.PP
\fIpathname\fP で指定されたパス名が絶対パスの場合、 \fIdirfd\fP は無視される。
.PP
-\fIflags\fP 引き数は、以下に示す値の 0 個以上の OR (論理和) をとって作成される ビットマスクである。
+\fIflags\fP 引数は、以下に示す値の 0 個以上の OR (論理和) をとって作成される ビットマスクである。
.TP
\fBAT_EMPTY_PATH\fP (Linux 2.6.39 以降)
.\" commit 65cfc6722361570bfe255698d9cd4dccaf47570d
に関するルールが適用される。
.SS "glibc での注意"
\fBfchownat\fP() が利用できない古いカーネルでは、 glibc ラッパー関数は \fBchown\fP() を使用するモードにフォールバックする。
-\fIpathname\fP が相対パスの場合、 glibc は \fIdirfd\fP 引き数に対応する \fI/proc/self/fd\fP
+\fIpathname\fP が相対パスの場合、 glibc は \fIdirfd\fP 引数に対応する \fI/proc/self/fd\fP
のシンボリックリンクに基づいてパス名を構成する。
.SS NFS
\fBchown\fP() 方式は UID マッピングを使用した NFS ファイルシステムを侵害する。
はシンボリックリンクを追跡しない。 Linux 2.1.86 以降ではこの新しいコール (古い \fBchown\fP() と全く同じ動作を行なう)
は同じシステムコール番号を持ち \fBchown\fP() は新しく導入された番号を持つ。
.SH 例
-以下のプログラムは、 二つ目のコマンドライン引き数で指定された名前のファイルの所有者を、 一つ目のコマンドライン引き数で指定された値に変更する。
+以下のプログラムは、 二つ目のコマンドライン引数で指定された名前のファイルの所有者を、 一つ目のコマンドライン引数で指定された値に変更する。
新しい所有者は、数字のユーザー ID かユーザー名のいずれかで指定できる (ユーザー名で指定した場合には、 \fBgetpwnam\fP(3)
を使ってシステムのパスワードファイルの検索が行われ、 ユーザー ID への変換が行われる)。
.SS プログラムのソース