.PP
\fBtmpnam\fP() 関数は、ファイル名に使える文字列へのポインターを返す。
ある時点では同じ名前を持つファイルが存在しないファイル名が返されるので、 幼稚なプログラマはこの文字列が一時ファイルのファイル名として
-適していると考えるかもしれない。 引き数 \fIs\fP が NULL なら、この名前は内部の静的バッファーに作成され、 次に \fBtmpnam\fP()
+適していると考えるかもしれない。 引数 \fIs\fP が NULL なら、この名前は内部の静的バッファーに作成され、 次に \fBtmpnam\fP()
関数が呼び出された時に上書きされる。 \fIs\fP が NULL でなければ、ファイル名は \fIs\fP が指す (少なくとも \fIL_tmpnam\fP
の長さを持つ) 文字配列にコピーされ、 成功した場合は \fIs\fP が返される。
.PP
.PP
移植性が必要な、スレッドを使ったアプリケーションでは、 \fB_POSIX_THREADS\fP か
\fB_POSIX_THREAD_SAFE_FUNCTIONS\fP が定義されている場合に、 \fBtmpnam\fP() 関数を NULL
-引き数で呼び出してはならない。
+引数で呼び出してはならない。
.SH バグ
決してこれらの関数を使用しないこと。代わりに \fBmkstemp\fP(3) か \fBtmpfile\fP(3) を使うこと。
.SH 関連項目