.\" Modified Fri Dec 1 18:58:22 JST 2000
.\" by Yuichi SATO <sato@complex.eng.hokudai.ac.jp>
.\"
-.\"WORD: caret ¥¥ã¥ì¥Ã¥È
-.\"WORD: pound sign ¥·¥ã¡¼¥×µ¹æ
+.\"WORD: caret キャレット
+.\"WORD: pound sign シャープ記号
.\"
.TH LESSKEY 1 "Version 358: 08 Jul 2000"
.\"O .SH NAME
-.SH ̾Á°
+.SH 名前
.\"O lesskey \- specify key bindings for less
-lesskey \- less ¤Î¥¡¼³ä¤êÅö¤Æ¤ò»ØÄꤹ¤ë
+lesskey \- less のキー割り当てを指定する
.\"O .SH SYNOPSIS
-.SH ½ñ¼°
+.SH 書式
.B "lesskey [-o output] [--] [input]"
.br
.B "lesskey [--output=output] [--] [input]"
.br
.B "lesskey --version"
.\"O .SH DESCRIPTION
-.SH ÀâÌÀ
+.SH 説明
.\"O .I Lesskey
.\"O is used to specify a set of key bindings to be used by
.\"O .I less.
.\"O If no input file is specified, a standard filename is used
.\"O as the name of the input file, which depends on the system being used:
.I lesskey
-¤Ï
+は
.I less
-¤Ç»È¤ï¤ì¤ë¥¡¼³ä¤êÅö¤Æ¤Î¥»¥Ã¥È¤ò»ØÄꤹ¤ë¤¿¤á¤Ë»È¤ï¤ì¤ë¡£
-ÆþÎÏ¥Õ¥¡¥¤¥ë¤Ï¥¡¼³ä¤êÅö¤Æ¤òµ½Ò¤·¤¿¥Æ¥¥¹¥È¥Õ¥¡¥¤¥ë¤Ç¤¢¤ë¡£
-ÆþÎÏ¥Õ¥¡¥¤¥ë¤¬ "-" ¤Î¤È¤¤Ï¡¢É¸½àÆþÎϤ¬Æɤޤì¤ë¡£
-ÆþÎÏ¥Õ¥¡¥¤¥ë¤¬²¿¤â»ØÄꤵ¤ì¤Ê¤¤¤È¤¤Ï¡¢
-»ÈÍѤ·¤Æ¤¤¤ë¥·¥¹¥Æ¥à¤Ë±þ¤¸¤¿
-ɸ½à¤Î¥Õ¥¡¥¤¥ë̾¤¬ÆþÎÏ¥Õ¥¡¥¤¥ë¤Î̾Á°¤È¤·¤Æ»È¤ï¤ì¤ë¡£
+で使われるキー割り当てのセットを指定するために使われる。
+入力ファイルはキー割り当てを記述したテキストファイルである。
+入力ファイルが "-" のときは、標準入力が読まれる。
+入力ファイルが何も指定されないときは、
+使用しているシステムに応じた
+標準のファイル名が入力ファイルの名前として使われる。
.\"O On Unix systems, $HOME/.lesskey is used;
.\"O on MS-DOS systems, $HOME/_lesskey is used;
.\"O and on OS/2 systems $HOME/lesskey.ini is used,
.\"O or $INIT/lesskey.ini if $HOME is undefined.
.\"O The output file is a binary file which is used by
.\"O .I less.
-Unix ¤Ç¤Ï $HOME/.lesskey ¤¬»È¤ï¤ì¤ë¡£
-MS-DOS ¤Ç¤Ï $HOME/_lesskey ¤¬»È¤ï¤ì¤ë¡£
-OS/2 ¤Ç¤Ï $HOME/lesskey.ini ¤¬»È¤ï¤ì¡¢
-$HOME ¤¬ÄêµÁ¤µ¤ì¤Ê¤¤¤È¤¤Ï $INIT/lesskey.ini ¤¬»È¤ï¤ì¤ë¡£
-½ÐÎÏ¥Õ¥¡¥¤¥ë¤Ï
+Unix では $HOME/.lesskey が使われる。
+MS-DOS では $HOME/_lesskey が使われる。
+OS/2 では $HOME/lesskey.ini が使われ、
+$HOME が定義されないときは $INIT/lesskey.ini が使われる。
+出力ファイルは
.I less
-¤Ç»È¤ï¤ì¤ë¥Ð¥¤¥Ê¥ê¥Õ¥¡¥¤¥ë¤Ç¤¢¤ë¡£
+で使われるバイナリファイルである。
.\"O If no output file is specified,
.\"O and the environment variable LESSKEY is set,
.\"O the value of LESSKEY is used as the name of the output file.
