フィールドにある情報を使ってパスのバッファーを修正する必要がある。 これらの修正は、さらに \fBfts_read\fP()
を呼び出そうとする場合には、元に戻しておかなければならない。 \fIfts_name\fP フィールドは、常に \fBNUL\fP 終端される。
.SS fts_open()
-\fBfts_open\fP() 関数は、文字列ポインターの配列へのポインターを引き数に取る。 この文字列ポインターは、論理ファイル階層をつくる 1
+\fBfts_open\fP() 関数は、文字列ポインターの配列へのポインターを引数に取る。 この文字列ポインターは、論理ファイル階層をつくる 1
つ以上のパスの名前になる。 配列は、 null ポインターで終端されなければならない。
.PP
.\" .Bl -tag -width "FTS_PHYSICAL"
パフォーマンスの最適化のため、 fts 関数群はファイル階層をたどるときディレクトリを変える。 これには、階層をたどっている間は
アプリケーションがある特定のディレクトリにいるということに 依存できない、という副作用がある。 \fBFTS_NOCHDIR\fP
オプションで最適化を無効にすると、 fts 関数群は現在のディレクトリを変更しない。 \fBFTS_NOCHDIR\fP が指定され、かつ
-\fBfts_open\fP() の引き数として絶対パス名が与えられたとき以外、アプリケーションは、 自らカレントディレクトリを変更したり、
+\fBfts_open\fP() の引数として絶対パス名が与えられたとき以外、アプリケーションは、 自らカレントディレクトリを変更したり、
ファイルにアクセスしたりすべきではない、という点に注意すること。
.TP
\fBFTS_NOSTAT\fP
\fBFTS_LOGICAL\fP または \fBFTS_PHYSICAL\fP のどちらかを \fBfts_open\fP() 関数に与えなければ「ならない」。
.TP
\fBFTS_SEEDOT\fP
-デフォルトでは、 \fBfts_open\fP() のパス引き数として指定されない限り、ファイル階層中にある "." または ".."
+デフォルトでは、 \fBfts_open\fP() のパス引数として指定されない限り、ファイル階層中にある "." または ".."
という名前のファイルは無視される。 このオプションは、 fts ルーチンにこれらのファイルの \fIFTSENT\fP 構造体を返させる。
.TP
\fBFTS_XDEV\fP
このリンクリストは再生成される。
.PP
特別な場合として、 \fBfts_read\fP() がファイル階層について呼ばれていない場合、 \fBfts_children\fP() は
-\fBfts_open\fP() に指定された論理ディレクトリ (つまり、 \fBfts_open\fP() に指定された引き数)
+\fBfts_open\fP() に指定された論理ディレクトリ (つまり、 \fBfts_open\fP() に指定された引数)
の中にあるファイルへのポインターを返す。 それ以外の場合で、 \fBfts_read\fP() によって最も新しく返された \fIFTSENT\fP 構造体が
preorder でたどられたディレクトリでない場合や 何も含んでいないディレクトリの場合は、 \fBfts_children\fP() は \fBNULL\fP
を返し、 \fIerrno\fP を 0 にする。 エラーが起こった場合、 \fBfts_children\fP() は \fBNULL\fP を返し、