\fBpreadv\fP() システムコールは \fBreadv\fP() と \fBpread\fP(2) の機能を
組み合わせたものである。
\fBreadv\fP() と同じ処理を実行するが、
-4 番目の引き数 \fIoffset\fP が追加されており、
-この引き数は入力操作を行うファイルオフセットを指定する。
+4 番目の引数 \fIoffset\fP が追加されており、
+この引数は入力操作を行うファイルオフセットを指定する。
.PP
\fBpwritev\fP() システムコールは \fBwritev\fP() と \fBpwrite\fP(2) の機能を
組み合わせたものである。
\fBwritev\fP() と同じ処理を実行するが、
-4 番目の引き数 \fIoffset\fP が追加されており、
-この引き数は出力操作を行うファイルオフセットを指定する。
+4 番目の引数 \fIoffset\fP が追加されており、
+この引数は出力操作を行うファイルオフセットを指定する。
.PP
これらのシステムコールで、ファイルオフセットは変更されない。
\fIfd\fP が参照するファイルは seek 可能でなければならない。
の返り値経由で知ることができる。 最近の Linux では、 この上限値は 1024 である。 Linux 2.0 の頃は、 この値は 16 であった。
.SS "C ライブラリとカーネルの違い"
素のシステムコール \fBpreadv\fP() と \fBpwritev\fP() のシグネチャーは、 「書式」に書かれている対応する GNU C
-ライブラリのラッパー関数のものとは少し異なる。 最後の引き数 \fIoffset\fP はラッパー関数によりシステムコールの 2 つの引き数に展開される。
+ライブラリのラッパー関数のものとは少し異なる。 最後の引数 \fIoffset\fP はラッパー関数によりシステムコールの 2 つの引数に展開される。
.PP
\fB unsigned long \fP\fIpos_l\fP\fB, unsigned long \fP\fIpos\fP
.PP
-これらの引き数は、それぞれ、 \fIoffset\fP の下位 32 ビットと上位 32 ビットである。
+これらの引数は、それぞれ、 \fIoffset\fP の下位 32 ビットと上位 32 ビットである。
.SS "以前の C ライブラリとカーネルの違い"
古いバージョンの Linux では \fBIOV_MAX\fP が非常に小さかったという事実に対処するため、 glibc の \fBreadv\fP() と
\fBwritev\fP() のラッパー関数は、 その関数の内部で呼ばれるカーネルシステムコールがこの上限を超過して失敗したことを検出すると、