.\"O If the output file already exists,
.\"O .I lesskey
.\"O will overwrite it.
-½ÐÎÏ¥Õ¥¡¥¤¥ë¤¬²¿¤â»ØÄꤵ¤ì¤Æ¤ª¤é¤º¡¢
-´Ä¶ÊÑ¿ô LESSKEY ¤¬ÀßÄꤵ¤ì¤Æ¤¤¤ë¾ì¹ç¡¢
-LESSKEY ¤ÎÃͤ¬½ÐÎÏ¥Õ¥¡¥¤¥ë¤Î̾Á°¤È¤·¤Æ»È¤ï¤ì¤ë¡£
-LESSKEY ¤¬»ØÄꤵ¤ì¤Æ¤¤¤Ê¤¤¾ì¹ç¤Ï¡¢
-»ÈÍѤ·¤Æ¤¤¤ë¥·¥¹¥Æ¥à¤Ë±þ¤¸¤¿
-ɸ½à¤Î¥Õ¥¡¥¤¥ë̾¤¬½ÐÎÏ¥Õ¥¡¥¤¥ë¤Î̾Á°¤È¤·¤Æ»È¤ï¤ì¤ë¡£
-UNIX ¤È OS-9 ¤Ç¤Ï $HOME/.less ¤¬»È¤ï¤ì¤ë¡£
-MS-DOS ¤Ç¤Ï $HOME/_less ¤¬»È¤ï¤ì¤ë¡£
-OS/2 ¤Ç¤Ï $HOME/less.ini ¤¬»È¤ï¤ì¡¢
-$HOME ¤¬ÄêµÁ¤µ¤ì¤Ê¤¤¤È¤¤Ï $INIT/less.ini ¤¬»È¤ï¤ì¤ë¡£
-½ÐÎÏ¥Õ¥¡¥¤¥ë¤¬´û¤Ë¸ºß¤¹¤ë¾ì¹ç¡¢
+出力ファイルが何も指定されておらず、
+環境変数 LESSKEY が設定されている場合、
+LESSKEY の値が出力ファイルの名前として使われる。
+LESSKEY が指定されていない場合は、
+使用しているシステムに応じた
+標準のファイル名が出力ファイルの名前として使われる。
+UNIX と OS-9 では $HOME/.less が使われる。
+MS-DOS では $HOME/_less が使われる。
+OS/2 では $HOME/less.ini が使われ、
+$HOME が定義されないときは $INIT/less.ini が使われる。
+出力ファイルが既に存在する場合、
.I lesskey
-¤Ï½ÐÎÏ¥Õ¥¡¥¤¥ë¤ò¾å½ñ¤¤¹¤ë¡£
+は出力ファイルを上書きする。
.PP
.\"O The -V or --version option causes
.\"O .I lesskey
.\"O to print its version number and immediately exit.
.\"O If -V or --version is present, other options and arguments are ignored.
--V ¤È --version ¥ª¥×¥·¥ç¥ó¤Ï¡¢
+-V と --version オプションは、
.I lesskey
-¤Ë¥Ð¡¼¥¸¥ç¥óÈÖ¹æ¤òɽ¼¨¤µ¤»¤Æ¡¢¤¹¤°¤Ë½ªÎ»¤µ¤»¤ë¡£
--V ¤Þ¤¿¤Ï --version ¥ª¥×¥·¥ç¥ó¤¬»ØÄꤵ¤ì¤¿¾ì¹ç¡¢
-¾¤Î¥ª¥×¥·¥ç¥ó¤È°ú¤¿ô¤Ï̵»ë¤µ¤ì¤ë¡£
+にバージョン番号を表示させて、すぐに終了させる。
+-V または --version オプションが指定された場合、
+他のオプションと引き数は無視される。
.PP
.\"O The input file consists of one or more
.\"O .I sections.
.\"O Defines new line-editing keys.
.\"O .IP #env
.\"O Defines environment variables.
