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\fIkey\fP の値が \fBIPC_PRIVATE\fP の場合、もしくは \fIkey\fP に対応する共有メモリーセグメントが存在せず、 \fIshmflg\fP に
\fBIPC_CREAT\fP が指定されていた場合、 新しい共有メモリーセグメントを作成する。 作成される共有メモリーセグメントは、 \fIsize\fP
-引き数の値を \fBPAGE_SIZE\fP の倍数へと切り上げた (round up) 大きさとなる。
+引数の値を \fBPAGE_SIZE\fP の倍数へと切り上げた (round up) 大きさとなる。
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\fIshmflg\fP に \fBIPC_CREAT\fP と \fBIPC_EXCL\fP の両方が指定された場合、 \fIkey\fP
に対応する共有メモリーセグメントが既に存在すると、 \fBshmget\fP() は失敗し、 \fIerrno\fP に \fBEEXIST\fP が設定される
\fBproc\fP(5) にある \fI/proc/sys/vm/overcommit_memory\fP ファイルに関する議論も参照のこと。
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上記のフラグに加えて、 \fIshmflg\fP の下位 9 ビットは、所有者、グループ、その他への許可を指定する。 これらのビットは \fBopen\fP(2)
-の \fImode\fP 引き数と同じ形式で同じ意味を持つ。 今のところ、システムは実行 (execute) 許可を参照しない。
+の \fImode\fP 引数と同じ形式で同じ意味を持つ。 今のところ、システムは実行 (execute) 許可を参照しない。
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共有メモリーセグメントが新たに作成される際、 共有メモリーセグメントの内容は 0 で初期化され、 関連情報を保持するデータ構造体 \fIshmid_ds\fP
は以下のように初期化される。