.TP
\fBFTW_SKIP_SUBTREE\fP
\fIfn\fP() が呼び出されたエントリーがディレクトリ (\fItypeflag\fP が \fBFTW_D\fP) の場合に、この値を返すと \fIfn\fP()
-の引き数として渡されたディレクトリ内のエントリーの処理が行われなくなる。 \fBnftw\fP() は処理中のディレクトリの兄弟 (同じ階層のエントリー)
+の引数として渡されたディレクトリ内のエントリーの処理が行われなくなる。 \fBnftw\fP() は処理中のディレクトリの兄弟 (同じ階層のエントリー)
から処理を続ける。
.TP
\fBFTW_STOP\fP
\fBFTW_CHDIR\fP
セットされると、ディレクトリの内容を処理する前に そのディレクトリに \fBchdir\fP(2) する。このフラグは、 \fIfpath\fP
が属すディレクトリで何らかの動作を実行する必要がある場合に 便利である。
-(このフラグを指定しても \fIfn\fP の \fIfpath\fP 引き数で渡されるパス名には影響しない。)
+(このフラグを指定しても \fIfn\fP の \fIfpath\fP 引数で渡されるパス名には影響しない。)
.TP
\fBFTW_DEPTH\fP
-セットされると、帰りがけ順探索 (post\-order traversal) を行う。 つまり、ディレクトリそのものを引き数とした \fIfn\fP()
+セットされると、帰りがけ順探索 (post\-order traversal) を行う。 つまり、ディレクトリそのものを引数とした \fIfn\fP()
呼出しは、そのディレクトリに含まれるファイルとサブディレクトリに 対する処理の「後で」行われる
(デフォルトでは、ディレクトリ自身の処理はディレクトリ内のエントリー より「前に」行なわれる)。
.TP
was eventually fixed in glibc 2.30, so that the glibc implementation (once
more) follows the POSIX specification.
.SH 例
-以下のプログラムは、一つ目のコマンドライン引き数を名前に持つパス以下の ディレクトリツリーを探索する。引き数が指定されなかった場合は、
-カレントディレクトリ以下を探索する。 各々のファイルについて様々の情報が表示される。 二番目のコマンドライン引き数に文字を指定することで、
-\fBnftw\fP() を呼び出す際に \fIflags\fP 引き数に渡す値を制御することができる。
+以下のプログラムは、一つ目のコマンドライン引数を名前に持つパス以下の ディレクトリツリーを探索する。引数が指定されなかった場合は、
+カレントディレクトリ以下を探索する。 各々のファイルについて様々の情報が表示される。 二番目のコマンドライン引数に文字を指定することで、
+\fBnftw\fP() を呼び出す際に \fIflags\fP 引数に渡す値を制御することができる。
.SS プログラムのソース
\&
.EX