-ÆþÎÏ¥Õ¥¡¥¤¥ë¤Ï¡¢¤¤¤¯¤Ä¤«¤Î
-.I ¥»¥¯¥·¥ç¥ó
-¤«¤é¹½À®¤µ¤ì¤ë¡£
-³Æ¥»¥¯¥·¥ç¥ó¤Ï¡¢¥»¥¯¥·¥ç¥ó¤Î¥¿¥¤¥×¤ò¼±Ê̤¹¤ë¹Ô¤«¤é»Ï¤Þ¤ë¡£
-»ØÄê¤Ç¤¤ë¥»¥¯¥·¥ç¥ó¤ò°Ê²¼¤Ë¼¨¤¹¡£
+入力ファイルは、いくつかの
+.I セクション
+から構成される。
+各セクションは、セクションのタイプを識別する行から始まる。
+指定できるセクションを以下に示す。
.IP #command
-¿·¤·¤¤¥³¥Þ¥ó¥É¥é¥¤¥ó¥¡¼¤òÄêµÁ¤¹¤ë¡£
+新しいコマンドラインキーを定義する。
.IP #line-edit
-¿·¤·¤¤¥é¥¤¥óÊÔ½¸¥¡¼¤òÄêµÁ¤¹¤ë¡£
+新しいライン編集キーを定義する。
.IP #env
-´Ä¶ÊÑ¿ô¤òÄêµÁ¤¹¤ë¡£
+環境変数を定義する。
.PP
.\"O Blank lines and lines which start with a pound sign (#) are ignored,
.\"O except for the special section header lines.
-¶õÇò¹Ô¤ÈÆÃÊ̤ʥ»¥¯¥·¥ç¥ó¥Ø¥Ã¥À¹Ô¤ò½ü¤¯¡¢
-¥·¥ã¡¼¥×µ¹æ (#) ¤«¤é»Ï¤Þ¤ë¹Ô¤Ï̵»ë¤µ¤ì¤ë¡£
+空白行と特別なセクションヘッダ行を除く、
+シャープ記号 (#) から始まる行は無視される。
.\"O .SH "COMMAND SECTION"
-.SH ¥³¥Þ¥ó¥É¥»¥¯¥·¥ç¥ó
+.SH コマンドセクション
.\"O The command section begins with the line
-¥³¥Þ¥ó¥É¥»¥¯¥·¥ç¥ó¤Ï¼¡¤Î¹Ô¤«¤é»Ï¤Þ¤ë¡£
+コマンドセクションは次の行から始まる。
.sp
#command
.sp
.\"O If the command section is the first section in the file,
.\"O this line may be omitted.
.\"O The command section consists of lines of the form:
-¥³¥Þ¥ó¥É¥»¥¯¥·¥ç¥ó¤¬¥Õ¥¡¥¤¥ë¤ÎÃæ¤Ç¤ÎºÇ½é¤Î¥»¥¯¥·¥ç¥ó¤Ç¤¢¤ë¾ì¹ç¡¢
-¤³¤Î¹Ô¤Ï¾Êά¤¹¤ë¤³¤È¤â¤Ç¤¤ë¡£
-¥³¥Þ¥ó¥É¥é¥¤¥ó¥»¥¯¥·¥ç¥ó¤Ï¼¡¤Î·Á¼°¤Î¹Ô¤«¤é¹½À®¤µ¤ì¤ë¡£
+コマンドセクションがファイルの中での最初のセクションである場合、
+この行は省略することもできる。
+コマンドラインセクションは次の形式の行から構成される。
.sp
\fIstring\fP <whitespace> \fIaction\fP [extra-string] <newline>
.sp
.\"O specify a character by its octal value.
.\"O A backslash followed by certain characters specifies input
.\"O characters as follows:
-whitespace (¶õÇò) ¤È¤Ï¥¹¥Ú¡¼¥¹¤È¥¿¥Ö¤ò 1 ¤Ä°Ê¾åʤ٤¿¤â¤Î¤Ç¤¢¤ë¡£
-\fIstring\fP ¤Ï¥¢¥¯¥·¥ç¥ó¤òµ¯¤³¤¹¥³¥Þ¥ó¥É¥¡¼¤Ç¤¢¤ë¡£
-\fIstring\fP ¤Ï 1 ¤Ä¤Î¥³¥Þ¥ó¥É¥¡¼¡¢¤Þ¤¿¤Ï 15 ¸Ä¤Þ¤Ç¤Î¥¡¼¤Ç¤¢¤ë¡£
-\fIaction\fP ¤Ï²¼¤Î¥ê¥¹¥È¤Ë¤¢¤ë less ¤Î¥¢¥¯¥·¥ç¥ó¤Ç¤¢¤ë¡£
-\fIstring\fP Ãæ¤Îʸ»ú¤Ï¥³¥Þ¥ó¥É¤Îʸ»úÄ̤ꡢ¤â¤·¤¯¤Ï¡¢
-¥³¥ó¥È¥í¡¼¥ë¥¡¼¤ò¼¨¤¹¤¿¤á¤Ë¥¥ã¥ì¥Ã¥È (^) ¤òÁ°¤Ë¤ª¤¤¤Æɽ¤¹¡£
