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LDP: Replace '引き数' with '引数'
[linuxjm/jm.git] / manual / LDP_man-pages / draft / man7 / math_error.7
index b162971..09019b3 100644 (file)
@@ -80,8 +80,8 @@ fetestexcept(FE_INVALID | FE_DIVBYZERO | FE_OVERFLOW |
 .PP
 数学関数で発生するエラー条件については以下で説明する。
 .SS "領域エラー (domain error)"
-\fI領域エラー\fP が発生するのは、数学関数に渡された引数の値がその関数が定義されている 領域に入っていない場合である (例えば \fBlog\fP(3)
-に負の引数を渡した場合)。 領域エラーが発生すると、 数学関数は普通は NaN を返し (同じ状況で違う値を返す関数もある)、 \fIerrno\fP に
+\fI領域エラー\fP が発生するのは、数学関数に渡された引数の値がその関数が定義されている 領域に入っていない場合である (例えば \fBlog\fP(3)
+に負の引数を渡した場合)。 領域エラーが発生すると、 数学関数は普通は NaN を返し (同じ状況で違う値を返す関数もある)、 \fIerrno\fP に
 \fBEDOM\fP を設定し、「無効 (invalid)」 浮動小数点例外 (\fBFE_INVALID\fP)  を上げる。
 .SS "極エラー (pole error)"
 \fI極エラー\fP が発生するのは、関数の数学的な結果が無限大そのものとなる場合である (例えば 0 の対数は負の無限大である)。
@@ -104,7 +104,7 @@ double\fP に対応する)。 結果の符号は、その関数の数学的な
 の値を返す、となっている)。 \fIerrno\fP は \fBERANGE\fP に設定され、「アンダーフロー」浮動小数点例外 (\fBFE_UNDERFLOW\fP)
 が上がる。
 .PP
-いくつかの関数では、渡された引数の値や、正しい関数の結果が \fIsubnormal (非正規化数)\fP になる場合に範囲エラーを上げる。
+いくつかの関数では、渡された引数の値や、正しい関数の結果が \fIsubnormal (非正規化数)\fP になる場合に範囲エラーを上げる。
 subnormal な値とは、0 ではないが、その値が小さすぎて (仮数部の最上位ビットが 1 となる) 標準形では表現できないような値である。
 subnormal な値の表現では、仮数部の上位側のビットに 1 個以上の 0 が 含まれることになる。
 .SH 注意
@@ -118,8 +118,8 @@ C99 と POSIX.1\-2001 で規定されている \fImath_errhandling\fP 識別子
 .PP
 .\" http://www.securecoding.cert.org/confluence/display/seccode/FLP32-C.+Prevent+or+detect+domain+and+range+errors+in+math+functions
 \fIerrno\fP と \fBfetestexcept\fP(3)  の両方を使ってエラーチェックを行うことで複雑になるのを避けるため、
-多くの場合、関数呼び出しを行う前に不正な引き数かのチェックを行う 方法が推奨されている。 例えば、以下のコードは、 \fBlog\fP(3)  の引き数が
-NaN でも (極エラーとなる) 0 でも (領域エラーとなる) 0 未満 でもないことを保証するものである。
+多くの場合、関数呼び出しを行う前に不正な引数かのチェックを行う 方法が推奨されている。 例えば、以下のコードは、 \fBlog\fP(3)  の引数が NaN
+でも (極エラーとなる) 0 でも (領域エラーとなる) 0 未満 でもないことを保証するものである。
 .PP
 .in +4n
 .EX