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LDP: Replace '引き数' with '引数'
[linuxjm/jm.git] / manual / LDP_man-pages / release / man3 / fopencookie.3
index fb27665..1091898 100644 (file)
@@ -51,7 +51,7 @@ fopencookie \- 独自のストリームをオープンする
 .IP *
 "cookie" データ型を定義する。 "cookie" データ型は、上記のフック関数が使用する管理情報 (例えば、データを格納する場所など)
 を提供する構造体である。 標準の I/O パッケージにはこの cookie の内容に関する情報を持たないが (したがって
-\fBfopencookie\fP() に渡される際の型は \fIvoid\ *\fP である)、 フック関数が呼び出される際に第一引数として cookie
+\fBfopencookie\fP() に渡される際の型は \fIvoid\ *\fP である)、 フック関数が呼び出される際に第一引数として cookie
 が渡される。
 .IP *
 \fBfopencookie\fP() を呼び出して、新しいストリームをオープンし、 そのストリームに cookie とフック関数を関連付ける。
@@ -59,13 +59,13 @@ fopencookie \- 独自のストリームをオープンする
 \fBfopencookie\fP() 関数は \fBfopen\fP(3) と同様の機能を持つ。 新しいストリームをオープンし、
 そのストリームに対して操作を行うのに使用する \fIFILE\fP オブジェクトへのポインターを返す。
 .PP
-\fIcookie\fP 引き数は、 新しいストリームに関連付けられる呼び出し元の cookie 構造体へのポインターである。 このポインターは、 標準
-I/O ライブラリが以下で説明するフック関数のいずれかを呼び出す際に第 1 引き数として渡される。
+\fIcookie\fP 引数は、 新しいストリームに関連付けられる呼び出し元の cookie 構造体へのポインターである。 このポインターは、 標準 I/O
+ライブラリが以下で説明するフック関数のいずれかを呼び出す際に第 1 引数として渡される。
 .PP
-\fImode\fP 引数は \fBfopen\fP(3) と同じ意味を持つ。 指定できるモードは \fIr\fP, \fIw\fP, \fIa\fP, \fIr+\fP, \fIw+\fP,
+\fImode\fP 引数は \fBfopen\fP(3) と同じ意味を持つ。 指定できるモードは \fIr\fP, \fIw\fP, \fIa\fP, \fIr+\fP, \fIw+\fP,
 \fIa+\fP である。 詳細は \fBfopen\fP(3) を参照。
 .PP
-\fIio_funcs\fP 引数は、 このストリームを実装するのに使用されるプログラマーが定義した関数を指す 4 つのフィールドを持つ構造体である。
+\fIio_funcs\fP 引数は、 このストリームを実装するのに使用されるプログラマーが定義した関数を指す 4 つのフィールドを持つ構造体である。
 この構造体は以下のように定義されている。
 .PP
 .in +4n
@@ -86,7 +86,7 @@ typedef struct {
 .IP
     ssize_t read(void *cookie, char *buf, size_t size);
 .IP
-引数 \fIbuf\fP と \fIsize\fP は、 それぞれ、 入力データを配置できるバッファーとそのバッファーのサイズである。 関数の結果として、
+引数 \fIbuf\fP と \fIsize\fP は、 それぞれ、 入力データを配置できるバッファーとそのバッファーのサイズである。 関数の結果として、
 \fIread\fP 関数は \fIbuf\fP にコピーされたバイト数を、 ファイル末尾の場合は 0 を、 エラーの場合は \-1 を返す。 \fIread\fP
 関数はストリームのオフセットを適切に更新すべきである。
 .IP
@@ -97,7 +97,7 @@ typedef struct {
 .IP
     ssize_t write(void *cookie, const char *buf, size_t size);
 .IP
-引数 \fIbuf\fP と \fIsize\fP は、 それぞれ、 ストリームへの出力するデータが入ったバッファーとそのバッファーのサイズである。
+引数 \fIbuf\fP と \fIsize\fP は、 それぞれ、 ストリームへの出力するデータが入ったバッファーとそのバッファーのサイズである。
 関数の結果として、 \fIwrite\fP 関数は \fIbuf\fP からコピーされたバイト数を返し、 エラーの場合は \-1 を返す。
 (この関数は負の値を返してはならない。) \fIwrite\fP 関数はストリームのオフセットを適切に更新すべきである。
 .IP
@@ -108,8 +108,7 @@ typedef struct {
 .IP
     int seek(void *cookie, off64_t *offset, int whence);
 .IP
-\fI*offset\fP 引き数は新しいファイルオフセットを指定する。 新しいオフセットは \fIwhence\fP
-に以下の値のどれが指定されたかに応じて決まる。
+\fI*offset\fP 引数は新しいファイルオフセットを指定する。 新しいオフセットは \fIwhence\fP に以下の値のどれが指定されたかに応じて決まる。
 .RS
 .TP 
 \fBSEEK_SET\fP
@@ -130,11 +129,11 @@ typedef struct {
 .TP 
 \fIcookie_close_function_t *close\fP
 この関数はストリームをクローズする。 このフック関数では、 このストリームに割り当てられたバッファーを解放するといったことができる。 呼び出される際、
-1 つの引数を受け取る。
+1 つの引数を受け取る。
 .IP
     int close(void *cookie);
 .IP
-\fIcookie\fP 引数は \fBfopencookie\fP() の呼び出し時にプログラマーが渡した cookie である。
+\fIcookie\fP 引数は \fBfopencookie\fP() の呼び出し時にプログラマーが渡した cookie である。
 .IP
 関数の結果として、 \fIclose\fP 関数は成功すると 0 を、 エラーの場合 \fBEOF\fP を返す。
 .IP
@@ -158,7 +157,7 @@ T}  Thread safety   MT\-Safe
 この関数は非標準の GNU 拡張である。
 .SH 例
 以下のプログラムは、 \fBfmemopen\fP(3) で利用できるのと似た (同じではない) 機能を持つ独自のストリームを実装している。
-データがメモリーバッファーに格納されるストリームを実装している。 このプログラムは、 コマンドライン引数をストリームに書き込み、
+データがメモリーバッファーに格納されるストリームを実装している。 このプログラムは、 コマンドライン引数をストリームに書き込み、
 それからストリームをたどって 5 文字ごとに 2 文字を読み出して、 それを標準出力に書き込む。 以下のシェルセッションはこのプログラムの使用例である。
 .PP
 .in +4n