-¥Ð¥Ã¥¯¥¹¥é¥Ã¥·¥å¤È¡¢¤½¤ì¤Ë³¤¯ 3 ·å¤Þ¤Ç¤Î 8 ¿Ê¿ô¤Ï¡¢
-ʸ»ú¤ò 8 ¿Ê¿ô¤Ç»ØÄꤹ¤ë¤¿¤á¤Ë»È¤ï¤ì¤ë¡£
+whitespace (空白) とはスペースとタブを 1 つ以上並べたものである。
+\fIstring\fP はアクションを起こすコマンドキーである。
+\fIstring\fP は 1 つのコマンドキー、または 15 個までのキーである。
+\fIaction\fP は下のリストにある less のアクションである。
+\fIstring\fP 中の文字はコマンドの文字通り、もしくは、
+コントロールキーを示すためにキャレット (^) を前において表す。
+バックスラッシュと、それに続く 3 桁までの 8 進数は、
+文字を 8 進数で指定するために使われる。
.\"A backslash followed by certain characters specifies input
.\"characters as follows:
-¥Ð¥Ã¥¯¥¹¥é¥Ã¥·¥å¤È¤½¤Î¸å¤Ë³¤¯Ê¸»ú¤Ë¤è¤ê¡¢¼¡¤Î¤è¤¦¤ÊÆþÎÏʸ»ú¤ò»ØÄꤹ¤ë¡£
+バックスラッシュとその後に続く文字により、次のような入力文字を指定する。
.IP \eb
BACKSPACE
.IP \ee
.\"O to be taken literally.
.\"O Characters which must be preceded by backslash include
.\"O caret, space, tab and the backslash itself.
-¥Ð¥Ã¥¯¥¹¥é¥Ã¥·¥å¤Î¸å¤Ë³¤¯¾å¤Ëµó¤²¤¿°Ê³°¤Îʸ»ú¤Ï¡¢
-¤½¤Îʸ»ú¤¬Æüìʸ»ú¤È¤·¤Æ¤Ç¤Ê¤¯¡¢Ê¸»úÄ̤ê¤Ë»È¤ï¤ì¤ë¤³¤È¤ò°ÕÌ£¤·¤Æ¤¤¤ë¡£
-¥Ð¥Ã¥¯¥¹¥é¥Ã¥·¥å¤òÁ°¤ËÃÖ¤«¤Ê¤±¤ì¤Ð¤Ê¤é¤Ê¤¤Ê¸»ú¤Ï¡¢
-¥¥ã¥ì¥Ã¥È¡¦¥¹¥Ú¡¼¥¹¡¦¥¿¥Ö¡¦¥Ð¥Ã¥¯¥¹¥é¥Ã¥·¥å¼«¿È¤Ç¤¢¤ë¡£
+バックスラッシュの後に続く上に挙げた以外の文字は、
+その文字が特殊文字としてでなく、文字通りに使われることを意味している。
+バックスラッシュを前に置かなければならない文字は、
+キャレット・スペース・タブ・バックスラッシュ自身である。
.PP
.\"O An action may be followed by an "extra" string.
.\"O When such a command is entered while running
.\"O when
.\"O .I less
.\"O quits, first character of the extra string is used as its exit status.
-¥¢¥¯¥·¥ç¥ó¤Î¸å¤Ë "extra" string ¤ò³¤±¤ë¤³¤È¤â¤Ç¤¤ë¡£
+アクションの後に "extra" string を続けることもできる。
.I less
-¤¬¼Â¹Ô¤µ¤ì¤Æ¤¤¤ë¤È¤¤Ë¤½¤Î¤è¤¦¤Ê¥³¥Þ¥ó¥É¤¬ÆþÎϤµ¤ì¤ë¤È¡¢
-¥¢¥¯¥·¥ç¥ó¤¬¼Â¹Ô¤µ¤ì¤¿¸å¡¢extra string ¤¬
+が実行されているときにそのようなコマンドが入力されると、
+アクションが実行された後、extra string が
.I less
-¤ÇÆþÎϤµ¤ì¤¿¤È¤¤ÈƱ¤¸¤è¤¦¤Ë²ò¼á¤µ¤ì¤ë¡£
-¤³¤ÎÆÿ§¤Ï¥³¥Þ¥ó¥É¤Îµ¡Ç½¤ò³ÈÄ¥¤¹¤ë¾ì¹ç¤Ë»È¤ï¤ì¤ë¡£
-²¼¤Î "{" ¤È ":t" ¥³¥Þ¥ó¥É¤ÎÎã¤ò»²¾È¤¹¤ë¤³¤È¡£
-¥¢¥¯¥·¥ç¥ó¤¬ "quit" ¤Î¾ì¹ç¡¢extra string ¤ÏÆÃÊ̤ʰÕÌ£¤ò»ý¤Ä¡£
+で入力されたときと同じように解釈される。
+この特色はコマンドの機能を拡張する場合に使われる。
