_dejagnu/release/man1/runtest.1 b/manual/GNU_dejagnu/release/man1/runtest.1
new file mode 100644 (file)
index 0000000..f776213
--- /dev/null
@@ -0,0 +1,138 @@
+.\" Copyright (C) 1993, 1995, 2001, 2002, 2003, 2004, 2005, 2008,
+.\"               2009, 2012, 2015, 2016, 2017, 2018, 2020
+.\"               Free Software Foundation, Inc.
+.\" You may distribute this file under the terms of the GNU Free
+.\" Documentation License.
+.\"*******************************************************************
+.\"
+.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
+.\"
+.\"*******************************************************************
+.\"
+.\" translated 2022-04-06
+.\"
+.TH runtest 1 2018\-12\-01  
+.SH 名前
+runtest \- DejaGnu テストドライバー
+.SH 書式
+\fBruntest\fP [OPTION]...
+.SH 説明
+\fIDejaGnu\fP は Expect を利用したプログラムテストのためのフレームワークです。 \fBruntest\fP は \fIDejaGnu\fP
+におけるドライバープログラムです。 これは実行するテストと、 その実行方法を制御します。
+.SH オプション
+.TP 
+\fB\-\-all,\ \-a\fP
+テスト結果をすべて出力します。 デフォルトでは、 期待どおりではない結果が出力されます。
+.TP 
+\fB\-\-build\fP\fI\ TRIPLET\fP
+ビルドシステムにおける TRIPLET を設定します。
+.TP 
+\fB\-\-debug\fP
+\fBExpect\fP の内部的なデバッグ出力をオンにします。 処理結果は \fBdbg.log\fP というファイルにログ出力されます。
+.TP 
+\fB\-\-directory\fP\fI\ DIRECTORY\fP
+指定された DIRECTORY に対してのみテストが実行されます。
+.TP 
+\fB\-\-global_init\fP\fI\ NAME\fP
+libdir にあるグローバルな初期化ファイルに用いる NAME を指定します。 このオプションが指定されなかった場合のデフォルトは
+\fBsite.exp\fP です。
+.TP 
+\fB\-\-help\fP
+使用方法に関するメッセージを表示して終了します。
+.TP 
+\fB\-\-host\fP\fI\ TRIPLET\fP
+ホストシステムにおける TRIPLET を設定します。
+.TP 
+\fB\-\-host_board\fP\fI\ NAME\fP
+利用するホストボード (host board) を定義します。
+.TP 
+\fB\-\-ignore\fP\fI\ test1.exp\ test2.exp\ ...\fP
+指定するテストを実行しません。
+.TP 
+\fB\-\-local_init\fP\fI\ NAME\fP
+カレントディレクトリと objdir の両方にある、 テストスイート用のローカル初期化ファイルに用いる NAME を指定します。
+このオプションが指定されなかった場合のデフォルトは \fBsite.exp\fP です。
+.TP 
+\fB\-\-log_dialog\fP
+Expect による出力を標準出力に書き出します。
+.TP 
+\fB\-\-mail\fP\fI\ \'name1\ name2\ ...\'\fP
+テスト結果を受け取るメールアドレスを指定します。
+.TP 
+\fB\-\-objdir\fP\fI\ PATH\fP
+\fIPATH\fP には、 コンパイル済のテストコードを含むディレクトリを指定します。
+.TP 
+\fB\-\-outdir\fP\fI\ DIRECTORY\fP
+テストログ結果を出力する DIRECTORY 名を指定します。
+.TP 
+\fB\-\-reboot\fP
+\fBruntest\fP が初期化を行う際に (対応していれば)、 ターゲットボードを再起動します。
+.TP 
+\fB\-\-srcdir\fP\fI\ PATH\fP
+\fIPATH\fP には、 テストディレクトリを指定します。
+.TP 
+\fB\-\-strace\fP\fI\ N\fP
+\fBExpect\fP の内部トレースレベルを \fIN\fP まで上げます。 処理結果は \fBdbg.log\fP というファイルにログ出力されます。
+.TP 
+\fB\-\-target\fP\fI\ TRIPLET\fP
+ターゲットの TRIPLET を設定します。
+.TP 
+\fB\-\-target_board\fP\fI\ NAME\fP
+テスト実行するターゲットボードの NAME 一覧を設定します。
+.TP 
+\fB\-\-tool\fP\fI\ TOOLNAME\fP
+テストされるツールを指定します。 \fITOOLNAME\fP は、 適用されるテストスイートおよび関連初期化モジュールを制御します。
+.TP 
+\fB\-\-tool_exec\fP\fI\ PATH\fP
+テストする実行ファイルへのパスを指定します。
+.TP 
+\fB\-\-tool_opts\fP\fI\ OPTIONS\fP
+ツールに受け渡す追加の OPTIONS を指定します。
+.TP 
+\fB\-v,\ \-\-verbose\fP
+テストケースや DejaGnu ユーティリティーコードから、 詳細なデバッグ出力を行うようにします。 複数指定すれば、 より詳細な出力が得られます。
+.TP 
+\fB\-V,\ \-\-version\fP
+DejaGNU, Expect, Tcl のバージョンを表示します。
+.TP 
+\fB\-x,\ \-\-xml\fP
+XML 出力を生成します。 出力ファイル名は、 ツール名に拡張子 .xml をつけたものになります。
+.TP 
+\fB\-D[number]\fP
+Tcl デバッガーを有効にします。 \fBnumber\fP には 1 か 0 を指定します。 これが 1 の場合、 Expect
+シェルは起動後にブレークします。 インタラプトキー (interrupt key) を入力すれば、 DejaGnu のデバッガープロンプトになります。
+0 の場合は DejaGnu が普通に起動しますが、 Control\-C を入力すればデバッガープロンプトになります。
+.TP  0
+コマンドラインからファイル名を指定すると、
+それが実行するテスト名になります。 普通はテストスクリプトの名前とします (たとえば foo.exp)。
+.PP
+Makefile 風の変数を使って、 ツール名やそれに対するフラグを指定することができます。 こういった指定やその他の構成に依存する値は、
+設定の際に生成され、 ファイル \fBsite.exp\fP に保存されます。
+.SS 終了ステータス
+.TP 
+0
+失敗が想定されているテスト、 あるいは対応していないテストを含めた、 すべてのテストが成功した場合。
+.TP 
+1
+テストに失敗した場合、 期待どおりにならなかった場合、 未解決の場合。
+.TP 
+2
+テストスクリプト内において Expect が何らかのエラーとなった場合。
+.SH 著者
+Rob Savoye (rob@welcomehome.org)
+.SH バグ報告
+バグ報告は <bug\-dejagnu@gnu.org> までお願いします。
+.SH 著作権
+Copyright \(co 2005\-2016, 2018, 2020 Free Software Foundation, Inc.
+.PP
+This is free software.  You may redistribute copies of it under the terms of
+the GNU General Public License
+<http://www.gnu.org/licenses/gpl.html>.  There is NO WARRANTY, to
+the extent permitted by law.
+.SH 関連項目
+\fBDejaGnu\fP の完全なドキュメントは Texinfo マニュアルとしてメンテナンスされています。 \fBinfo\fP
+プログラムが適切にインストールされていれば、 以下のコマンド
+.IP
+\fBinfo dejagnu\fP
+.PP
+を実行して完全なマニュアルを参照できます。