+下の "{" と ":t" コマンドの例を参照すること。
+アクションが "quit" の場合、extra string は特別な意味を持つ。
.I less
-¤¬½ªÎ»¤¹¤ë¤È¤¡¢extra string ¤ÎºÇ½é¤Î 1 ʸ»ú¤¬½ªÎ»¥¹¥Æ¡¼¥¿¥¹¤È¤·¤Æ»È¤ï¤ì¤ë¡£
+が終了するとき、extra string の最初の 1 文字が終了ステータスとして使われる。
.\"O .SH EXAMPLE
-.SH Îã
+.SH 例
.\"O The following input file describes the set of
.\"O default command keys used by less:
-²¼¤ÎÆþÎÏ¥Õ¥¡¥¤¥ë¤Ï¡¢less ¤Ç»È¤ï¤ì¤ë¥Ç¥Õ¥©¥ë¥È¤Î
-¥³¥Þ¥ó¥É¥¡¼¥»¥Ã¥È¤òɽ¤·¤Æ¤¤¤ë¡£
+下の入力ファイルは、less で使われるデフォルトの
+コマンドキーセットを表している。
.sp
.nf
#command
.fi
.sp
.\"O .SH PRECEDENCE
-.SH Í¥Àè½ç
+.SH 優先順
.\"O Commands specified by
.\"O .I lesskey
.\"O take precedence over the default commands.
.\"O This will cause all default commands to be ignored.
.\"O The #stop line should be the last line in that section of the file.
.I lesskey
-¤Ç»ØÄꤵ¤ì¤ë¥³¥Þ¥ó¥É¤Ï¡¢¥Ç¥Õ¥©¥ë¥È¤Î¥³¥Þ¥ó¥É¤è¤êÍ¥À褵¤ì¤ë¡£
-action ¤ò "invalid" ¤È¤·¤¿¥³¥Þ¥ó¥É¤òÆþÎÏ¥Õ¥¡¥¤¥ë¤ËÆþ¤ì¤Æ¤ª¤¯¤È¡¢
-¥Ç¥Õ¥©¥ë¥È¤Î¥³¥Þ¥ó¥É¥¡¼¤ò»ÈÍÑÉԲĤˤ¹¤ë¤³¤È¤¬¤Ç¤¤ë¡£
-¤Þ¤¿¡¢action ¤Î¤È¤³¤í¤ò "noaction" ¤Èµ½Ò¤¹¤ë¤³¤È¤Ç¡¢
-¤½¤Î¥¡¼¤Ï²¿¤â¤·¤Ê¤¤¤ÈÄêµÁ¤µ¤ì¤ë¡£
-"noaction" ¤Ï "invalid" ¤Ë»÷¤Æ¤¤¤ë¤¬¡¢
+で指定されるコマンドは、デフォルトのコマンドより優先される。
+action を "invalid" としたコマンドを入力ファイルに入れておくと、
+デフォルトのコマンドキーを使用不可にすることができる。
+また、action のところを "noaction" と記述することで、
+そのキーは何もしないと定義される。
+"noaction" は "invalid" に似ているが、
.I less
-¤Ï "invalid" ¥³¥Þ¥ó¥É¤ËÂФ·¤Æ¥¨¥é¡¼¤Î¥Ó¡¼¥×²»¤òÌĤ餹¤¬¡¢
-"noaction" ¥³¥Þ¥ó¥É¤ËÂФ·¤Æ¤Ï²¿¤â¤·¤Ê¤¤¡£
-¤µ¤é¤Ë¡¢¼¡¤Î¥³¥ó¥È¥í¡¼¥ë¹Ô¤òÆþÎÏ¥Õ¥¡¥¤¥ë¤ËÄɲ乤ë¤È¡¢
-Á´¤Æ¤Î¥Ç¥Õ¥©¥ë¥È¤Î¥³¥Þ¥ó¥É¤¬ÉԲĤˤǤ¤ë¡£
+は "invalid" コマンドに対してエラーのビープ音を鳴らすが、
+"noaction" コマンドに対しては何もしない。
+さらに、次のコントロール行を入力ファイルに追加すると、
+全てのデフォルトのコマンドが不可にできる。
.sp
#stop
.sp
-¤³¤ì¤Ë¤è¤ê¡¢Á´¤Æ¤Î¥Ç¥Õ¥©¥ë¥È¥³¥Þ¥ó¥É¤Ï̵»ë¤µ¤ì¤ë¡£
-#stop ¹Ô¤Ï¡¢¥Õ¥¡¥¤¥ë¤Î¤½¤Î¥»¥¯¥·¥ç¥ó¤ÎºÇ¸å¤Î¹Ô¤ËÃÖ¤«¤ì¤Ê¤±¤ì¤Ð¤Ê¤é¤Ê¤¤¡£
+これにより、全てのデフォルトコマンドは無視される。
+#stop 行は、ファイルのそのセクションの最後の行に置かれなければならない。
.PP
.\"O Be aware that #stop can be dangerous.
.\"O Since all default commands are disabled,
.\"O you must provide sufficient commands before the #stop line
.\"O to enable all necessary actions.
.\"O For example, failure to provide a "quit" command can lead to frustration.
-#stop ¤Ï´í¸±¤Ç¤¢¤ë¤³¤È¤òÍý²ò¤·¤Æ¤ª¤«¤Ê¤±¤ì¤Ð¤Ê¤é¤Ê¤¤¡£
-#stop ¤Ë¤è¤êÁ´¤Æ¤Î¥Ç¥Õ¥©¥ë¥È¥³¥Þ¥ó¥É¤¬ÉԲĤˤµ¤ì¤ë¤Î¤Ç¡¢
-ɬÍפÊÁ´¤Æ¤Î¥¢¥¯¥·¥ç¥ó¤ò²Äǽ¤Ë¤¹¤ë¤¿¤á¤Ë¤Ï
-#stop ¹Ô¤ÎÁ°¤ËɬÍפʥ³¥Þ¥ó¥É¤ò»ØÄꤷ¤Ê¤±¤ì¤Ð¤Ê¤é¤Ê¤¤¡£
-Î㤨¤Ð¡¢"quit" ¥³¥Þ¥ó¥É¤ò»ØÄꤷ¤Ê¤¤¤È»È¤¤¤Å¤é¤¯¤Ê¤ë¡£
+#stop は危険であることを理解しておかなければならない。
+#stop により全てのデフォルトコマンドが不可にされるので、
+必要な全てのアクションを可能にするためには
+#stop 行の前に必要なコマンドを指定しなければならない。
+例えば、"quit" コマンドを指定しないと使いづらくなる。
.\"O .SH "LINE EDITING SECTION"
-.SH ¥é¥¤¥ó¥¨¥Ç¥£¥Ã¥È¥»¥¯¥·¥ç¥ó
+.SH ラインエディットセクション
.\"O The line-editing section begins with the line:
.\"O .sp
.\"O #line-edit
.\"O ordinary commands are specified in the #command section.
.\"O The line-editing section consists of a list of keys and actions,
.\"O one per line as in the example below.
-¥é¥¤¥ó¥¨¥Ç¥£¥Ã¥È¥»¥¯¥·¥ç¥ó¤Ï¼¡¤Î¹Ô¤Ç»Ï¤Þ¤ë¡£
+ラインエディットセクションは次の行で始まる。
.sp
#line-edit
.sp
-¤³¤Î¥»¥¯¥·¥ç¥ó¤Ï¡¢#command ¥»¥¯¥·¥ç¥ó¤Ç°ìÈ̤Υ³¥Þ¥ó¥É¤Î¿·¤·¤¤¥¡¼³ä¤êÅö¤Æ¤ò
-»ØÄꤷ¤¿¤È¤¤ÈƱ¤¸¤ä¤ê¤«¤¿¤Ç¡¢
-¥é¥¤¥ó¥¨¥Ç¥£¥Ã¥È¥³¥Þ¥ó¥É¤Î¿·¤·¤¤¥¡¼³ä¤êÅö¤Æ¤ò»ØÄꤹ¤ë¡£
-¥é¥¤¥ó¥¨¥Ç¥£¥Ã¥È¥»¥¯¥·¥ç¥ó¤Ï¡¢²¼¤ÎÎã¤Î¤è¤¦¤Ë 1 ¹ÔËè¤Î
-¥¡¼¤È¥¢¥¯¥·¥ç¥ó¤Î¥ê¥¹¥È¤«¤é¤Ê¤ë¡£
+このセクションは、#command セクションで一般のコマンドの新しいキー割り当てを
+指定したときと同じやりかたで、
+ラインエディットコマンドの新しいキー割り当てを指定する。
+ラインエディットセクションは、下の例のように 1 行毎の
+キーとアクションのリストからなる。
.\"O .SH EXAMPLE
-.SH Îã
+.SH 例
.\"O The following input file describes the set of
.\"O default line-editing keys used by less:
-²¼¤ÎÆþÎÏ¥Õ¥¡¥¤¥ë¤Ï¡¢less ¤Ç»È¤ï¤ì¤ë
-¥Ç¥Õ¥©¥ë¥È¤Î¥é¥¤¥ó¥¨¥Ç¥£¥Ã¥È¥¡¼¤Î¥»¥Ã¥È¤òµ½Ò¤·¤Æ¤¤¤ë¡£
+下の入力ファイルは、less で使われる
+デフォルトのラインエディットキーのセットを記述している。
.sp
.nf
#line-edit
.sp
.\"O .SH "LESS ENVIRONMENT VARIABLES"
-.SH LESS ´Ä¶ÊÑ¿ô¥»¥¯¥·¥ç¥ó
+.SH LESS 環境変数セクション
.\"O The environment variable section begins with the line
-´Ä¶ÊÑ¿ô¥»¥¯¥·¥ç¥ó¤Ï¼¡¤Î¹Ô¤«¤é»Ï¤Þ¤ë¡£
+環境変数セクションは次の行から始まる。
.sp
#env
.sp
.\"O is simply to have all
.\"O .I less
.\"O configuration information stored in one file.
-¤³¤Î¹Ô¤Î¸å¤Ë¤Ï¡¢´Ä¶ÊÑ¿ô¤Î³ä¤êÅö¤Æ¥ê¥¹¥È¤¬Â³¤¯¡£
-³Æ¹Ô¤Ï¡¢´Ä¶ÊÑ¿ô̾¡¦¥¤¥³¡¼¥ëµ¹æ (=)¡¦´Ä¶ÊÑ¿ô¤Ë³ä¤êÅö¤Æ¤ëÃÍ¡¢
-¤Ç¹½À®¤µ¤ì¤ë¡£
-¥¤¥³¡¼¥ëµ¹æ¤ÎÁ°¸å¤Î¶õÇò¤Ï̵»ë¤µ¤ì¤ë¡£
-¤³¤ÎÊýË¡¤Ç³ä¤êÅö¤Æ¤é¤ì¤ëÊÑ¿ô¤Ï¡¢
+この行の後には、環境変数の割り当てリストが続く。
+各行は、環境変数名・イコール記号 (=)・環境変数に割り当てる値、
+で構成される。
+イコール記号の前後の空白は無視される。
+この方法で割り当てられる変数は、
.I less
-¤Ç¤·¤«»²¾È¤µ¤ì¤Ê¤¤¡£
-¤¢¤ëÊÑ¿ô¤¬¥·¥¹¥Æ¥à´Ä¶¤Ç¤â lesskey ¥Õ¥¡¥¤¥ë¤Ç¤â»ØÄꤵ¤ì¤Æ¤¤¤ë¾ì¹ç¡¢
-lesskey ¥Õ¥¡¥¤¥ë¤Ç¤ÎÃͤ¬Í¥À褵¤ì¤ë¡£
-lesskey ¥Õ¥¡¥¤¥ë¤Ï´Ä¶ÊÑ¿ô¤ò¾å½ñ¤¤¹¤ë¤¿¤á¤Ë»È¤¦¤³¤È¤â¤Ç¤¤ë¤¬¡¢
-lesskey ¥Õ¥¡¥¤¥ë¤Ç´Ä¶ÊÑ¿ô¤òÀßÄꤹ¤ë¼ç¤ÊÌÜŪ¤Ï¡¢
+でしか参照されない。
+ある変数がシステム環境でも lesskey ファイルでも指定されている場合、
+lesskey ファイルでの値が優先される。
+lesskey ファイルは環境変数を上書きするために使うこともできるが、
+lesskey ファイルで環境変数を設定する主な目的は、
.I less
-¤ÎÁ´¤Æ¤ÎÀßÄê¾ðÊó¤ò 1 ¤Ä¤Î¥Õ¥¡¥¤¥ë¤Ë¼ý¤á¤ë¤³¤È¤Ç¤¢¤ë¡£
+の全ての設定情報を 1 つのファイルに収めることである。
.\"O .SH EXAMPLE
-.SH Îã
+.SH 例
.\"O The following input file sets the -i option whenever
.\"O .I less
.\"O is run, and specifies the character set to be "latin1":
-²¼¤ÎÆþÎÏ¥Õ¥¡¥¤¥ë¤Ç¤Ï¡¢
+下の入力ファイルでは、
.I less
-¤ò¾ï¤Ë -i ¥ª¥×¥·¥ç¥ó¤ò¤Ä¤±¤Æ¼Â¹Ô¤·¡¢
-ʸ»ú¥»¥Ã¥È¤ò "latin1" ¤Ë¤¹¤ë¤è¤¦¤Ë»ØÄꤷ¤Æ¤¤¤ë¡£
+を常に -i オプションをつけて実行し、
+文字セットを "latin1" にするように指定している。
.sp
.nf
#env
.sp
.\"O .SH "SEE ALSO"
-.SH ´ØÏ¢¹àÌÜ
+.SH 関連項目
less(1)
.\"O .SH WARNINGS
-.SH ·Ù¹ð
+.SH 警告
.\"O It is not possible to specify special keys, such as uparrow,
.\"O in a keyboard-independent manner.
.\"O The only way to specify such keys is to specify the escape sequence
.\"O which a particular keyboard sends when such a keys is pressed.
-¾åÌð°õ¤Î¤è¤¦¤ÊÆü쥡¼¤ò¥¡¼¥Ü¡¼¥É¤Ë°Í¸¤·¤Ê¤¤ÊýË¡¤Ç»ØÄꤹ¤ë¤³¤È¤Ï
-ÉÔ²Äǽ¤Ç¤¢¤ë¡£
-¤½¤Î¤è¤¦¤ÊÆü쥡¼¤ò»ØÄꤹ¤ëÍ£°ì¤ÎÊýË¡¤Ï¡¢
-¤½¤Î¥¡¼¤¬²¡¤µ¤ì¤¿¤È¤¤Ë¥¡¼¥Ü¡¼¥É¤¬Á÷¤ë¥¨¥¹¥±¡¼¥×¥·¡¼¥±¥ó¥¹¤ò
-»ØÄꤹ¤ë¤³¤È¤Ç¤¢¤ë¡£
+上矢印のような特殊キーをキーボードに依存しない方法で指定することは
+不可能である。
+そのような特殊キーを指定する唯一の方法は、
+そのキーが押されたときにキーボードが送るエスケープシーケンスを
+指定することである。
.PP
.\"O On MS-DOS and OS/2 systems, certain keys send a sequence of characters
.\"O which start with a NUL character (0).
.\"O This NUL character should be represented as \e340 in a lesskey file.
-MS-DOS ¤È OS/2 ¤Ç¤Ï¡¢NUL ʸ»ú (0) ¤Ç»Ï¤Þ¤ëʸ»úÎó¤òÁ÷¤ë¥¡¼¤¬¤¢¤ë¡£
-¤³¤Î NUL ʸ»ú¤Ï¡¢lesskey ¥Õ¥¡¥¤¥ë¤Ç \e340 ¤Èɽ¤µ¤ì¤ë¡£
+MS-DOS と OS/2 では、NUL 文字 (0) で始まる文字列を送るキーがある。
+この NUL 文字は、lesskey ファイルで \e340 と表される。
-.SH Ãøºî¸¢
+.SH 著作権
Copyright (C) 2000 Mark Nudelman
.PP
lesskey is part of the GNU project and is free software;
Suite 330, Boston, MA 02111-1307, USA.
.\"O .SH AUTHOR
-.SH Ãø¼Ô
+.SH 著者
.PP
.\"O Mark Nudelman <marknu@flash.net>
.\"O .br
.\"O Send bug reports or comments to the above address or to bug-less@gnu.org.
Mark Nudelman <marknu@flash.net>
.br
-¥Ð¥°¤ÎÊó¹ð¤ä¥³¥á¥ó¥È¤Ï¡¢¾å¤Î¥¢¥É¥ì¥¹¤« bug-less@gnu.org ¤ØÁ÷¤Ã¤Æ²¼¤µ¤¤¡£
+バグの報告やコメントは、上のアドレスか bug-less@gnu.org へ送って下さい。
.\"O .SH PATCH
-.SH ¥Ñ¥Ã¥Á
+.SH パッチ
Copyright (c) 1994-2000 Kazushi (Jam) Marukawa, Japanized routines only
.br
Comments to: jam@pobox.com
.br
You may distribute under the terms of the Less License.
.PP
-[»²¹ÍÌõ]
+[参考訳]
.br
-Copyright (c) 1994-2000 Kazushi (Jam) Marukawa, ÆüËܸ첽¥ë¡¼¥Á¥ó¤Î¤ß¡£
+Copyright (c) 1994-2000 Kazushi (Jam) Marukawa, 日本語化ルーチンのみ。
.br
-¥³¥á¥ó¥È¤Ï jam@pobox.com ¤ØÁ÷¤Ã¤Æ²¼¤µ¤¤¡£
+コメントは jam@pobox.com へ送って下さい。
.br
-¤³¤Î¥Ñ¥Ã¥Á¤Ï Less ¥é¥¤¥»¥ó¥¹¤Î²¼¤ÇÇÛÉۤǤ¤ë¡£
+このパッチは Less ライセンスの下で配布できる。
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